シンプルハイボール缶の勢いが凄い(戸河内・黄桜丹波・霧ヶ峰ハイボール缶感想)
2023年のお酒の10大ニュースの3位でも書いたのですが、昨年は白州ハイボール缶を皮切りにシンプルハイボール缶の始まりと言っても過言ではない年だったかと思います。
もちろん、炭酸とウイスキーのみの缶ハイボールは今までもあるにはあったのですが、ここまで広く売れたのも、白州・山崎の爆発力なのかと思います。
ブランド力凄い。
そして、今年に入ってもその勢いは止まらず、ここ最近3つシンプルハイボール缶が発売されました。
無事、購入して飲むことができたのでレビューです。
ウイスキーハイボール戸河内
広島の桜尾蒸留所さんからのハイボール缶。
戸河内ウイスキーは昨年ジャパニーズウイスキーになりました。ちなみに、ジャパニーズウイスキーの定義は以下です。
ちなみに角瓶も今年からジャパニーズウイスキーとなりました。
そんなわけで、ジャパニーズウイスキー戸河内のハイボール缶も、ソーダと戸河内ウイスキーのみなのでジャパニーズウイスキーハイボールなわけですよ。
さらに、ここから驚くべきことなのですが、なんと価格が税込み297円!
値上げだらけのこのご時世で何とありがたいことか。
それでは感謝しつつ飲んでいきましょう。
アルコール度数は8%で飲みごたえある方ですね。
バニラ系の甘い香りが立ちます。樽感のある苦みもありますね。この苦みは僕は3口くらいで慣れました。甘さだけでなく引き締めになっているかと思います。煙さはほぼないですかね。飲みやすいです。
これで300円しないのなら俄然あり。値段も考えると個性と言うよりスタンダードなジャパニーズハイボールを目指した味な気がします。
後は販路が拡大されれば言うことなし!
黄桜ウイスキー プレミアムハイボール
次は黄桜さんのプレミアムハイボール。
プレミアムハイボールの名の通り価格は税込み495円。ギリギリ500円しない価格。
と言っても、丹波ウイスキーが使われおりそのプレミアムさも納得な内容。
最近で言うと「ワールド・ウイスキー・アワード2024」で「丹波蒸溜所 ニューボーン ノンピートシェリーカスク19ヶ月熟成」が「Category Winner」「Gold」、「丹波蒸溜所 ニューボーン ピート アイラカスク熟成17か月」が「Bronze」を受賞しております。
丹波ウイスキー自体は上述のジャパニーズウイスキーに該当しおりますが、こちらのハイボール缶にはスコッチのモルトを複数ブレンドしているようです。
モルト以外の、その他穀物であるグレーンウイスキーが使われていない、ブレンデッドモルトハイボールです。ハイボール缶では中々珍しいです。
さて、き~ざくら~ハイッって感じで飲んでみましょう。
味は分かりやすくモルティですね。コクを感じます。そしてバニラというより、南国フルーツ系の甘めの香りが後からグッと追いかけてきます。
アルコール度数は9%、樽感もなく、煙さもないのですが、缶にしては太めの味わいなので氷をがっしがし入れたグラスに入れて飲むのがいいかもしれません。
着色・冷却ろ過行っておりませんと記載があるのもかなり面白い。所謂、ノンカラー・ノンチルフィルタードウイスキー。
そもそも丹波ウイスキーがそうらしいですが、ブレンドしたスコッチのモルトも合わせたのでしょう。
缶ハイボールの中では高めですが、納得の味わいなので、一度は試してみても良いのかなと思います。
霧ヶ峰クラフトハイボール
長野県の麗人酒蔵さんのハイボールです。価格は350円程度。商品説明は以下の通りです。
原材料の表記から察するにスコッチのグレーン主体で次いでスコッチのモルト、国内のモルトという順番。割合まではわからないので何とも言えませんが、仕込み水を主張している当たりそんなに多くないのではないでしょうか。
「果たしてクラフトとは?」と、最近独り歩きしている、「クラフト」という言葉に若干モヤりつつ、何だかんだ大切なのは味だよなと飲んでみます。
飲みやすいですね。何となくこれ系のお酒は昔のお土産地ビールの経験から構えてしまうのですが、悪くないです。
杉樽さは正直自分には良くわからなかったのですが、こういう控えめなところがむしろいいのかもしれない。
原材料的に日本要素は少ないかもしれませんが、日本人向けなハイボールかと思います。
最後に
こんなところでレビューを終わります。いやー、レベルが高いですね、本当。
今後ティーチャーズと白州のハイボール缶がでるのでまだまだ楽しみです。