まったくもって個人的な2020年お酒の10大ニュース
2020年、東京オリンピック一色どころか世界的にコロナ一色。そんな中でも僕らはお酒を飲んだ。
無理のない範囲で日常を送るということは大切なのである。
ということで、2020年のまったく持って個人的なお酒の流行ランキングです。
ちなみに2018年、2019年はこちら。
10位:お手軽フローズン日本酒が美味しいぞ
いきなりまるっきり個人的な内容ですみません。
元々、THE SHOTをフローズンで愛飲しておりました。
理由は、味からして凍らせろと天啓が下りてきたからです。
それを若手飲酒界のカリスマ、パリッコさん、スズキナオさんが飲みタイムを執筆するにあたって家のみの裏技募集とあったので、ツイートしたのです。
そうしたら、本には勿論なのですが、Daily Portal Zでも別途紹介してもらい、さらにはカップ酒ならそのままのめると更なる進化を遂げたのです。
僕としてはTHE SHOTの容器の逞しさと味の観点で凍らせていたのもあったので、これはある意味目から鱗。
そりゃ味覚は千差万別。お手軽さで言えばカップ酒の方が飲み口が広くてやりやすいぞということで10位にしました。
コタツで飲んでも美味しいのでお勧め。炭酸割りもありですよ。
9位:84万円の獺祭の価値とは?
日本酒「獺祭(だっさい)」の最高級品が10日、香港のオークションに出品され、4合瓶1本が6万2500香港ドル(約84万3750円)で落札された。
出典:朝日新聞
夢がある話ですね。
高額取引するなという広告も出してたこともあり物議をかもしたりしましたが、個人的にはオートクチュールとプレタポルテみたいなもんで、矛盾しないと思います。
ちなみに僕の地元、栃木県は大田原産のお米を2000万で買って作られたそうでありがたい限り。赤字じゃないのかと心配してしまいますが、広告費みたいなものなのでしょうか。
84万円ほどじゃないにしろ、最近は高価格の日本酒も出てきたので、プライスゾーンの幅が出てきた年に思えました。
※8本で202万!!
以下、所見です。
あくまで個人の感想。
8位:チャミスル・飲んでみる
流行語トップ10に選ばれた韓国ドラマ「愛の不時着」。僕は見たことがないのですが、友人曰く焼酎を飲むシーンが屈指の名場面だそうで…
※僕が学生時代飲んでいたものとは違う小さめの瓶
その元ネタのお酒がチャミスルということです。
販売元はJINRO。チャミスルの韓国内のシェアがNo.1とのこと。
僕も、友人宅でたまたま飲んだのですが、少し甘い上、焼酎臭さも感じず、非常に飲みやすかったです。これでアルコール度数16.9度というのだから驚きです。
何ならストロング系よりも飲みやすかったです。
辛い料理や脂っ気の強い料理とも相性がよさそうな上、アルコールの匂いが苦手な人にも飲みやすい、韓国内シェアトップも頷けるお酒でした。
フレーバーもたくさんあり、日本でも伸びしろを感じます。個人的にはクラブとか置いたら受けると思います。
7位:本格焼酎ソーダ割りのフレーバーがいい
昨年ランクインした(させた)ボタニカル焼酎の流れもあると思うのですが、麦焼酎は当たり前で、芋焼酎などでもソーダ割りを想定された商品が見かけられました。
「DENEN FLAVOR まるでマスカット」は本当にマスカットの香りがしてとてもお勧め。これで芋焼酎だから驚きです。
※瓶もおしゃれ
すでに結構人気なフラミンゴオレンジも試して欲しい一本。
※お洒落な瓶が増えました。
ソーダ割りの流れは炭酸水がコンビニなどで当たり前に安く買えるということもあると思います。
大手サントリーからもソーダで割って香り高い麦焼酎も発売されています(ただし料理店限定)。
※ブームを作るのが上手いサントリーが目を付けたということは、流れが来ている証拠では。
6位:健康意識高い飲酒
「お酒を飲んでいて、健康もへったくれもない」なんて時代はもはや遅れているのです。今や都内のどの駅にもフィットネスジムがあるように、健康意識は年々高まっております。
お酒は飲みたい、健康は維持しなくてはならない、両方やらなくっちゃあならないのが酒飲みの辛いとこです。
そんな、我儘な要望にこたえるかのような新商品が多数発売されました。
※記事もたくさん書いた
現状、KIRINの新商品で多いですが、これで動きが良ければ他社も参入してくると思います。
5位:国産クラフトウイスキーの充実
クラフトビール旋風から世界的に「クラフト」という小規模で個性的なお酒というのが流行っているように思えます。
数年前のクラフトジンの流れから、クラフトウイスキーが花開くのは時間の問題だと思っておりました。
2020年になり、ぼちぼちラインナップがそろってきたように思えます。
特に2016年から始まった厚岸ウイスキーの初のシングルモルトSARORUNKAMUYは、サンフランシスコワールドスピリッツコンペティションにて最高金賞受賞。
200mlで5000円と高めの値段がすぐ高騰しました。
10月にはシングルモルトフルボトル寒露も発売。
出典:させ酒店
ブレンデットのウイスキーの時から人気だったので、当然の流れではありました。
他にも八海山の八海醸造がニセコでウイスキー製造を始めるなど、まだまだ勢いを増す可能性に満ちております。
4位:高濃度アルコールで消毒
コロナにより、アルコール製品が品薄状態になった際、各お酒メーカーが高濃度アルコール商品作りました。
医療関係に優先して納品もされましたが、スーパーなどにも並び消毒用に購入された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
※本音と建前ってあるらしい
ちなみにスピリタスは一時期高騰しました。
※今は値段が落ち着いた
僕も宝の高濃度アルコールを購入して、ちょいちょい飲んでおります。
アルコールが高いので中々減らないですし、満足しております。
※中から消毒を実現!!
3位:高果汁チューハイ
大分定着し、そろそろ落ち着いてくるかと思ったRTD市場ですが、コロナ禍による家飲み需要で全く勢いは衰えませんでした。
そんな中、ストロング系の9%よりも果汁感のあるチューハイが増えてきたように思えます。
家でストロングを何杯も飲むと負荷が高いということなのでしょうか。
先に述べた健康志向も相まって高果汁のタイプが増えてきているように思えました。
牽引したのは勿論檸檬堂でしょう。
※記事のアクセスも断トツ多かった
檸檬堂、定番レモンで果汁10%、鬼レモンに至ってはなんと果汁17%!
2020年ヒット商品ランキング 日経トレンディが選んだベスト30でも堂々の5位でした。
追従商品も出てきて今後、各社競争は激化しそうです。
※まるでれ、檸檬ど・・・う、頭が・・・
2位:酒税法改正
10/1より酒税法が改正され第三世代のビールが値上がりしました。
2026年にはビール・発泡酒・第三世代が同じ税率になるということで、発泡酒と第三世代の価格差がほとんどなくなります。
ビール派な自分としては嬉しくもありますが、本麒麟好きとしては悲しくもあり、愛しさと切なさが溢れております。
ざっとまとめると下の画像の通り。
※引用元:Yahoo! 特設サイト
X-Dayは2026年ということで、あと2段階ギアがあがります。
1位:オンライン飲み会
5月の非常事態宣言。コロナで居酒屋に行くことが憚られる状況が続きました。
会社ではテレワークが始まり、飲み会でもオンラインでの飲み会をされていた方も多いのではないでしょうか。
新潟酒の陣などのお酒のイベントも軒並み中止になり、有志でオンラインでの乾杯を企画するなど新しいイベントのスタイルを模索する一年だったと思います。
僕も毎週末、学生時代の友人らとゲームしながら飲んだりしております。
※気軽にオンライン麻雀できるじゃんたま。打ち筋などのデータを見られるのも楽しい。
※動的人狼とでも呼べるAmong Us。シンプルな操作とルール、1プレイが短く、最大10人参加可能なので大人数でワイワイしながらできる。
家庭持ちや仕事、遠方など、今まで場所や時間が合わせづらかった友人達と話すハードルが大分下がりました。
終電が無いので、終わり時がなく、飲みすぎ夜更かししすぎは要注意。
まとめ
とにかくコロナの一年でした。そしてまだまだ終息しないということで、ウィズコロナを当たり前として過ごしていく工夫が必要なのでしょう。
お酒にしても影響は大きかったと思います。
今まで以上に、健康に気を付けてお酒を楽しむ必要があるでしょう。
それでは、また2021年にお会いしましょう。