Apple Human Interface Guidelinesを読む。①iOS

Themes

■ iOS Design Themes
iosを他のプラットフォームと区別する方法が大きく3つ。

①明快さ
・キストはあらゆるサイズで読みやすくする
・アイコンは正確で明快であり、装飾は繊細で適切であり、機能性への鋭い焦点がデザインの動機とすること
・ネガティブスペース、色、フォント、グラフィックス、およびインターフェイス要素は、重要なコンテンツを微妙に強調し、インタラクティブ性を伝えること

②コンテンツへの敬意
・滑らかな動きと鮮明にし、コンテンツと競合することなく、コンテンツを理解して操作してもらうこと
・半透明性とぼかし等を利用し、多くのことを示唆すること
・ベゼル、グラデーション、およびドロップシャドウの使用を最小限に抑えながら、コンテンツが最優先されるよう、インターフェイスを明るく風通しの良い状態に保つこと

③深さ
・明確な視覚レイヤーとリアルな動きによって階層を伝え、活力を与え、理解を促進させること
・タッチすることで発見可能性は喜びを高め、これまでの使用文脈を失うことなく機能と追加コンテンツへのアクセスを可能にすること
・トランジションによって、コンテンツをナビゲートするときに奥行きの感覚を提供すること

■Design Principles
使用上の影響力とリーチを最大化するには、アプリのアイデンティティを想像するときに、次の原則を念頭に置く。

①「美しさ」の追求
ここで言う「美しさ」は、アプリの外観と動作がその機能とどの程度統合されているかを表す。
たとえば、人々が深刻なタスクを実行するのを支援するアプリは、微妙で目立たないグラフィック、標準のコントロール、および予測可能な動作を使用して、集中力を維持。一方、ゲームなどの没入型アプリは、発見を促しながら、楽しさと興奮を約束する魅力的な外観を提供できる。

②一貫性
一貫性のあるアプリは、システムが提供するインターフェース要素、よく知られたアイコン、標準のテキストスタイル、および統一された用語を使用して、使い慣れた標準とパラダイムを実装する。つまり、人々が期待する方法で機能と動作を組み込むこと。

③直接操作
画面上のコンテンツを直接操作することで、人々を引き付け、理解を深めることができます。ユーザーは、デバイスを回転させたり、ジェスチャーを使用して画面上のコンテンツに影響を与えたりするときに、直接操作する。直接操作することで、自分たちの行動に対する反応を見ることができる。

④フィードバック
フィードバックはユーザーの行動を認め、結果を示してユーザーに情報を提供し続ける。すべてのユーザーアクションに応じて、知覚可能なフィードバックを提供すること。インタラクティブな要素をタップすると簡単に強調表示されたり、進行状況インジケーターが長時間実行されているステータスを伝えたり、アニメーションやサウンドがアクションの結果を明確にする。

⑤メタファー
アプリの仮想オブジェクトとそれに対するアクションが、現実かデジタルの世界か分からず、より現実の身近な体験のメタファーである時、ユーザーはより迅速にアプリを理解する。(ビューを邪魔にならないように移動して、下のコンテンツを公開したり、コンテンツをドラッグしてスワイプしたり、スイッチを切り替えたり、スライダーを移動したり、ピッカーの値をスクロールしたり、本や雑誌のページをめくったり。)

⑥ユーザーコントロール
iOS全体で、アプリではなく人が制御する。
アプリは一連の行動を提案したり、危険な結果について警告したりできるが、通常、アプリが意思決定を引き継ぐのは大きな間違い。最高のアプリは、ユーザーの決断を有効にすることと、望ましくない結果を回避することの間に正しいバランスを見つける。アプリは、インタラクティブな要素を使い慣れた予測可能なものに保ち、破壊的なアクションを確認し、すでに進行中の場合でも操作を簡単にキャンセルできるようにすることで、ユーザーが自分でコントロールしているように感じさせる。

Interface Essentials

ほとんどのiOSアプリは、共通のインターフェース要素を定義するプログラミングフレームワークであるUIKitのコンポーネントを使用して構築される。このフレームワークにより、アプリはシステム全体で一貫した外観を実現すると同時に、高度なカスタマイズを提供できる。
UIKit要素は柔軟かつなじみがあり、また適応性があるため、どのiOSデバイスでも見栄えのする単一のアプリを設計できる。また、システムが外観の変更を導入すると自動的に更新される。 UIKitが提供するインターフェース要素は、次の3つの主要なカテゴリに分類される。

①Bar
アプリ内のどこにいるかを伝え、ナビゲーションを提供。アクションを開始したり情報を伝達したりするためのボタンやその他の要素が含まれている場合がある。

②View
テキスト、グラフィック、アニメーション、インタラクティブな要素など、ユーザーがアプリで目にする主要なコンテンツが含まれている。ビューは、スクロール、挿入、削除、配置などの動作を可能にする。

③Control
アクションを開始し、情報を伝える。ボタン、スイッチ、テキストフィールド、および進行状況インジケーターは、コントロールの例。

iOSのインターフェースを定義することに加え、UIKitはアプリが採用できる機能を定義します。たとえば、このフレームワークを通じて、アプリはタッチスクリーン上のジェスチャーに応答し、描画、アクセシビリティ、印刷などの機能を有効にする。

iOSは、Apple Pay、HealthKit、ResearchKitなどの他のプログラミングフレームワークやテクノロジーとも緊密に統合されており、驚くほど強靭なアプリを設計できる。