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ビックリするほど速い! USB4への換装でM.2 SSD 外付けケースのパフォーマンス大幅アップ

動画編集では、大容量のファイルを高速に扱えるストレージが必須です。
私もPremiere Proを使って動画編集を行っており、外付けSSDに編集データを格納して作業しています。
今回は、M.2 SSDの外付けケースをUSB3.1 Gen2からUSB4に交換し、動画編集にどれほどの影響があったのかを検証しました。


1. なぜUSB4に交換するのか?

USB3.1 Gen2も十分速いですが、特に4Kや8Kの高解像度動画を扱う際、もっと高速なデータ転送が欲しくなることがあります。
USB4はUSB3.1 Gen2の2倍の最大40Gbpsに対応しており、ファイルの読み書きやタイムラインのレスポンスが劇的に改善されることが期待できます。

また、自宅のメインマシンをWindowsの自作PCからMacBook Airに乗り換えることを決意したのですが、自作PCと違ってMacBook Airはストレージを自由に拡張ができないため、外付けストレージの性能は大事となるので、USB4対応ケースを導入してみました。

M2 MacBook Airを中古で購入。
なかなかの美品が手に入りました😊

2. これまで使っていたSSD外付けケース

これまで、SSDの外付けケースとして使用してきたのは、SUNEASTの製品。

格納して使っているSSDもSUNEASTのを購入したため、同じブランドなら大丈夫だろうという安直な理由で買いました。

ちなみに今回換装するSSDはこちらです。
USB4の速度を十分に発揮できませんが、いったんはこれで…

3.新しく買ったSSD外付けケース

今回使用したロジテックのUSB4対応M.2 SSDケースは、NVMe規格のM.2 SSDをサポートし、放熱性に優れたアルミ合金製。

Thunderbolt 4に対応しており、USB4のスピードを最大限に活かせる設計がなされています。

上が今回買ったロジテックの外付けケース
同じSSDを格納するのに、重厚感が違います

3. 実際に動画編集で使ってみた

普段の自分の動画編集データはフルHDのものがメインなのですが、少し前に4Kで撮影した映像ファイルを使った編集データがあったので、そちらを使って試してみました。

交換前のUSB3.1 Gen2接続では、時折タイムラインのプレビューが遅くなったり、ファイル読み込みに数秒のラグが発生することがありました。

交換後、Premiere Proでの作業は驚くほどスムーズに。ファイル読み込みが劇的に速くなり、特にシーケンス内で大量のクリップを使用しているプロジェクトでも、プレビューやレンダリングのレスポンスが向上しました。

4. ベンチマークテストと実際の編集速度

転送速度を確認するためにベンチマークテストを行いました。
なお、ベンチマークテストはMacPro 2019で行ったため、接続規格がThunderbolt 3となってます。

結果は以下の通りです。

交換前のUSB3.1 Gen2接続時
交換後のUSB4接続時

これにより、4K動画やRAWファイルの取り扱いが格段に向上しました。
特に20GBを超えるプロジェクトファイルの読み書きでは、USB3.1 Gen2では数秒の待機があったのに対し、USB4ではストレスフリーな作業が可能になりました。

5. 使用感まとめ

Premiere Proでの動画編集作業において、USB4対応外付けケースへの交換は大きな違いをもたらしました。
ファイルの読み書き速度が上がることで、タイムライン上のカクつきが軽減され、効率的に編集作業が進められるようになり、ケースだけでも買い換えて満足できました。
外付けSSDをメインストレージとして使う方、特に大容量・高解像度の動画を扱う方には、USB4の外付けケースは非常に価値のあるアップグレードだと感じました

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