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GreyGhostCCC流 自作PCスタイリッシュビルド術


こんじーま。
全国光らないPC普及委員会 会員のじーまです。

今日はですね、GreyGhostCCCとして活動している私がPCビルドでスタイリッシュに組み上げる際に意識している事をつらつらと書いていこうと思います。

はじめに


自作PCを作ろうと思ったきっかけって何でしたか?

・自作だと安いから
・機能的に狙ったスペックがあるから。
こういうのがあると思います。

そしてカッコいい自作PC、かわいい自作PCを見て自分もそんなPCを作りたいと思ったから。そういう方も最近は多いのではないでしょうか。

今回はそんなカッコいい、かわいいPCを作ってみたいけど上手く仕上がるか不安、スタイリッシュに組んだつもりが何か違うんだよなーって感じている自作erさんへ自惚れ自作erのわたしが意識していることを記していきます。


そもそもスタイリッシュな自作PCってなんだろう

初めて自作PCを作る人ならそもそもどうしたらいいかわからないですよね。
経験者でも頭でイメージしていたものと実際に組み上がったものが違うという方もいると思います。

じゃあスタイリッシュな自作PCってどんなものなのだろうか。

簡単に言ってしまえばバランスの取れたPC(性能の話じゃないよ)だと考えています。

配色、サイズ、それをキレイに見せる細かな配慮。

この3つが基本的に重要なことだと思います。

これは服装と同じようなものです。
服を選ぶときの色使い、服のサイズ、身だしなみやアクセサリー等。これらのどれか1つでもバランスが崩れてしまうと途端にスタイリッシュさが失われてしまいます。

自作PCでも同じことでバランスの取れたパーツを選び組み上げていくことでスタイリッシュなPCが完成すると考えています。


まとめ。バランスが大事だよ

では本題へ…


その1 主役になるパーツを決めよう

まず初めにPCを組むにあたって、そのPCの主役になるパーツを決めましょう。

マザーボードなのか、グラフィックスカードなのか、はたまたPCケースなのか。

これはとにかく「自分が気に入ったもの」を選ぶのが重要です。
服だってお気に入りの服に合わせてその他の部分をコーディネートしていきますよね?

経験者ならこのパーツでカッコよく組みたいでOKです。未経験者ならなんとなく自分がいいなって思った他の方が作ったPCケース(見た目の大部分を占めるため)を選ぶと良いでしょう。

余談ですが、ここで下のASRockのB650 LiveMixerやZ790 LiveMixerを選ぶと難易度が爆上がりします。笑
あとNoctuaの茶色ね。Noctuaに関してはちょっとしたコツがあるので最後あたりにでも紹介したいと思います。

まとめ。自分の気に入ったパーツを選ぼう


その2 色を決めよう

これは簡単です。
主役になるパーツを決めましたよね。

主役パーツの色に合わせて統一します。

白のパーツを選んだら他も白パーツで統一します。黒なら黒で統一です。

だから先ほどのLiveMixerは難易度が上がるのです。んな色のパーツそんなにねーよ(笑)

多彩な色使いをするのはまず基本である統一感を身につけてからです。服装だってそうです。初めはモノトーンから始める方が多いと思います。いきなり奇抜な多色使いの服を着こなすのは至難の業でしょう。基本が出来てからの応用です。これ大事


さて、黒ならパーツも豊富だし価格的にも有利なことが多いのでいいのですが、問題は白です。最近は選択肢も増えてきて価格的にも困ることはあまり無いですが、それでもラインナップが少ないのと、グラボなんかの白はまだ価格的に不利なことが多いです。
そこで白グラボ高いからグラボだけは黒でいいか…いや、それはちょっと待ってほしい

ケースが白、マザーも白、クーラー、ファンも白、メモリも白。でもグラボは黒!ってもったいないと思うんです。
真っ白と比べるとどうでしょう?どっちがいいです?私は白がいいです。(ケーブルも白だったらいいなー)

グラボの価格比較ですがここでは2.5万円違います。2.5万円は大きいですが…

ここで妥協はしてほしくない!

1ヶ月組み立てが遅くなっても2.5万円の予算を確保してほしい。

なぜか…

そのPC組み立てたら何年使います?
(あ、逸般人のリフレッシュ程度の新規格でも新しいの出たら毎回買い換える人には聞いてないのでこの話し終わるまであっち行っててください)

3〜5年は使いますよね。
そのうちのたった1ヶ月をガマンできずに妥協して3〜5年のあいだ他の人の真っ白PC見て白グラボ良いなーって思いながら過ごすのと、1ヶ月ガマンして真っ白PCを完成させて毎日デスクに座るたび「私の真っ白PC最高♪」って過ごすのどっちが良いですか?

なんならやっぱ白グラボが欲しい!って言って買い換えるかもしれません。結局余計な出費になります。
それなら最初から妥協しないでいこうよってことです。

(あ、逸般人さん帰ってきていいですよ)

まとめ。色は妥協せず統一しよう


その3 パーツサイズ(大きさ)に注目しよう

ココが重要になってきます。
意外と(?)出来ていないパーツサイズのバランスです。

これは主にケース、マザーボード、グラボのサイズが影響してきます。

ケースが決まると自然に3つのパーツのサイズバランス感が決定します。
マザーが決まるとケースが決まりグラボのサイズが決まります。
グラボに関してはケースに左右されるようになっている時代なのでコレとは言えませんが小さいグラボを選ぶとサイズバランス的に必然的に小さいマザーを選ぶ必要が出てきて、それに合わせたケースを選ぶことになります。

基本的にキーになるのはケースってことです。

1.マザーボード

M-ATXを選ぶとケースはミニタワー(M-ATXまで対応)です。ミドルタワー以上(ATX対応)は選択肢外になります

ATXを選ぶとケースはコンパクトミドル以上です。というかそうじゃないと入らないですし

ITXはITX専用ケースを選びます。ミニタワー、ミドルタワーは選択肢外になります

E-ATXは入るケース探してください。ミドル〜フルタワーになりますが入らないミドルもあるので

マザーに合わせるグラボサイズに関してはケースに依存してくるのでここでは決まりませんが、M-ATX以上のマザーにシングルファングラボは基本的に合わないと思ってもらって構いません。
ATX以上に小型2連ファングラボもサイズ感的に合わせにくいかなと思います。大きめの2連ファンなら全然いけます。

2.グラボ

ケースに入る限りデカい方が見た目は良いです。
マザーの制限は受けません。

基本的にはミニタワーなら250mmくらいから、コンパクトミドルタワーなら300mm前後、ミドルタワー以上なら300mm以上のグラボを選ぶとバランスが取りやすいです。

ただ最近のケースはミニタワーやITXケースでもデカいグラボが入るように設計されている物も多く一概にコレ!とは言えません。
もう一回言いますがケースに入る限り基本的にデカいほうが見た目は良いです

3.PCケース

これ決めたら他の2つ勝手に決まります。

ミニタワーならマザーはM-ATX。グラボはケースによるけど250mm〜くらいから入るサイズまでにするといい感じになります

コンパクトミドルタワー(NZXT H5やFractal Define7Compactクラス)ならマザーはATX。グラボは300mm前後くらいで入るサイズまで。意外と大きなグラボ入らないことがあるので注意です

ミドルタワー(NZXT H7やFractal Torrentクラス)以上ならマザーはATX、E-ATX。グラボは300mm以上。この辺りになると入らないグラボはないと思います。
ここで小さいグラボ選ぶとアンバランスになります。

こんな感じにするとまとまりが出ます。


あと、前述した物ほどではないですがCPUクーラーも見た目に影響してきます。
空冷クーラーであればスタンダードな物(12cm〜14cmサイドフロー)を使っていれば違和感はほとんどありません。強いていうならデュアルファンの方が見た目いいかなーってくらいです。

ただ簡易水冷に関してはケースに取り付ける場所のサポート可能ファン数(2連ファンまでなら240or280、3連ファンまでなら360or420)の物を選びましょう。
3連ファンが付くところに2連ファンのみだと変な隙間が出来てバランスが悪く見えます。


ここまでのサイズに関してのまとめとして実際にサイズのバランスが良い場合と、悪くした場合を見てみましょう。

ミドルタワーケースにアンバランスなITXマザーと小型グラボを搭載したパターンとサイズ感の合っているATXマザーと大型グラボを搭載してみました。

いかがでしょう?下のほうがバランスが良いと思います。これは組み上げていませんが、このまま組むとマザーから配線がダラダラと伸びて更に不恰好になっていきます。


そんな極端にすればそりゃそうだって思われるかもしれませんがコンパクトミドルにM-ATXでもバランスは崩れます

これ出すとフォロワーさんがダメージ喰らうのですがコレしか資料がなかったんです…
コレがコンパクトミドルにM-ATXに小振りなグラボです。
いや別に…って思う人もいるかもしれません。同じケースにATXと大型グラボで組んだものがコチラです

どうです?印象かわりませんか?これがサイズのバランスです。
マザー下部から伸びて見えてしまっている配線や、グラボのサイズ、グラボのスロットが1段目から2段目変わるだけで印象は変わります。
M-ATXの方もミニタワーケースにするだけで見た目がグッと良くなる素質はあるのですがケース1つでここまで変わってしまいます

オマケ
簡易水冷のサイズを合わせないどうなるかです
360mmまで対応の箇所に240mmと360mmを合わせてみました

240mmの方は不自然な空間が出来てしまいます。360mmなら重厚感が生まれます。
どうしても240mmを使わなければいけないのであれば2連ファンのラジエータ対応のケースの使用をオススメします。

このようにマザー、グラボ、クーラー、ケース。これらのパーツチョイスがバランスを取る難しさになってきます。ただ基本的にケースが決まるとほとんど芋づる方式に決まりますので早めにケースを決めてしまえばムダに悩んだりしなくても済むのでオススメです(後戻りできないとも言う)。


まとめ。ケース、マザボ、グラボ、クーラーのサイズバランスに注意しよう


その4 配線とかの細かな処理

色を統一!サイズもバッチリ!!…でもなんかキレイじゃない( ´・ω・`)

それケース内にもじゃもじゃと配線が垂れてたり飛び出したりしてませんか?配線の取り回しはキレイですか?

これらは身だしなみみたいなものです。せっかく服装を決めても寝癖でボサボサの髪だったら台無しです。

表側にくる配線はとにかく隠しましょう。意外と隠せます。
配線はだらしなく伸ばさない。配線をまとめる。1番近い配線ホールから通す。マザーのVRMヒートシンクなどの隙間に通す。配線をまっすぐにする。などなど

配線の違いで見た目は大きく変わります。
上の画像がぐちゃぐちゃにした配線。下の画像がキレイにまとめた配線です。

裏配線も大事ですがそれ以上に表側の配線は見た目にとって重要です。


あー、あともう一つ。
ケースファン統一しましょう。白だからいいやって色んなメーカーのファンごちゃ混ぜにするとやっぱりバランスが崩れて違和感が出てきます。
ここらへんはのちのち変更するのもアリなのであまり気にしすぎる必要はありませんが、こう言った細かい所で仕上がりの差っていうのは出てきます。

まとめ。配線はキレイにしよう


以上!どうでしたでしょうか?伝わったかな?長すぎてわかりにくかったかな?
私はそんなところを意識していつも組んでます。
なんかいい感じに組めないんだよな…って言う方の力になれれば幸いです。

そこらへんを意識して組んでみた塗装してないPC並べておきますね!

(Torrentは塗装してるけどカンベンね)




オマケ

Noctuaビルドについて。

う◯ことだとか言われてるNoctuaですが覚悟を持って統一感を極めればキチンとスタイリッシュに組み上がります。

用意する物。

・黒いPCケース(オシャレ系のものFractalとか NZXTとかもイケる)

・黒いマザーボード(ProArtとかTaichiとかがオススメ)

・光らない黒いメモリ(TEAM T-CREATEがオススメ)

・Noctuaのケースファン(NF-A12×25)

・NoctuaのCPUクーラー(NH-U12Aがオススメ)

・Noctuaのグラボ(高いけどがんばって!)


あとはスタイリッシュビルド術()を使って組むだけ。以下ノーマルケースのNoctuaビルドです。

もうNoctuaがダサいなんて言わせない!

以上ありがとうございました。

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