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Webデザイナーが1年で肝に命じた5つのこと。

私は、2019年3月に繊維系専門商社の営業職を退職し、京都造形芸術大学[通信教育学部] (現 京都芸術大学)でデザインを1年強学び、2020年7月から大阪のWebマーケティング会社でWebデザイナーとして入社し、晴れてプロのデザイナーになりました。
それから1年現場で案件をこなす中で、多くの失敗、衝突、挫折がありました。そうした体験の中から、現在私が仕事をする中で、肝に命じていることを5つ記録します。

I retired textile trading company March 2019, and I started to learn design at Kyoto University of the Arts for 1 and half year, and I became Web designer at Marketing startup company in Osaka July 2020, mens became "professional designer" then.
Since then, I experienced many tough things, and i learned the way. So, now Im going to list up 5 things that I will keep in mind for rest of my designer's life.


1.    とにかく手を動かし続けること

未経験のデザイナーとしてまずすべきことは、手を動かすことでした。仕事の案件はもちろんのこと、個人ワークとしてとにかく手を動かすことです。経験が浅い私も、それを補うために会社に役立ちそうなことや、逆に会社ではできなさそうなデザインも、とにかく手を動かしてきました。

しかしそれは、「経験の浅い1年目だけが必要なこと」ではありません。常に考え、常にアウトプットしていくことは、デザイナー人生として欠かせないと感じました。何かのアイデアを、常に手を動かしてアウトプットできることは、デザイナーとして一番の強みだからです。この先、デザイナーもビジネスの上流に関わるべき機会が増えるでしょう。しかしそんな中、末端の形に落とし込める能力は必要不可欠になると感じます。
1年目だけがとにかく手を動かす、のではなく、これからより一層手を動かしていこうと肝に銘じました。

1. Act anyway
As a beginner of designer, first thing to do was "action". It should be related to  not only work, also personal things. I was also doing "action" anyway, to fill my skills, and try some designs that i cannot do in my job.

However, it is not what beginners need to do.  In the whole carer as designer, we need to keep on learning and outputting any ideas and knowledges, I felt.  This is because, only designer can do think and make ideas and create something from that. Near future, I guess opportunities that designers are deeply involved in business consulting phase will be increased and then, the some creating skills will be convenience as designers. 
I take this lesson "act anyway" to my heart.


2.   役割に閉じないこと

デザイナーとして働く中で、「デザイン」の本来の意味を考えるようになりました。
デザインは、表層の見た目を整える仕事と捉えがちです。ディレクターが決めた要件やWFに沿って見た目を整えるのがWebデザイナーの仕事と思われがちです。
しかし、「デザイン」の本来の意味は「課題解決」であり、どう見えるかだけでなく、どう「機能」し、それがどう課題を「解決」するのかを考え抜くことだと気づくことができました。

それ以来私は、アサインされた案件ではディレクターとともにヒアリングに同行し、アイディエーションし、WFを引く作業をするようになりました。その分、作業量は単純に倍ですが、この先5年、こうしたデザイナーが活躍し、評価される時代が来ると信じています。

また最近は、クライアントが抱える課題も複雑化、ミステリー化しており、Webやロゴだけでは課題解決に限界があるとも感じています。課題やニーズを「引き出す」能力、それを的確なクリエイティブで「解決する」能力、そのアイデアを検証改善できる「プロトタイプ」能力をもっともっと極めたいと考えています。

2. Don't limit my role.
As I work as designer, I started to think about definition of "design". Many people regard design as the work to build surface looks good, or to do "work"  some requirement definition that director build up. 
However, "design" is "Problem solving", and need to consider not only how it looks, but also how it works. Also "design" is the job to find out the issue and how it can be solved. 

Since i noticed that, I started to join hearing phase like client interview,  do ideation, and make WF(wire frame). It makes my workload twice, but i believe this process and experience will be  evaluated as designer in 5 years. 

Nowadays, issues that client hold became complex and "mystery", so we cannot solve all those problems only from making logos or webs.
I want to master the skill of pulling out the real issue, solving that issue with creativity, and prototyping to fix ideas. 


3.  「クライアントワーク」は御用聞きでなく伴走すること

この1年という短い期間で、社内に炎上案件が何個かありました。それらに共通していることは、我々が「御用聞き」になってしまっていることです。
クライアントが我々に仕事を託すということは、本来「課題を解決して欲しい」という思いが裏にあるはずです。
クライアントは、依頼の奥にある課題を的確に我々に説明しませんし、自分たちがヒアリングでそれを「引き出す」べきです。
そこから、本当はこうした課題があるのではないか、その場合はこうすべきなのではないのか、などをクライアントと伴走して考え抜くことが「クライアントワーク」だと学びました。

その結果、私はWebデザイナーですが「Web」が最適解でない可能性もあると感じます。課題によっては、組織までデザインし直さなければならないかもしれません。クライアントワークのニーズの幅がどんどん広がっている中、御用聞きではなく、課題の本質に向き合い、伴走することを忘れてはならないと、肝に銘じています。


4.   常に「本質」に立ち返る

少し3の内容に似るが、いつからか私たちは手段が目的に変わってしまうことがあります。本当に解決すべき課題がフワッとしていて、手段先行で物事を考えてしまう状況です。
そこで必要になるのが「本質」に立ち返ることであり、まさに「ISSUEからはじめよ」であり、そのISSUEに対する最善の策は何か、フラットで柔軟な考えで対峙すべきだと肝に銘じています。
これは、業務中のヒアリングやアイディエーションではもちろんのこと、例えば組織の意思決定や、もっというと自分の人生の意思決定においても非常に重要だと考えています。
そのためには、日常生活に起きる事象を、偏った角度から見ることなく、なるべく偏見なく観察し考察するよう心がけています。


5.    常にすごい人のアウトプットを基準にすること

私は常に高いレベルのアウトプットを見て、それを基準にしています。それは見た目の「デザイン」というハードの話だけでなく、考え方や行動といったソフトに関しても同じです。
例えば某デザインコンサル会社の有名で評価の高い方が、あれだけインプットし、思考を整理し、noteでアウトプットしているなら、なぜ自分レベルのデザイナーはそれをやらないのだろうと感じます。
例えば某有名UI/UX企業の社員が、あのレベルの思考をしているのであれば、自分はまだまだ改善の余地があると感じます。
もちろんそれは脅迫観念としてではなく、自分の「基準」としてであり、そこに達していないのであれば、努力する余地がある、と捉えています。
社内や特定のコミュニティだけで、自分のアウトプットを相対評価してしまうと、変に満足してしまったりする可能性があるので、広い視野で高い基準を持つよう、肝に銘じています。

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