見出し画像

「DNAはAIにオールインします」南場智子会長のプレゼンは必聴

AIの普及・定着は、もはや疑いようのない真実。DNAの南場会長が「DNAはAIにオールインします」と宣言。1990年代にインターネットの波に乗って事業拡大した同社にとって、第二創業の気持ちで取り組むという力強いメッセージ。

AIは、人類に置き換わるのか、人類の能力を拡張するのか?これは、AIに関する最もホットな話題のひとつですが、南場会長は明確に後者の立場を取っています。

現在の事業に関わる人員を半減させ、それらの人員を新規事業創出に振り向ける。10人1組でユニコーン創出を目指す。

AIにオールインすると言っても、オープンAIやGoogleに対抗して汎用モデルの開発に取り組む訳ではない。自社の資産が活かせるアプリケーションレイヤーにフォーカスする(下記、テックスタック図参照)。

2021年にクラウドシフトを完了した。実は、DNA社はオンプレミスで、コスト優位性と競争力のあるシステムを構築していた為、クラウドシフトに関しては後発組であった。リスクを取って断行し、成功させた。その結果、余ったエンジニアがより創造的な仕事に従事することができるようになった。この経験を活かし、AIシフトを断行する。

従って、人材不要論に対しては懐疑的。単純作業をAIに任せることで、エンジニアは、人間にしかできない創造的な仕事に集中する。仕事は濃くなる。結果、会社としての競争優位創出を目指す。

すべての産業あるいは個人の生活をAIでアップデートしていくというビジネスオポチュニティ、このおいしい時代に、このビジネスオポチュニティを取り込んで実現するためにはAIの専門家が必要なわけですし、専門家だけじゃなくて、AISavvyとかAIフレンドリーって書きましたけれども、「AIを用いて何かつくってやるぞ」という気持ちのあるエンジニアに対する需要は、高まる一方だと思います。そしてすべてのプロダクトは、AI×業界知識でできていきます。ですから業界に関する専門知識ですとか業務に関する知識、あるいはデータそして顧客基盤へのアクセスを有する人材への需要というのも当然高まっていきます

コンピュータがどんどん人間に近づいてくる中で、本当の人間の営みに対する渇望というのはどんどん高まってくるだろうと思います。たとえばスポーツはその典型ですね。やはり人間らしさ、そして人々の感動というものに対するセンシティビティは、この時代ますます重要になっていくと思います。このことを忘れずに、第2の創業をやっていかなければいけないというふうに思っています。

要は、波をつかむかどうかだと思っています。私個人もですね、実は最近、日本の女性の平均健康寿命はどれくらいかなんて調べちゃって、「あと10数年じゃないか」と。「どうしよう10数年で何ができるんだろう」と焦ったこともありましたけれども、AIエージェントを使い倒して、10倍、あるいはそれ以上ですね、仕事ができる可能性が現実のものとして感じられています。ということは、100年分の仕事ができるぞと思って張り切っています。ご清聴ありがとうございました。

こちらの動画でも、単純作業系のエンジニア業務はAIに代替されるという話が展開されています。


いいなと思ったら応援しよう!

マルセロ| 事業プロデューサー
いつもお読み頂きありがとうございます。サポート励みになります。皆さまとの交流をどんどん広げていければと思います。

この記事が参加している募集