広島・倉橋島／理想の暮らしを求めて《前編》

2022/3/5-9

広島県呉市。
瀬戸内海に浮かぶ倉橋島。

有休消化に入ったばかりの私は
息つく暇もなく朝一の列車に飛び乗った。
北陸新幹線「つるぎ」・特急「サンダーバード」・山陽新幹線「のぞみ」・呉線快速電車・呉線市営バス・・・
４回の乗り継ぎを経て、遠路はるばる風光明媚なこの島にやってきたのはゲストハウス「瀬戸内ライフ」。

今回やってきたのはくるまざ大学の講義を受けるためだ。　　　　　　　（大学の詳細は後日！）

今回は中村 伸一さん（↑の写真左）を講師にお迎えし、「理想の暮らし」を手に入れるにはどうすればいいのか？というテーマでお話いただいた。

中村さんは『地球探検隊』という旅行会社を立ち上げ、「人生を変える旅」を提供してきた方だ。

「地球は教室、体験が教師」の理念のもと、顧客をお客様扱いする受け身な「旅行」ではなく、「旅を楽しめない人は人生を楽しめない」、すべて自分次第、自己責任という主体的・能動的な「旅」を提供してきた。

中村さんと顧客の間には絆が生まれ、今でも関係が続き、「中村隊長」と呼ばれ、皆に慕われている。
普通の旅行会社ではあり得ない光景だ。
J〇BやHI〇、日〇旅行といった大手旅行会社とは一線を画し、まさに異色な存在だ。

残念ながら、地球探検隊は４年前に倒産して活動を終えたが、現在はvoicyと呼ばれるインターネットラジオを運営し、ゲストを迎え情熱あふれるトークを日々展開している。＊隊長のvoicyラジオはこちらから！　　　　　　

（元々団体旅行が苦手な私は、昔から旅行会社を敬遠してきた人間だが、もし現在でも地球探検隊が残っていたら、速攻で飛びついていただろう。）

講演が終わった後、宿特製のマップを元に宿が位置する高須地区の散策を開始。

マップにはスポットに名称が記載されているが、いずれも有名な観光地ではなく、スタッフが名づけたスポット。
名もなきスポット・・・しいては地域自体に価値を見出し、見つけて、名づける。

瀬戸内ライフは瀬戸内海に浮かぶ倉橋島・音戸の瀬戸に位置し、｢御所の浦まるごとダイアログビレッジ｣という屋号を掲げ、地域全体をゲストハウスと見立て、地域と密着した運営を行っている。
（｢瀬戸内ライフ｣はスタッフが常駐し、チェックインなどの受付や談話室を備えた館を意味する。）

これこそ私が内川で「理想の暮らし」を手に入れるにあたって重要なことであり、大きな示唆を与えてくれた。

夜は現地に来れなかったメンバーとオンライン（zoom）で、講義を行い、
中村隊長のお話や、高須の散策で得た学びを報告し、ご馳走や酒を交わしながら交流を深めたのでした。

[続く！]