
糖類0でも深い味。その手があったぞ、麹レモンサワー
先週、糖質0の麒麟一番搾りのレビューをしましたが、今週もKIRINの新商品。
KIRINさん、しかけてますねー。
さて、麹レモンサワーです。
もう、去年あたりから出るわ出るわレモンサワーの新商品。
飲み比べでもすると味の違いが分かるのですが、普通はそんなにレモンサワー何種類も飲みませんから、何が違うの?って段階に入ってきていると思います。
※ブレンドの企画もあって僕は30本近くレモンサワー缶を飲んでます。比べれば確かに違うんですけどね。差別化のポイントは概ね度数・果汁・合成甘味料の有無。
そんな中で、圧倒的に個性あふれる字面。
麹レモンサワー。
その手があったか!!と思いました。
引用:KIRIN公式サイト
2019年はストロング系×レモンサワー、2020年は高果汁×レモンサワーの流れがあったと思ってるのですが、2021年にかけては個性×レモンサワーの流れを感じさせますね。
麹とレサワって結びつき難いですが、塩麹レモンなんか、塩レモンの派生としてもはや当たり前にありますし、お酒と麹の関係は当然とも言うべきもの。
ある意味必然の商品だったのかもしれません。
かといって家で作るのは手間がかかりますし、期待が大きい!
出典:Amazon
果汁は0.5%と控えめ。原材料の表示順としてはそれでも果汁が1番目なんですね。次が米麹抽出物ということで、実際はこれにもレモン要素があるのでしょう。甘味料としてアセスルファムKを使用しているので糖類は0!
オッサンな僕としてはありがたいところ。
商品情報からも分かる通り、やはり健康志向というものを意識しているようです。
健康志向を背景に、甘酒や塩麹など発酵食品に注目が集まっています。当社が実施した調査では、コロナ禍の経験により「日本の伝統的な発酵食品を意識して食べている」と答える人が約5割を占めるなど、発酵食品への信頼感が高まっていることが分かりました。また、お客様がRTDに対して期待することとして「手間暇かけてつくられたもの」や「素材の良さを楽しめること」が挙げられる※2など、RTDカテゴリーにも“素材感”や“品質感”が求められており、お酒に求めるニーズが広がりつつあります。
※2当社調べ
引用:キリン公式
お酒においても、美味しく、健康的にがキーワードとなっているので、何とも人間という者は贅沢なものです(笑)。
さてさて、そんなところで実際飲んでみましょう。ちなみに飲む際僕は、上記のような情報は一切頭に入れずツイッターで感想を述べたりしてます。
このご時世、情報で食べないようにするためには、むしろ能動的に情報を得ないようにしなければならないのですが、それはそれで情報の察知が遅れるジレンマです。
※ラベルデザイン、結構好き。
前提としてですが、好きな味です。
アルコール度数7%は最近のトレンド。ちなみに僕が一番好きなアルコールの度数帯です。
ただ、麹に関しては、旨味だとかは僕程度の舌ではよくわかりませんでした。
何となく、深みがあるようなないような・・・うーんといったところ。
麹自体は好きです。塩こうじも作ったりしました。今ではもっぱらハナマルキの液体塩こうじですが。
※本当、手軽で安くて美味しい、すごいやつ。
そんなわけで、一応風味は分かっているつもりです。
しかし、この麹レモンサワーからは、麹っぽさはそこまで感じません。麹っぽさって甘酒とか想像すれば分かると思いますが…
でも、果汁0.5%の次が麹エキスなので、そこまで感じないようにしているかもしれませんね。
そもそもあの麹の風味自体、賛否分かれるところだと思うので、僕はポジティブに受け止めてます。
何より、僕が若干苦手とする合成甘味料めいた独特の甘みが目立たないんですよ。
本当に何の意識もしませんでした。この記事を書くにあたって、情報を調べたら「え、これ糖類0なの?」と驚いた次第です。
そういった意味ではかなりの深みがあると思います。
書いているうちにこれとんでもないレベルだなと思えてきました。まさかのいい意味で情報を食べたパターン。
まとめると、麹をそこまで意識しないで、糖質0でもベーシックに美味しいレサワなら麹レモンサワーを飲むべしとさせて頂きます。
味に字面ほどのインパクトはないけど、これ凄いですよ。