バリオス2の事故見積り
こんにちは、今回はバリオスの事故見積りです。
駐輪場に止めていたところ、誰かに倒されていたとのことでした。
バリオスは現在、車両価値が高騰していますので、持ち主様もしっかり修理したいとのことです。
ただ2007年生産終了の機種で車両が古いため、どこまで部品が残っているかも同時に調べていきます。
一般的に部品供給期間はバイクの生産終了から10年前後となります。あとは、販売当時の人気、不人気によって供給年数に差が出ます。
まずは傷のチェックです!転倒時についたであろう傷を確認していきます。サビがなく、砂が付いている場合は転倒時についた傷の可能性が大です。
このバイクの主な破損箇所は、写真の上から順に、フロントフォーク、ブレーキキャリパー、エンジンカバー、マフラーでした。
今回は車両持ち込み案件でしたので、ハンドルなどをレーザー測定にて直接確認することができました。
ハンドルは曲がりもなく正常でした。
早速、部品屋に見積りをとったところ、なんと……。フロントフォーク、ブレーキが廃番となっていました。
この場合は中古車の部品を流用してオーバーホールをするか、今ついている部品をオーバーホールするかになります。
ブレーキキャリパー、フロントフォークともに綺麗な中古部品は見つからなかったので、現物に傷はありますが、機能的には問題ないのでリペアをすることにしました。
フロントフォークは一度分解して、アウターのみにします。オイルシールなどの内部部品はリペアパーツで組みます。フロントフォークは磨いて再アルマイト加工しました。
フロントフォークだけでおよそ8万円かかりました。
ブレーキは分解後に研磨して、耐油耐熱塗装を施します。これでおよそ4万円でした。
今回のお見積りは、部品・外注費が20万、工賃10万のおよそ30万ほどでした!
お見積りはどのような工程にて修理するかも検討しながら作成するのですが、持ち主様がどこまで修理を希望するか? こだわるか? によっても変動しますので、あくまで参考金額とさせていただいております。
このようにバイクの事故見積りをしております。
お困りの際には、ぜひ一度ご利用ください!
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