異世界転生者と現住の反逆者三話

はじめに
この小説は一部分にチートスレイヤー要素を含んでおります。ご注意ください。

新たな仲間とモンスター討伐の依頼

「セイレンさんはじめまして」
「あっチーぎゅ…ゴホン‥カズキさんはじめまして。私を探してた方ですか?」
「チー牛は余計だろ、どうも、セイレンさんを探してたタナカカズキです」
「チー牛はジョークだよw所でなんでこの街まで来て探しに来たの?」
カズキとセイレンが話してるときもう一人の子が急に言い出した。
「我はひなた、水流魔法の使い手、その事情説明しようじゃないか」
「分かったけど、なんか寒い」
「寒いって言うなし、事情に関してだがかつて我はカズキとフレアと他の仲間一人で旅をしてたんだ。しかし、途中で仲間一人が殺され、フレアも行方不明になったんだ。仕方なくミッションを開くと転生者探してます。と書いてあってそれで来たと」
「なるほどなぁ、つまり一緒に旅したいと」
「そういうこと」
事情を説明し、どうやら僕達と旅をしたいようだ。これで仲間が四人に増えた。頼もしい。
タナカ・カズキは回復魔法の使い手で職業も勇者となかなかである。そして旅仲間のひなたは水魔法のエキスパートで職業も大魔導師とこちらもなかなかである。
「はじめまして、リュートです。所で、僕達はどうする?」
それに対して三人はバラバラな回答をする。
「どうするって、大物狩りまくるんだよ」
「いや、お金になってお手軽な依頼やるんだよ」
「早速ルイみたいな野郎殺すぞ」
「バラバラやな、どこぞの魔女は頭おかしい事言ってるが…」
「頭おかしいって何よ」
とりあえず話し合った結果カズキの案が採用された。
早速【ミッション】スキルで掲示板を見ると、モンスタークリエイターの調査というのがあったしかも報酬もそこそこな上、もしかしたら魔王軍の情報が手に入るかもしれない。それに決まった模様だ。
早速クエストに行く事にした。
僕はカズキとひなたのなぜパーティに入ったのか事情を聞いた。
「にしても、フレアのこと知ってるとはな」
「まぁ…フレアとは同じ時期に転生したしむしろ最初からいたしな」
「ちなみに我はフレアとカズキが面白そうだから入った」
「なるほど…でセイレンが行った話だともう一人の女騎士もいた訳だったが」
「あの女騎士か…アイツはルイに殺された」
「!?」
三人で会話してる時、僕はカズキが言った発言に衝撃が走った。
「どういうことだ?」
「説明はするが、女騎士がルイに殺された後にフレアがギルドを脱退、そしてフレアとルイは行動を共にした…」
「どうなってんだよそれは…」
「我も泣きながらフレアを追う所までやったが消息不明なのさ」
「ルイのやつ…」
「まぁそんな事より、そろそろつくぞモンスタークリエイターのアジト」
話してるうちにどうやらついた模様だ。
とりあえず4人で作戦を考えることにした。
「前衛は僕とひなたでいく、援護射撃はセイレンが、回復はカズキで」
とりあえずポジションも決め、ダンジョン散策だ。
ここのモンスターはコボルトスモールとコボルト、コボルトエース、コボルトキング、オーク、オークソルジャーなどがおる。コボルトスモールとコボルトとオークは評価D級の雑魚敵だがコボルトエースとオークソルジャーはCと手こずる相手ではあるがそこまでである。むしろ問題なのはコボルトキング評価Aなのでひなたやセイレンの上級魔法で倒せるかが不安な所だがレアモンスターなので20体に1体だからまだマシだと考えるとよい、ただ生態系が変わってる可能性があるので注意だ。ちなみにモンスター評価は冒険者ギルドの基準だとEが最低でSSが最大と言ったところ、クエストにも基準があり今回のクエストはBランク、僕以外はBランク以上なので同伴でも可なので今回のクエストは問題なし。
カズキがモンスター表をみて皆に指示をした。
「コボルトキングに気をつけながら戦闘しろ、出たらひなたとセイレンの連携魔法で」
「わかった」
コボルトやオークは弱いためある程度こっちが有利ではある。しかも案の定やつが2体現れてしまった。
「コボルトキングだ」
「しかも2体」
コボルトキングを発見したリュートとひなたはすぐに敵陣から交代する。
すると、謎の男の声が聞こえた。
「コボルトキング二体で冒険者を狩るぞ」
それに対してセイレンは
「貴方は誰だ?」
と聞く
「俺は魔王軍メンバークリエイトコボルトのレイズだ、冒険者狩りしてるんだよ」
どうやら魔王軍らしい、しかし一人で攻めるのは何か違う。本来なら魔王軍はメンバーや部下同士での連携力が高い印象なのに今回はそれなりの魔物しかいない。どうやら裏がありそうだ。その時、ひなたはこう言った。
「本来のレイズの討伐レートはBランク、Aランク相当の魔物を召喚できないはず、我かなり警戒してます」
本来のレイズより強い点と召喚できないはずのコボルトキングを召喚してる事に対しひなたはかなり恐れていた。
「そのとおり、これは転生者の加護をもらったんだよフハハハハ」
とレイスは笑いながら答えた。
「おかしい…転生者が魔王軍に加担するなんて…」
僕はさらに転生者に対して警戒するようになった。するとセイレンがこう訪ねた。
「貴方もしかして、転生者に頼まれた?」
「知らねぇよ、俺を倒せたら教えてあげる。まぁ無理だろうけどなぁ」
どうやら勝てばわかるらしい。
しかしその後レイズがかなり強化されてる事により僕達はかなり苦戦をする。

レイズ討伐は次の話でやる予定です。結構今回は短いですが、第一章の最初のボス戦前なので、次回は7/16公開予定。
レイズは誰の加護を受けてるのか。果たしてリュート達は勝てるのか。お楽しみです。

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