[kintone] 便利にコピペしたい人用のChrome拡張を公開しました
こんにちは、キン担ラボの本橋です。
これまで何度かnoteで途中経過をお知らせしてきたkinToysをChromeウェブストアに公開することができました。
kinToysはkintoneの画面上から一覧やレコード詳細をクリップボードに直接コピーできるChrome拡張機能です。こちら⇩のリンクからお使いのブラウザ(ChromeやEdge)にインストールできます。
このnoteではkinToysの使い方や基本機能を紹介します。
1. 拡張機能の概要
kinToys(キントイズ)は、kintoneのコンテンツを簡単にクリップボードにコピーして、他のアプリケーションとのデータ連携をスムーズにするChrome拡張機能です。
詳細画面の閲覧やCSVのエクスポートといった従来の手順を省略することで、kintoneを起点に行うあらゆる作業の効率向上を目的としています。
2. インストール方法
kinToysのインストール手順:
Chromeウェブストアにアクセスします。
検索バーに「kinToys」と入力し、検索します。
kinToys拡張機能を選択し、「Chromeに追加」ボタンをクリックします。
ポップアップで「拡張機能を追加」を選択すると、インストールが完了します。
動作環境(対応ブラウザ):
Google ChromeやMicrosoft EdgeなどのChromium系のWebブラウザでインストールできます。
3. 主な2つのコピー機能と特徴
クイックコピー(Quick Copy)
kintoneの画面上で表のセルをクリックすることで、セル単体や行全体、またはレコード全体をクリップボードにコピーします。コピー対象はポップアップウィンドウのラジオボタンであらかじめ選択しておきます。特定の情報を素早く取得したい場合に便利です。グラブコピー(Grab Copy)
拡張機能アイコンをクリックしてポップアップウィンドウを開き、「Grab & Copy」ボタンから実行します。画面上の表全体や詳細画面に表示されているレコード全体の情報を一気にコピーすることができます。大量のデータを一括して取得したいときに適しています。
それぞれの機能の呼び出し方を動画にしました。画面クリックで実行するとクイックコピー、拡張機能のアイコンから実行するとグラブコピーです。
4. kinToysの使い方
基本的な手順:
インストール後、ブラウザの拡張機能アイコンをクリックしてポップアップウィンドウを開き、使用したいモードを選択します。
Quick Copyを使用して、特定のセルや行、レコードをクリックしてコピーしたり、Grab & Copyを使用して表全体やレコード全体を一気にコピーしたりできます。
便利な使い方:
Excelとの連携: TSV形式でコピーした一覧表をExcelに貼り付けて簡単にデータを管理・編集できます。
LLM(大規模言語モデル)との連携: ChatGPTなどに表を貼り付けて、簡単にデータを加工・編集することが可能です。
クリップボードツールとの連携: Cliborなどの履歴管理機能と組み合わせてキューやスタックを有効にするとなお便利です。(参考: レコードURLを単純化してクリップボードにコピーする)
テンプレート機能: 任意のフォーマットでJSONやYAMLを生成したり、メールテンプレートを使ってkintoneレコードからメール本文を自動作成したりできます。(参考: レコードから定型文を作成する)
5. トラブルシューティングとFAQ
Q: kinToysはどのブラウザで使用できますか?
A: Google ChromeやMicrosoft EdgeなどのChromium系ブラウザで使用できます。Q: 拡張機能が動作しない場合の対処方法は?
A: kintoneの画面上で動作しているか確認し、問題が続く場合は拡張機能を一度無効にして再度有効化してください。Q: kinToysはオープンソースですか?
A: はい、githubにMITライセンスで公開予定です。只今準備中です。
6. 今後の更新予定や改善案
kinToysはkintoneのAPIを使用せずにタグ解析で実装しています。将来的にkintoneのバージョンアップに合わせて、kinToysも随時アップデートを行い、常に最新の環境で使用できるようにしていく予定です。
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