焙煎フレーバースピリッツにブームの兆しあり(セルバレイラム・ジェムソンコールドブリュー感想)
41歳の僕が20歳くらいのころは、学生が初めて飲むお酒の定番と言えば、カルーアミルクでした。
コーヒー牛乳で甘いですし、シンプルに美味しいですからね。なんか牛乳の脂肪分で酔いづらい気もしますし。
あれから20年、お酒の世界も進化を感じることがありました。それが焙煎フレーバーのスピリッツ(蒸留酒)。
まず最近、話題になったイオン限定発売のジェムソンコールドブリュー!
先日のゴールデンウィークに実家で姉一家と飲んだ際、20歳の姪っ子に牛乳とシェイクして出したところ絶賛でございました。
健康志向も高まり、無糖のカフェオレもそこそこ販売されている今、この無糖ミルクコーヒーカクテルが求められているかもしれません。
いずれにせよやはり二十歳には、ミルクカクテルよ・・・時を越えても勝手に納得したわけですが、僕も普通に好き。今も好き。ラブ。
ジェムソンコールドブリューの説明は以下の通りです。
昔からスナックなんかにありそうなコーヒー豆を焼酎に漬け込んだやつのウイスキー版とでもいいましょうか。
こちらはコーヒーエキスをいれておりますが、3回蒸留でクセがないジェムソンとはそら合いますよ。
ウイスキー自体麦芽を乾燥させるのでコーヒーの焙煎香りとも相性よさげですしね。
値段も2000円ちょいと安く、人気で今は中々買えませんが、見かけたら是非。
さて次はセルバレイ・ラム!
あのブルーノ・マーズが、ラムが好きすぎるがあまりプロデュースまでしちゃった、ということでアップタウンでファンキーにアガるお酒です。
セルバレイ・ラム自体は、ホワイトラム、チョコレート、ココナッツ、オーナーズリザーブ(長期熟成ダークラム)があります。
ホワイトラムにしても樽熟成のダークラムの色素を抜くという最近テキーラで流行ってるクリスターノの手法をとっている拘りよう。
芳醇な香りのままカクテルなんかで使いやすくしているのでしょうかね。とにかく単なる色物ではないことは確かです。
そして今回メインでレビューするチョコレートラム、某バリうま系youtuberさんも絶賛しておりましたが、これは本当に美味しい。
完全に甘いんですよ!しかし、砂糖は一切入っておりません。
ラム自体、甘い香りがするからってのもわかるのですが、本当に脳がバグるほど。
公式のお勧め通りジンジャーエールなんかで割ってもいいですが、意外とソーダ割も「チョコレートなのに炭酸???でも美味しい!!!!」ってこれまた脳がバグり感覚になります。
こちらも姪っ子に牛乳とシェイクで出しましたが、ローカロリー、砂糖0なのに最強に甘美味しい。何ならさっきのジェムソンコールドブリューも混ぜても美味しかった。
余談ですが、セルバレイのココナッツラムとヴァンゴッホのパイナップルウォッカで度数40度のハイパーピニャコラーダを飲みましたが美味しすぎてこれまた危険な飲み物でございました。
それにしても最近の自由度は良いですね。ジンのジュニバーベリーは柑橘やスパイスとの相性がいいですが、樽熟性のスピリッツはコーヒーやカカオと言った焙煎した豆類と相性がいい。
今までこういったフレーバードは砂糖を入れたリキュールが当たり前でした。今は純然たるフレーバードスピリッツが来ている気がします。
クラフトジンの流れがさらに面白い展開を作っているように感じてなりません。
今後に期待したいと思います。