身体性の話。心と言葉と身体について。
元井です。
2019年5月から元井さんというアカウントを開始して、もうすぐ5年たちます。
非モテオフ会を開始してからだと4年半。
その間ずっとTwitterで「言葉」を編んできました。
非モテだ、恋人ができないという人たちについて、その出来なさの克服のために役立つことから、人間関係、コミュニケーションについて。
で、昨年の秋冬に、自分の中ではっきりと方向性を変える発見がありました。気づいている人はとっくに言っていることですが。
身体性、体について。
身体の動かし方や身体の使い方。もしくは平常時の身体の状態の整え方すらもあります。
その「体にアプローチしないと、これは無理だ」という気づきを得ました。
非モテオフ会を4年も継続していると、何名も初彼女を作った人ができました。
それと同時に彼女は作れてないけどだいぶ友人を作れるようになったし楽しくすごせるようになったという、恋人なできるあと一歩手前の人と
ひとりで新しく友人が作れるわけではないけど、非モテオフ会を通じて友人は作れたという人と
非モテオフ会を経由しても人と繋がれない人
そういうグラデーションが見えるようになってきました。それは人数が増えることで余計にはっきりと。
その、なかなか人と関係が作れない人たちの何が問題なんだろうと考えたときに、一番大きく共通点をくくってしまうと、
「身体の使い方が不自然」
ということに気が付きました。
不自然な身体
それは身体のぎこちなさや
人前にしての緊張や
声の出し方、喋り方
人との物理的な距離感
表情の作り方
そのどれもがこわばったりしていて、他人を警戒させたり、他人を緊張させたり、心を閉ざされてしまうような、そんなガチガチな体があって、ぎこちなく動いていました。
このガチガチの身体をほぐすのが先だろう、なんとかするのが先、そう思いました。
なにせなんとかなっている人たちはみんな体が柔らかい。不思議なことに。
ではどうすればほぐれていくのか?
非モテオフ会=からだを使う対話
非モテオフ会は、元井があーだこーだ語るよりも実際に人と会って、安全な場で会話して、仲良く楽しく過ごして、友人を作るやり方を会得すればなんとかなると、半ば確信があって開催しました。
実はこれが「身体」にアプローチしていたんだな、というのは後々、言葉にしてわかりました。
Twitterのリプの往復ではなく、スペースの声の往復でもなく、体を使って面と向かって対話する、体を全身で使っている対話。
これが大事でした。
対面の場で人と会うと「同調」が生まれます。
よく言う「緊張してる人がいると緊張が伝染る」とか、「相手がリラックスしているのでこちらも気が抜ける」とか、仕組みは良くわからないんですが
そばにいる人の身体のあり方、使い方、テンション、いろんなものが人に伝染します。同調です。
仕組みはよくわからないけれど、対面のコミュニケーションでは言語による情報と非言語情報、「ノンバーバル」というらしいですが、その非言語コミュニケーション、ノンバーバルコミュニケーションが発生します。
その効果なんだと思います。
非言語情報とはなにか
たとえば対面の場で
「いま、怒ってます」と元井が言ったとします。
その時めちゃくちゃ笑顔で楽しそうに言ったら、この情報はどのように伝わるか
このめちゃくちゃ笑顔で楽しそうに
が「非言語情報」です。
身体性≒非言語の領域
あとは「いま、怒ってます」を、普段の声とどのくらい離れた声で出しているか。
裏声だったら?鼻をつまんでいたら?歌いながら?
すべて伝わり方が違います。
この非言語の領域は身体性の領域でもあります。
その身体性での頑なさ、人とのつながれなさ、身体の操れてなさなど、改善できるものが山程あります。
この領域、身体性の領域にもっと効果的にアプローチするようなワークショップを企画したい、と思ったのが昨年末でした。
トレイルラン→対人間社会モードの身体を解放する
まず第一弾はトレイルランです。2/4。ありがたいことに満員となりました。
トレイルラン=未舗装の道を走る。
皆さんが主に日常で歩いているのは舗装済みの道ばかりかと思います。
そして普段接してるのは職場と、職場の人。
仕事している時、人間社会をやってる時、身体の状態はどうですか?家に帰ったらゆるみますか?
山や森に来たときに、木や石や川を目の前にしたときに、職場の苦手な人や、アプローチしたいけど上手く話せない人や、人ばかりの繁華街に居る時と身体の状態は変わるか、確かめてみませんか?
木を前にして緊張しますか?石はあなたに脅威を与えますか?川は鬼詰めすることは?
災害さえなければ、あなたが何をしようとも木は木、石は石、川は川。緊張しなくても大丈夫です。
そうやって、自分を脅かすものが居ない場で、対人間社会で頑張り緊張し、戦闘モードでいた体を、ほぐしていきましょう。
一番リラックスした、誰にも脅かされない自由な体を取り戻しましょう。
自分がのびのびとすることで、周りのみんなも同調してのびのびとその人らしい魅力を発揮してくれます。
自分らしい心、自分らしい体
これを取り戻すのが、元井の考える非モテを克服するだけでなく、
人と仲良く、良い関係を作るための最初のステップになるかなとおもい、トレイルランをやられているほしさんに協力をあおいで企画しました。
初回の成果を見て、手応えがあればまた企画したいなと思います。
2024年は色々と企画したいなと思ってます。
参加したい人や、コラボしたい方なども気軽に連絡してください。
哲学対話について書ききれなかったので、また別記事で書きます。
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