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2年間ほぼ毎日、80歳の父へメールしてよかったこと

父母のいる実家は、ここから電車や車で1時間弱のところにあります。
2年前の2020年春に、コロナ禍で緊急事態宣言が出て、外出が制限されました。友人・知人は、SNSやメールなどの関係で、連絡が取りやすくなりました。
しかし、実家のとは、対面と電話だけでしたので、大幅に連絡が減ってしまいました。80歳になる当時の父は、話すのが得意ではなく、ほぼ連絡が取れない状態になりました。それまでは、いつでも連絡できる、と安心してコミュニケーションがおろそかでした。父と連絡できなくなってから、逆に貴重なことに気がつきました。
そこで、メールアドレスを持っていた父へ、日常の出来事や風景などを、ほぼ毎日のようにメールし始めました。その結果、こちらの状態も伝わり、コロナ禍の前よりコミュニケーションが取れ、いい感じになってます。

よかったこと1: 少しの用事でも連絡できる

ほぼ毎日のように連絡しているので、気軽に連絡が取れます。私からは「○○は捨てていい?どうすればいい?」のような連絡も手間がありません。父からは「ゴールデンウィークなったら会いたい」「写真ができた(父の趣味は写真)」のような連絡が来るようになりました。

よかったこと2: 感謝を伝えられる

父は話すのが苦手な時期があって、実家に行っても、父と話す機会は少なかったのです。ありがたいな、と思った時、そのまま恥ずかしがらずにメールできます。父を歳をとっているので、今のうちに感謝の気持ちを届けられます。また、父からも感謝の言葉が届きます。
これも、メールがなければ、できなかったことです。よき。

よかったこと3: 日常が楽しくなる

父は、山登りが好きでした。また、歌舞伎や文楽のような観劇を楽しんでいるそうです。ただし、だんだんと歩く速度も遅くなっているようで、楽しむ機会も減ってきたのではないでしょうか。
孫たちの出来事や写真を伝えられます。これも、メールがなければできなかったことです。よき。

よかったこと4: お参りや旅行できた

親子での旅行は、かれこれ何年ぐらい(何十年ぐらい)していないでしょうか。メールでの連絡から、普段はお参りできないお墓やお寺にお参りすることになりました。父も、何年もお参りできていませんでした。
これを機会に、レンタカーを借り父母を連れて、お寺やお墓にお参りできました。何十年かぶりの旅行も兼ねて、とても楽しく貴重な機会となりました。よき。

よかったこと5: 健康維持とボケ防止になる(かも)

旅行(お参り)や食事などの機会は、体を動かす大きなモチベーションになったそうです。メールをうち返信すること、日々に変化が生まれているようです。
これも、楽しい日常だけでなく、体を動かそう、道案内をしよう、などと、健康維持やボケ防止になるかもしれません。


母は、緊急時用にスマートフォンを所持していましたが、ほとんど使っていませんでした。たまたま長く通話したことがあったらしく、電話代が高くなっていたようです。

そこで、母は、LINEのアカウントを取り使い始めました。私自身は、LINEのアカウントはあっても使っていませんでしたが、母からのメッセージや通話が来るようになりました。

実家に寄った時、母のメールアドレスを確認したので、最近はメールは母にも送っています。


コロナ禍も落ち着いている時期(?)でもありますが、頻繁にメールやメッセージするのはいいものですね。

個人情報保護などの関係で、内容や日付、年齢を改変して、一部のメールの内容を紹介していきます。

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