Twitterでの今年の私的ベスト日本酒上半期10選ランキング集計 2020年版
今年もやってきました。
まっちゃんさんのツイート
は定着したのか、自然発生的に今年の私的ベスト日本酒上半期10選を2020年も皆さんツイートされていました。
と、言うことで2020年もとりまとめてみました。
年末のは普通に忙しくてできないので・・・
※2019年はこちら
尚、2020/06/27~2020/7/2(AM)までの情報です。大体120人ほどで1145票集計しました。必ずしも10挙げているわけではないのでこのような数字です。
今年も皆さん確り特定名称や酒米だとか細かく商品が記載されていましたが、集計が多岐に渡るので、大ざっぱな銘柄でまとめました。
当然、ものが変われば味も変わるので、あくまでお遊びとして参考にして頂けたら幸いです。
今年も折角なので20位まで発表。一応出典のリンクに飛べば購入できるようにしました。売り切れもあると思いますが・・・
20位(9票):飛露喜/廣木酒造本店(福島)
出典:Amazon
プレミア酒とも言われる飛露喜が貫録のランクイン。飲み飽きないですし食中酒としても抜群です。
20位(9票):澤屋まつもと/松本酒造(京都)
出典:Amazon
同得票数で澤屋まつもとも20位。守破離が特に人気だった印象です。SAKE COMPETITIONで受賞歴を持ちながら値段も抑えめ。人気もさもありなんといったところでしょうか。
20位(9票):雪の茅舎/齋彌酒造(秋田)
出典:Amazon
まだまだ続く20位。2019年にNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」で紹介された雪の茅舎、じわりじわりと放送からの影響があったように思えます。個人的には秋田のお酒が好きで、もれなく雪の茅舎も好きなので嬉しいです。
20位(9票):土田/土田酒造(群馬)
出典:Amazon
昨年は14位の土田が今年も入ってきました。結構、個性的なお酒を造られていてこれまた個人的に好きなお酒。画像の土田99は僕も10選に選びました。全国新酒鑑評会でも入賞し益々人気は高まると思います。
20位(9票):栄光冨士/冨士酒造(山形)
20位だけですでに5種類紹介。季節限定酒に定評のある栄光冨士です。これまた僕も選出。ラベルも格好良いのが多くジャケ買いもお勧めです。
20位(9票):紀土/平和酒造(和歌山)
出典:Amazon
一応ですが、「キッド」といいます。紀土は純米大吟醸でもかなり値段が抑えられています。所謂コストパフォーマンスに優れたお酒が多いです。スパークリングも人気でした。
20位(9票):二兎/丸石醸造(愛知)
出典:Amazon
昨年12位の二兎、しっかり入ってきました。2015年に発売され定着しましたね。「二兎を追うものしか二兎を得ず」のコンセプトで「味」と「香」、「酸」と「旨」、「重」と「軽」、「甘」と「辛」といった相反する味わいをバランスよく味わえるようにしたお酒。
20位(9票):射美/杉原酒造(岐阜)
出典:Amazon
ようやく20位ラストです…昨年土田と同率14位。すっかりプレミア酒の仲間入りをしたようです。日本一小さい蔵と言われる家族経営の蔵元さんとのことなので生産量の問題ですかね。運よく僕も買えて飲めたのでちゃっかり選出しました。コクがありつつバランスが良い。全体的には射美Goldが人気でした。なんと4年に一回の限定酒!
19位(10票):黒龍/黒龍酒造(福井)
出典:Amazon
昨年12位の黒龍が19位でランクイン。大吟醸を全国的に先駆けて発売しただけあって、香り高さが人気です。4合で万を超えるプレミア酒、黒龍石田屋や二左衛門を挙げている方もいて羨ましい限り。
16位(同率11票):山本/山本合名会社(秋田)
出典:Amazon
ミッドナイトブルーやピュアブラックさらにはロイヤルストレートフラッシュとネーミングセンスも面白い山本。色物というよりは味に「色」があるといった風。単なるフルーティーさだけでなくジューシーさがあったりと面白いお酒です。
16位(同率11票):川中島 幻舞 /酒千蔵野(長野)
出典:Amazon
昨年は20位以内ではありませんでしたが、得票はあり、確実にファンを増やしていた模様。長野県で一番古い蔵元ですが、杜氏を務める千野麻里子さんの努力とセンスで新たなファンも獲得しているようです。普段は日本酒を飲まない層にも伝わるように作ったという狙いが確り当たってますね。
16位(同率11票):ソガペールエフィス /小布施ワイナリー(長野)
出典:楽天市場
こちらも昨年は20以内ではありませんでしたが、得票が多かった銘柄。ワイナリーが作る異色の一本。酵母によって1(アン)、2(ドゥ)、3(トロワ)、4(キャトル)、5(サァンク)、6(シス)異なります。同銘柄でも、これだけ酵母で味の違いを比べられるのは面白いですね。
15位(12票):飛良泉/飛良泉本舗(秋田)
出典:Amazon
飛良泉の中でも飛囀(ひてん) シリーズが人気。確かに最近洒落たラベルで気になっていたのですが、2018年に斎藤雅昭氏が27代目蔵元となり手掛けたシリーズ。全国で3番目に古い蔵元ながら新しい動きはワクワクしますね。これは僕も早速飲まなければ!
14位(13票):あべ/阿部酒造(新潟)
出典:Amazon
昨年6位のあべが安定のランクイン。2016/07/01スタートの銘柄ながらもその実力は知れ渡っています。所謂、新潟の端麗辛口とはまたちがった味わい。これからも注目です。
12位(同率14票):加茂錦/加茂錦酒造(新潟)
出典:Amazon
2016年スタートしたブランド、荷札酒が挙げられていました。日本酒の中で16世代とも言うべき銘柄が注目を浴びているようです。無濾過生の発泡感がフレッシュな味わいを引き立てます。最近は新政や風の森を筆頭に開けたての発泡感がある日本酒が人気ですね。
12位(同率14票):鍋島/富久千代酒造(佐賀)
出典:Amazon
前回4位の鍋島が12位。所謂ワイングラスで飲んで美味しいタイプの先駆け。そういった日本酒が増えたきっかけでもある鍋島はやはり選ばれるのでしょう。
10位(同率16票):信州亀齢 /岡崎酒造(長野)
出典:Amazon
長野の酒米である、美山錦やひとごこちがよく使われておりますが、今回は特に山恵錦に得票が挙がりました。長野県らしいフレッシュフルーティーな味わいとのこと。
10位(同率16票):仙禽 /株式会社せんきん(栃木)
出典:Amazon
昨年8位の仙禽ですが、前回はかぶとむしが人気だったのに対し、今年はHope!が人気。常に挑戦し続けている姿勢が見れます。地元栃木だけに応援してます。
9位(同率20票):鳳凰美田 /小林酒造(栃木)
出典:Amazon
同じく栃木の鳳凰美田が9位。昨年14位から上がってます。といっても、結構前から中々のレア酒ですのでなるほどーといったところでしょうか。特徴は何と言っても香り高さです。
7位(同率21票):写楽(寫樂) /宮泉銘醸(福島)
出典:Amazon
昨年は惜しくも20位内に入りませんでしたが、確りリベンジしてきました。ほぼ毎月出す季節限定酒のレベルの高さが人気の秘訣かもしれません。
7位(同率21票):風の森 /油長酒造(奈良)
出典:Amazon
前回8位(13票)からの7位。得票は1.5倍以上の21票。全量、純米、無濾過、無加水の生酒の発泡感、そして味の変化。何度飲んでも癖になります。
5位(同率24票):光栄菊 /光栄菊酒造(佐賀)
出典:大阪かどや酒店
まさに新進気鋭。昨年の前触れもなくいきなり5位!!2006年に閉まった蔵を復活させました。若きカリスマ当時山本克明氏を迎え2019年12月から発売開始したこの銘柄。瞬く間に大人気。その勢いはすさまじいものがあります。僕もまだ飲んでないので、早速探してみます。
5位(同率24票):而今/木屋正酒造(三重)
出典:Amazon
昨年同様5位の而今。安定してますね。単純なフルーティーさだけでない旨味とキレのよさ。
3位(同率25票):花陽浴(はなあび)/南陽醸造(埼玉県)
出典:Amazon
昨年同様3位。何と言ってもその香りと甘味、そしてそれをくどく感じさせない酸味のバランスでしょう。益々レア酒になってますね。
3位(同率25票):AKABU/赤武酒蔵(岩手県)
出典:Amazon
昨年8位のAKABUが3位!東日本大震災から9年。ゼロから立ち上げ今や人気銘柄の定番。2019年、2020年新酒鑑評会連続で入賞しています。香りが良いだけでないキレの良さがあります。
2位(33票):十四代/高木酒造(山形県)
出典:Amazon
昨年同様2位。プレミアっぷりがなんやかんや話題に上がろうと美味しいもんは美味しいということでしょう。その香り、旨味、キレ、初心者の方はとりあえずどこかで飲ませてもらえば良いというほどに日本酒の概念が変わるお酒の代表格。と、今更僕がどうこう言うこともないですが、とにかくまだまだ人気は続きそうです。
1位(74票):新政/新政酒造(秋田県)
出典:Amazon
十四代にすらダブルスコア以上の差をつけて圧倒的1位。
といっても実はからくりがありまして、NO.6もエクリュなどのカラーシリーズも陽乃鳥なども新政ってくくっちゃったんですね・・・
しかしながら。昨年の集計もそのやり方で28票ですから、かなりの人気であることは確かです。
世界一受けたい授業で放送されたりと、これからさらにマス層に広まっていくと思います。
ちなみにミニ情報ですが、銘柄+特約店で検索するとGoogle先生が通常価格で買える酒屋さんを教えてくれます。
Googleなんでも知ってんな!!
まとめ
今年もしんどかった・・・
とりまとめるにしても画像だけの銘柄は手打ちするし、色々文字省いて集計せなならんし・・・でも、手作業がある分、人気の傾向だったり、今回の紹介に入ってなくても人気が出てきた銘柄や傾向が分かって面白かったです。
また、同じ人が複数同銘柄違うお酒を挙げているのも新政が圧倒的得票になった原因でもあります。
そんなわけで冒頭で述べた通り、あくまでお遊びの集計ですが、光栄菊がどんっと出てきたりと興味深い結果だったかなと思います。
今年度も(7/1から新しい日本酒年)目が離せません!
楽しんで飲んでいきたいと思います。
追伸:ちなみに僕はこんな感じです