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速報 Bimota by Kawasaki KB998
BbKRTが2025年の参戦車両、KB998を公開しました。現時点で公開されているのはこの1枚の写真だけのようで、この写真から簡単に考察してみたいと思います。
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これまでのビモータの車名の命名パターンでは、テージなど一部の例外を除き、搭載するエンジンメーカーの頭文字+ビモータのB+何車種目であるかを示す数字、の組み合わせでした。ビモータがカワサキ傘下になってからNinja1000SXのエンジンを搭載したKB4が発売されているので順当に行けばKB5となるのではないかと予想しましたが、そうではなく、数字は搭載されているZX-10RRエンジンの排気量(998cc)由来のものになっています。この命名パターンは初めてではないでしょうか。
車体はビモータのお家芸とも言える鋼管トレリスとアルミのハイブリッドです。見た目はかなりZX-10RRに似ているように見えます。これは恐らくヘッドライトが共通部品なのと、車体のディメンジョンをZX10RRに近いものにしているからでしょう。この写真では今ひとつ形状がはっきりしませんが、アッパーカウルの両側にはウイングレットがあります。
フロントフォークは引き続きショーワ製、排気デバイス付きアクラボビッチ製マフラーも大きな違いは無さそうです。現時点では詳細については明かされておらず、エンジンに改良が加えられているのかどうかも不明です。
ビモータはフェイスブック上で9月26日にフレームの一部の画像を公開していましたが、今回公表された画像とは形状が微妙に異なっています。
What does the matching between pure racing and exclusivity look like? Since 1973 we live with this dream: a streaming...
Posted by Bimota on Thursday, September 26, 2024
9月26日に公開された画像ではリアショックユニットのエキセントリックアジャスターやその前方にあるボルトの頭がフレームよりも引っ込んでいましたが、これが逆に出っ張る様になっているので鋼管トレリスとの結合部分付近がより薄くなっているようです。これまで極秘裏に行われていたテストの結果から剛性を下げる方向に見直したのでしょう。また、7月12日、最初に公開されていた画像と比べると、サイドカウルの形状は大きく異なっており、スイングアームピボットの形状も微妙に変わっています。当然のことながら、これらも数多くのの試作品を経て現在の形に至ったのでしょう。
What a dreamy adventure... We are getting ready for some incredible and exclusive moments of returning to the world...
Posted by Bimota on Thursday, July 11, 2024
ビモータは10月11日にもスイングアームの内側の写真を公開していました。
At the secret garage. Keep on testing... bimota #motorcycles are made for #racing and developed for it. Alloy...
Posted by Bimota on Thursday, October 10, 2024
一般的なモナカ合わせの溶接構造ではなく、アルミブロックからの削り出しのようです。これもビモータのお家芸と言えるでしょう。
現時点ではまだ不明な点だらけですが、明日22日から2日間、ヘレスサーキットでテストが行われます。これから追加情報が続々ともたらされるでしょうから、追って考察していきたいと思います。
今回は速報なので非常に短めです。最後までお読みいただきありがとうございました。