1日1インド文字 5日目 dōstī
お題
第5回は🤝
dōstī
ドースティー
ペルシャ語のdūstī (友情)が語源
Telugu దోస్తీ dōstī
Kannada ದೋಸ್ತಿ dōsti
Malayalam ദോസ്തി dōsti
Tamil தோஸ்தி dōsti
Hindi दोस्ती dōstī
いよいよ山場の子音結合です。
なお、ツイートの動画のTelugu,Kannadaは子音と母音の関係をわかりやすくするため書き順を変えています。
【補足①】子音結合
dōstiの綴りをよく見てください。sの後に母音がつかずtが来ています。これを子音結合といいます。この子音が連続する場合の書き方は文字によって異なります。
大別すると
①Telugu,Kannada→下付き子音文字を用いる
②Tamil→母音消去記号を用いる
③Hindi→結合文字を用いる
④Malayalam→①〜③全部
【補足② 】テルグ文字とカンナダ文字の下付き子音
దోస్తీ / ದೋಸ್ತಿ
dōstī/dōsti
※カンナダ文字は語末はiの短母音
స saに母音ీ īとత taの下付き子音がついています。 この場合、saには母音はなく、saについてる母音īは下付き子音taの母音として読まれます。
s → t → ī
タイピングは母音消去記号్/್を用います
InScript(Telugu) ద + ో + స【+ ్】+ త + ీ (da + ō + sa【- a】+ ta + ī)QWERTY(Telugu) d + o + s【+f】+ t + ⇧ + i
InScript(Kannada) ದ + ೋ + ಸ【+ ್】+ ತ + ಿ (da + ō + sa【- a】+ ta + i)QWERTY(Kannada) d + o + s【+f】+ t + i
saについてるaの母音を母音消去記号【+ ్】【+ ್】で消してからtaを打ちます。
QWERTY配列では母音消去記号はFのキーになります。
【補足③】 マラヤーラム文字の子音結合
子音結合はsaに母音消去記号【+ ്】を付け、次の文字を続けるだけです。
ただしマラヤーラムは文字によってこれ以外の子音結合のパターンもあります。
InScript→ ദ + ോ + സ【+ ്】+ ത + ി (da + ō + sa【- a】+ ta + i)
QWERTY→ d + o + s【+f】+ t + i
QWERTY配列では母音消去記号はFのキーになります。
【補足④】 タミル文字の子音結合
前の子音に母音消去記号【+ ்】をつけるだけです
Tamil99→ த + ஓ + ⇧ + ஸ【+ ்】+ த + இ (ta + ō + sa【- a】+ ta +i)
TamilAnjal→ t + o + o + ⇧ + s + t + i
タミル文字は清音と濁音は同じ文字ですのでdもtも同じத taを使用します。
【補足⑤】 デーヴァナーガリーの子音結合
一文字目の子音の一部をくっつけた合字を作ります。
InScript→ द + ो + स【+्】+ त + ी (da + ō + sa【-a】+ ta + ī)
QWERTY→ d + o + s【+f】+ t + ⇧ + i
一見難しいように見えますが、子音結合はキーボードでタイピングしてみると仕組みがよくわかると思います。