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5時間で金融IT検定初級に合格しました

こんにちは、モトイエです。
資格合格レポート vol.2ということで、今回は2024年12月に合格した金融IT検定初級の合格レポです。
5時間くらいの勉強で合格できたので、爆速で合格したい方の参考になれば幸いです。

金融IT検定とは

■試験概要

金融業界に従事するすべての方を対象として、金融×ITの知識を網羅的に出題する試験です。

特定非営利活動法人 金融IT協会

2024年9月に始まった、大変若い試験です。
ITパスポートの次ステップと位置付けられており、ITパスポート相当の知識は前提とされているようです。
分野はITシステム、金融デジタルビジネス、金融システムの3分野です。
■試験形式
テストセンターでのCBT形式
■試験時間・問題数
60分・60問(合計300点)
■合格基準
非公開
※おそらくITパスポートのような感じで、総合点で60%以上、分野ごとに30%以上とかなのではと想像。

受験のきっかけ

転職して金融業界のITに携わることになり、広く浅い知識の習得にはちょうど良いと思ったため。
一般的なITのほか、全銀ネットやCAFISなど金融特有のシステム、FinTechなどについても広く浅く学べるので結果的に良かったと思います。

勉強方法・勉強時間

公式テキスト1周と、公式サイトのサンプル問題(計10問)の2本立てで、計5時間程度勉強しました
流れとしては、公式テキストで1分野完読→サンプル問題の当該分野解答、を3分野繰り返す感じです。
まだ過去問もないため、必然的にこういう勉強方法になってしまうと思います。

公式テキスト
5時間くらいで1周しました。
読むのが速い人だともう少し短縮できるかもしれません。
価格は2,640円です。
過去問がないため公式テキストは必須‪……‬ですが、このテキスト、あまりクオリティは高くありません
私が特に気になった点は以下のとおり。

  • 著者が複数いるせいか、内容の重複が多い。例えば2ページ後ろに全く同じ内容の説明が微妙に異なる文言で記載されている。

  • 「、」と「,」が統一されていない

  • 技術や概念に関し、実際の取組の例示(ある銀行では〜がなされています、など)がよくあるのですが、あまりに表現が抽象化されているせいで、全く具体性がない

こんな風に、ちょっとイマイチな点は多いのですが、
過去問も参考書もない以上、公式テキストに頼らざるを得ない状況です
また、実際に受験した所感としても、この公式テキストは必読だと思います
「そんな細かい情報まで問う?」と思うほど、公式テキストに忠実に出題されます。
用語の意味や用語に関する取組の具体例はもちろんですが、まさか円グラフの中身まで出題されるとは思いませんでした
合格を確実にしたいのであれば、2周くらいしても良いかもしれません。
それでも合計10時間もかからないでしょうし。
公式サイトにシラバスが掲載されていますが、記載の用語全ての意味がわかるようになっていれば、合格の可能性は高いと思います。

公式サイトのサンプル問題
ご覧のとおりですが、10問しかありません。
この10問が試験の傾向全てを網羅しているわけではありませんが、現時点ではこれしか手掛かりがないので、とりあえず見ておいたほうが良いとは思います。

試験結果

総合評価点 240点 / 300点(合格)
分野別
- ITシステム 70点 / 100点
- 金融ビジネス 95点 / 100点
- 金融システム 75点 / 100点

感想

試験は15分ほどで終えました。
余裕やろと思ってテキスト一周で臨みましたが、意外とわからない問題が多くて焦りました‪……‬。
とはいえそれでも8割は取れたので、これは余裕だなと思えるくらいで臨めば十分なのだと思います。

金融ITの中の特定の一分野のみに携わる人はオススメしませんが、広範囲に携わる人にはオススメです。
私の場合、広く浅く、金融ITの勉強になったので、そういう意味で意義のある試験だとは思っています。

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