上原清吉と棒で勝負した古武道家
上原清吉にも戦前から戦後にかけて、いろいろな方と練習試合をしてさまざな武勇伝があるのだが、本人はそうした話を外部に対して吹聴するタイプではなかった。
これは上原先生の著書『武の舞』(1992)の編集に携わった多聞館の新垣文子師範から以前伺った話だが、上原先生は出版にあたって、自分のことよりも師である本部朝勇がいかに偉大であったかが読者に伝わるような本にしたい、という要望を伝えていたそうである。
ここから先は
1,573字
/
1画像
¥ 300
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?