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リモートワークについて

今頃なんだ?という気もするがリモートワークについて考えてみたい。
2020年のCOVID-19をきっかけにリモートワークは急速に広がっていった。
自社もIT業界ということもあり、2020年春には全面リモートワークとなった。
それから約3年後の2023年初頭にReturn to OfficeというTopからの大号令で、まずマネジメントに週三日のオフィス出社が義務付けられ、それから暫くしてメンバーにも同様のことが義務付けられた。

会社というもの

いつもどんな時も「もっともらしい理由」を掲げて方針を変更する。
会社とはそういうものだ。
リモートワークを導入する時は、テクノロジーの力で場所に縛られない働き方を用意するとか何とか、そしてオフィス回帰の時は、ニューノーマルとかポストコロナの新しい働き方を模索する時だとか何とか。

しかし、会社の考えの根底にあるのは、休業よりリモート勤務がbetterで、リモート勤務よりオフィス勤務がbetterというものではないか?

コロナ初期の頃はまずこの病気が何なのかよく分からなかったし気をつけないと死に至るという恐怖が世界に蔓延していたので、人との接触をとにかく控える必要があった。
従って、病院や保健所など物理的にそこにいないと仕事にならないエッセンシャルワーカーの人達を除き、リモート勤務の仕組みを構築できない会社は仕事をストップせざるを得なかった。この理屈はよく分かる。

一方でリモート勤務よりオフィス勤務の方がBetterというのはどういう風に正当化できるだろうか?
ネットに存在する色んな記事はちょっと横においておいて自分の経験だけで考えると、正直リモートの方がbetterだ。理由は幾つかある。

  1. 通勤の必要がない。東京エリアの通勤事情はよくない。混んだ電車で1時間は普通に通勤時間に使うので朝から疲れる。また過密な路線スケジュールは悪天候との相性が悪く、ちょっと天気が悪くなると大幅なスケジュール遅延が起きる

  2. 細かい繋ぎの時間が節約できる。社内のミーティングでもミーティングルームから次のミーティングルームへ移動する。移動したら前の会議が終わってない。結果、こちらのミーティング開始が遅れるとかの無駄を排除できる

  3. 仕事はPCを使って行うので、家にいようがオフィスにいようがスタバにいようが成り立つ。むしろ大事なのは、高速でセキュアなネット環境と、会議の時のための静かな場所。実は家にそれなりのIT環境(高速ネット、高画質ビデオ、大画面モニター、ノイズリダクションマイク)を整えてしまったのでオフィスよりこちらの方がbetter。

  4. OnとOffの切り替えがクイックにできる。夕食も毎回家族と早めに取れるし、その後散歩したりできるので健康にも良い。コロナが始まった当初は仕事とプライベートの区別がしにくいような話があったが、そもそもネット環境が世界中整備され飛行機の中までネットがつながるような時代、コロナがあろうがなかろうが仕事もPrivateもシームレスに繋がっており場所は関係ない。

  5. リモートワークだと上司や同僚の監視が効かず、仕事をサボるやつがいるのではないかという懸念を持つ方がいるが、さぼるやつはどこにいてもサボるし、さぼろうが寝ていようが目標を達成できればいいのではないかと思う。どういう働き方が最も効果的効率的に業務目標を達成できるのかなんてことは本人に任せればいいと思うし、厳しく監視しないと働かないし目標達成も危ぶまれるのであれば、そもそもその方は雇うべきではないと思う。

  6. リモートワークの延長線上にあるワーケーションや移住など、生き方も楽しくなるし、東京に集まりがちなお金を日本全国へ、場合によっては海外へも広げることができる(海外からもそういう方がくる)。

  7. Face to Faceの方がIdeaも出るしInnovativeな仕事に向くという意見もあるが、これもどこにいようがZOOMだろうがFace to Faceだろうがアイデアが湧くやつは地球の裏側からだってアイデアが湧く。却って旅行しながらの方がいいアイデア浮かぶんじゃないか?

再度リモートワークを見直してみてはどうだろうかと思う。


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