無職のまま歳をとったので振り返る
実家での無職生活もちょうど4ヶ月を迎え、気づけば今日で22歳の誕生日になっていた。
未だ、親には仕事を辞めたことを話せてないしバレる気配もない。最近になってやっと失業保険が支給されたので、そのお金を毎月家に入れる分に充てて今は何とかやっている。ここで一つの節目として、前回のnoteを挙げてからの3ヶ月間の振り返りと今後の予定について、今一度整理して書いてみようと思う。
↓前回
これまで
まずエア出勤先についてだが、毎日図書館に通っていただけなので正直それほど書くことはない。
平日の図書館は高齢者が大半だが、毎日同じ席に青いリュックを置いてイヤホンをつけながらスマホの音ゲーか何かをやってる謎のオッサンがいて、彼にはひそかに仲間意識を持っている。
ただ、たまに午後の早い時間から結構な人数の学生が押し寄せてくる日があり(おそらくテスト期間)、そういう時はすごく居心地が悪かった。俺や青リュックのオッサンは訳あって日中家に居れなくて、その上金もないからお店にも入れなくて、本当に図書館しか残されてないから縋り付いているのに。君たち未来あるガキ共にとって図書館なんて数ある文化資本の一つでしかないんだろうけど、俺たちにとっては最後の居場所なんだよね。それすらもいたずらに奪われる様には、もはや悔しさを超えた無力感を覚えた。
こんな感じで気分が沈んだ時は、運動不足解消も兼ねてジョギングをした。これが割と気持ち良くて、なにより図書館近くの並木道の紅葉が綺麗だった。月並みだけど、こういう小さな幸せっていいですよね……
次に郵便物について。無職になって社会保険を抜けると、その事実を叩きつけるが如く保険関係の書類がどっさり送られてくるので、これらを親に見られる前にポストから回収する必要がある。そこで、前回のnoteで書いた通りその受け取りを弟に手伝ってもらっていたのだが、9月の終わりにはもう下宿先に帰ってしまった。
これにはかなり焦ったし、なんなら半分諦めモードに入っていた。しかし、幸いにも全ての郵便物がたまたま親の帰りが遅い日に届いてくれたおかげでなんとか回収できた。こうして無事エア出勤における最大の山場を超え、「もう後戻りはできないな」と腕の包帯を外した飛影の顔つきになった。俺は本当に行けるところまで行くからみんなもついて来てほしい。
また、前回の最後で健康診断についての懸念を書いたが、結論から言うと診断当日"まで"はなんとかやり過ごすことができた。
これはひとえに自分の信用が無さ過ぎるせいなのだけど、うちの母親はよそと比べるとやや過干渉な方であり、当日提出する採尿キットはもうもらったのか等々いろいろ聞かれることは請け合いだった。そこで、健康センターまで赴き、採尿キットだけなくしたのでくださいと言って貰ってきた。
問題はここからである。特に健康面に不安があったわけでもないので、例年通りならわざわざ結果を見せるよう催促されることも無かったと思う。しかし、今回は親からの要望でアレルギーを調べるオプション検査を受けることになってしまった。なぜ今年に限ってなんだ…………ちなみに診断当日はオプション検査の追加料金用に貰ったお金でカラオケに行った。
当然、ひと月ほど経った頃に結果が帰ってきたかどうか聞かれた。とりあえず、結果は会社でもらったけどなんやかんやあってなくしたから再発行するよと伝えた(個人的に診断を受けるという手もあったが、高額な上に何かの拍子で受診日とかを見られたら意味無いので辞めた)。バレる要因としては現状これが一番のネックになっている。まさか日本企業の福利厚生の賜物に足元を掬われるとは思ってもみなかったよ……
他にも年末調整の用紙をもらったか聞かれたが、ハロワの入口で各種申告書が置かれていたのでそれを持ち帰り、事なきを得た。調べたら国税庁のHPから印刷もできるみたいなので、もし私と同じ状況になった方がいれば参考にしてみてください。
それと、我が家の冷蔵庫には私が辞めた会社の年間カレンダーが貼ってあるので、その来年分を用意する必要があった。そこで、エクセル目当てで快活クラブを利用し、今年のものを参考にそれっぽいカレンダーを自作した。めんどくさかったけど、存在しない年間予定について自分で休日を割り振っていくのは経営シミュレーションゲームみたいでちょっと楽しかった。
余談だが、11月頃にコのワクチンを予約していた。なんだけど、直前で注射が怖くなってエア接種してしまった。それで接種を証明するシールをもらってないのが親に見られ、病院に問い合わせろと詰められて後に引けなくなったので白状した。
あんまり辛気臭くなるような自虐はしたくないけど、俺の人生全部『ごまかし』なんかなあ?ってなってしまった。みんなも親に嘘つくのは程々にしよう。
あといつだったか、母親から朝一番に「アンタが勝手に仕事辞めてる夢を見た」と言われた日は流石にこんな→😲顔になった。
これから
実は先日職業訓練校の1月開講コースに合格したので、早速正月明けから半年ほど通う。
職業訓練校は、主に失業保険受給中の無職が職業訓練と称して学生ごっこに興じることで失業保険の受給期間を延ばせるという素晴らしい制度だ。週5で9:30~15:30の間授業をやるらしい。まあ座って話聞いてるだけならバイトよりは楽か……ひとまずこれであと半年はお金の悩みから解放されるのがとても嬉しい。もう始まりだよこの国。
無論応募した理由は失業保険の延長が一番だが、もう一つの理由として屋内で暖を取りたいからというのがある。当方ゴリゴリの雪国住みなので、今の季節だと朝家を出てから図書館が空くまでの時間を生き抜くのが冗談抜きで厳しい。車の暖房頼りだとガソリンがもたないし、スーパーのイートインは安価で使える分隙間風が吹きすさんでいるのだ。冬は刑務所に入りたがって犯罪を犯すホームレスが増えるみたいな話をどこかで読んだのを思い出す。漏れたちみんな考えることは同じなんだね。これが生きるってこと?
ということで図書館編が今年いっぱいで完結し、来年から職業訓練校編が始まる。ただ健康診断の件があるので、エア出勤に関しては多分終わりは近い。訓練校を卒業した後のことは考えてないが、とにかく定職にだけは就きたくないぜ。
来年の抱負
できる範囲で逃げ癖を治す