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2024年まったくもって個人的なお酒の10大ニュース

今年もあと2週間ほどということで、毎年恒例お酒の10大ニュースです。7度目ということで、我ながら良く続いてるなと・・・



10位:昭和・平成レトロ


出典:CANVAS

お酒に限らずではありますが、昭和や平成がレトロとしてブームになってきております。厳密には1980年~90年代くらいのことを指していると思います。バブルから失われた10年あたり。

物議をかもしは出しましたが、ドラマ「不適切にもほどがある」も流行語大賞に選ばれましたからね。

コロナ直前くらい居酒屋で古民家をリノベーションしたお店が流行りましたが、レトロとも相性が良いのかなと思います。

ネオ大衆居酒屋と言う呼び名もその流れをくんでいるのかなと思います。

そもそもZ世代の純喫茶ブームもありましたし、こう考えると若い人は喫茶→居酒屋という風にブームの流れが来ているのもあるかもしれませんね。

2010年代まではSNSに写真を載せるため、料理単体の映えが意識されてきましたが、今はTIKTOKやyoutubeショート動画のようにぱっと見の動きも重要なため、料理だけでなく体験が面白いお店のウェイトがより一層増していくのではないでしょうか。

9位:未来のレモンサワーとは!?



レトロから未来の振れ幅よ…
それにしてもアサヒビールさんのジョッキ缶をまさかこっちの方向で活かしてくるとは。

元々は泡立ちやサーバーで注いだビールの再現に注力した缶でありますが、まさかその飲み口を活かしてレモンスライスまるまる入れるとは度肝を抜かれましたね。

レモンどばーん

今まで首都圏・関信越地区限定でしたが、12/19より東海・北陸・近畿でも発売!全国展開を期待したいですね

8位:フレーバードスピリッツ流行の兆し

アイルランドウイスキーであるジェムソンのコールドブリューがかなり人気となりました。

出典:イオンリカー公式ブログ

イオングループ限定発売で、Amazonなんかではプレ値で販売されていたりしますが・・・

他にもバリうまな方が紹介してから明らかに取り扱いが増えたココナッツやチョコレートのフレーバーがあるセルバレイラム。

昨年からの流れですが同じくバリうまな方発信のペルーのお酒ピスコポルトン。これは雑に言うと樽熟してないフルーツブランデーですね。

これらは砂糖が入っておらず、しかしながら香りで甘さを感じるようなスピリッツ。

そのままでもよし、ソーダ割しても良し、しかしジンジャーエールやトニックウォーターと相性がいいってことですかね(ジェムソンコールドブリューは違うかもしれませんが)。

クラフトジンによる色々なフレーバーのジンという下地からさらなる発展が生まれてきていると思います。

7位:ストロングゼロ新商品発売終了

https://www.sankei.com/article/20241106-P742WI6BYVA53KS4ACCCQK6ZHI/

ストロングと言えばサントリー-196ってほどに、メジャーだったのも今は昔、低アルコールの波にのまれ遂に新商品を出さないという発表がなされました。

正直、言うほど僕はストロング系を飲んではいないのですが、アルコールの風当たりの強さも感じ寂しさもあります。

まぁでもサントリーさんは缶ワインなら9%のものを出しているんですけどね!

出典:サントリー公式HP


ワインならローアルコール!!


6位:低アルコール日本酒続々発売


ファミマ限定のスパークリング日本酒

低アルの動きはチューハイに限りませんでした。

日本酒においても低アルコール日本酒、それも従来の13%程度のものではなく、5%といったそれこそチューハイ並みのアルコール度数商品が色々でてきました。

月桂冠のアルゴは色々言われもしましたが、今までだったら話題にすらならなかったと思いますので、商品の増加と確実に認知度が高まってきているように思います。

5位:キリン晴れ風大ヒット


2023年10月の酒税法改正によってビールの値段が下がりました。そんな追い風をがっつりつかんだのが晴れ風。

出典:KIRIN公式HP

何が凄いかって、同じKIRINなら一番搾り、アサヒならスーパドライ・・・っとスタンダードビールはずーっと固定されていたんですね。

サントリーがモルツをやめたりもありましたが、プレモルがもはやスタンダード状態でもありますし。

逆に言えばプレモル並みの衝撃とも言えましょう。

あまりに売り上げたので出荷調整も入ったほど。まだ入り込む余地があったのかと驚きました。

キリンビールより17年ぶりのスタンダードビールとして発売となった「晴れ風」。ラガーや一番搾りに次ぐ新定番ビールを目指して開発されたキリンビールの自信作。発売後約1ヵ月でキリンビール過去15年のビール類新商品で最大の売り上げを達成、さらに発売から3か月で販売数1億本を突破し、年間販売目標を当初の1.3倍に上方修正するなど、大ヒットを遂げています。

出典:マイナビニュース

そんな晴れ風の面白いところは、晴れ風ACTIONという支援活動を行っていること。

出典:KIRIN公式HP

ビールを飲むだけでちょっといいことをしている気分になるのもいいですね。

味の方は、少し煎餅めいたような香ばしさがありましたね。クリアな味ながらも印象に残る味だと思いました。

4位:値上げラッシュ

何と言っても2024年は「円安」でしたね。

2023年末に1ドル約140円だったのが、160円を突破するまでになったわけですから。

当然、ウイスキーなんかは値上げラッシュです。

出典:リカーズオンライン


出典:リカーズオンライン

特に4月はサントリーやニッカが値上げ。

山崎・白州・余市といったシングルモルトノンエイジに至っては4500円から7000円(税抜き)と56%アップ!!

これは、転売価格なども影響ありそうですけどね

ちなみに、2025年4月には各メーカービールなどの値上げがあるようで…
折角酒税が下がるというのに残念です!

3位:さらに続々本格ハイボール缶


昨年、白州・山崎のハイボール缶が世の中を賑わせましたが、今年も白州ハイボール缶が発売されました。山崎は12/24予定。

それだけではなく、黄桜の丹波ウイスキー使用のプレミアムハイボールにKAVALANトリプルシェリーカスクハイボール缶など、ウイスキーとソーダのみでかつモルトのみのプレミアラインハイボール缶が出たように思えました。

追い込みでバスカーと陸のハイボール缶も12月に発売。

まだまだ来年もこの勢いは続きそうです。

※たくさん飲んで沢山レビューしました


2位:ジンソーダ缶ブーム

翠の定着化に伴いGINONに杜の香ジンソーダと缶でのジンソーダが発売されました。

サッポロは?と思うとクラフトスパイスソーダがあり、季節限定でジュニパーベリー使用のものが出たのでそちらで様子を見たのかなとも思います。

※とにかく美味しかった


そして、この流れを受けてか最近はジントニック缶も良く出ているように思えます。来るか?カクテルブーム!!

ちなみに個人的にはジントニックだと成城石井のPBが結構お勧めです。

1位:日本の伝統的酒造り、無形文化遺産に

アルコールの消費において、日本酒は基本的に年々減っております。

国酒であるということを抜きにしても、単純に味や香りが好きな僕としては非常に寂しい思いをしておりました。

しかし、なんと12/5に日本の伝統的酒造り、無形文化遺産になったと言うではないですか!

厳密にいうと、日本酒全てというわけではないのですが、非常に喜ばしいニュースだと思います。

まだまだこれからではありますが、和食においても無形文化遺産になることで地位が高まったので、日本酒の方も期待をしたいです。

最後に

そんなわけでまったくもって個人的なお酒の10大ニュースを終えたいと思います。

お酒全体としては、RTDでの低アル路線はもはや当然で、醸造酒などにもその流れがおよんでいるのが印象的でした。

お酒のみとして健康や依存など負の側面は無視できないことであり、人生を豊かにするという点で僕は好ましいことだと思っております。

先述の通り少しの寂しさはありますけどね。まだまだ、この流れは続くと思いますので来年も注目していきたいと思います。

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