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2020年振り返り

今年も残すところ、あと一日となりました。

今年一年はコロナという今までに経験したことのない見えない敵との戦いに奔走させられましたが、これもまた一つのよい経験であったと捉え、振り返りを記します。

家庭について

なんといっても、娘が誕生したことが一番の出来事。こんな自分を父親にしてくれた娘と妻に感謝です。おかげさまで、元気に成長しており、無事に5カ月を迎えています。その間、CMやドラマのオーディション、撮影も経験させてもらい、子育てを楽しめています。

コロナで自宅勤務メインとなったために、子供と触れ合える時間も確保できているのも、この状況の恩恵ですね。

コロナ渦で時間ができた時に考えたのは、健康や仕事ができることの喜びですね。普段は当たり前すぎてで有難みに気が付かないんですが、仕事がなかったらどうしようと、ふと考える瞬間があり、仕事させてもらえるだけでありがたいと本気で思った。日常の業務では細かいことでストレスを抱えてしまうことがあるが、感謝の心をもって仕事しないといけないなぁ~とつくづく考えさせられた一年でした。

個人での取り組み

今年始めた取り組みとして、このBlogを開設して、(更新頻度は低いものの)今日まで毎月継続してきたことには、達成感がある。個人の発信力が求められるよ唸ってきている中で、自分の意見を整理して、アウトプットする良いトレーニングの機会となっている。このNOTEは今後も継続していきたい!

その他には、ビジネススクールの思考系科目のお手伝いをさせてもらい、若いビジネスパーソンと交流することができたのも、エネルギーをもらうことができた。

印象深かった書籍

コーポレーショントランスフォーメーション、両利きの経営、ニュータイプの時代、ミライの授業などなど「変革系」の本を多く読んだ。どれも今の時代を的確にとらえており、学びが多かった。なかでも安宅和人さんのシンニホンは今年のNo.1である。会社を定年退職した後に、社会と支えられるのではなく、社会に必要とされる人材になるためには、どうすればよいのか?という問いは本当に深い。

安宅さんの久しぶりの著書は、マクロ視点で一国として、日本がどうあるべきかについて詳述されており、普段我々が生活している環境がどのような将来に向かっていくのかを細かく述べられている。こんなにも膨大なデータを駆使したファクトベースの論理展開には非常に説得力がある。
日本の現状の政策において最も危惧される点は、シニアに目線が行き過ぎており、社会保障ばかりが予算の使い方で過剰に重視されており、若者育成に予算が使われていないという点は大きな気づきだった。将来的な競争力を高めるためにも若者に投資することは最も高いROIを期待できるにもかかわらず、そちらに注目が集まっていないのは残念である。

これからAI技術に基づき、更に加速するであろう情報化に対応するために日本には何が足りていないのか、どうするべきなのか、考えさせられる。
(本書を読む前に自分が思ってた以上に日本には可能性があるという考えに変わりつつあるのはポジティブな一面である)

2020年2月に出版された本であるにもかかわらず、COVID-19の状況を予測しているかのような記述も散見され、仮設力の高さを感じさせられる。

「気づき」は自分の中にある何らかの知識や理解が異なる何かとつながることだ。これは言ってみれば情報間の化学反応であり、知らなかったことを知ったという話のレベルではない。
また気づきの量は人の成長そのものということもできる。新たに自ら気づいたことはそう簡単には忘れない。

「一日生きるという事は、一歩進むことでありたい」湯川秀樹。
さあ行動だ!

我々は意味を理解していないことは知覚できない。たとえば大半の人はアインシュタイン法的式の美しさところな意味すらわからない。一般相対性理論を理解できるだけの物理学、その基礎となる数学についての深い知見と調練が欠けているからだ。 知覚を広げる「経験」には、日常生活や仕事、学習などで新しいものを見聞きする「知的経験」、人との付き合いや関係、文脈特有のアナロジーなどから学ぶ「人的経験」、それらの知的、 人的な経験の深さの上で、多面的、重層的にものを見て、関係性を整理する「思素」の3つがある。
ここで無視できないのが言葉の力だ。言葉は知覚体験を残し、抽象化したものであり、これを組み合わせることでさらに高度な知覚を実現している。
3層での人づくり
前章までの議論から、今まで僕らの社会が育成しようとしてきた人づくりとは本質的に異なる 人づくりが重要になることは理解してもらえたと思う。
膨大なことを細部まで知っているであるとか、決まりを正しく理解し、そつなくちゃんとやる系の、本質的にマシンのほうが得意な力を鍛えることにはさして意味がない時代に僕らは突入している。これからの時代はむしろ、データ×AIの持つ力を解き放てること、その上でその人な りに何をどのように感じ、判断し、自分の言葉で人に伝えられるかが大切だ。その基礎になるのは、生々しい知的、人的経験、その上での多面的かつ重層的な思索に基づく、その人なりに価値 を感じる力、すなわち「知覚」の深さと豊かさだ。ある種の生命力であり、人間力といえる。
また、マシン的な能力が高いこれまでのエリート層とは大きく異なり、「異人」 というべき人 がカギになる。未来に向けて普通の人が目指さない新しい世界を描き、それをさまざまな技術、アートなど複数の領域をつないで形にすることができる人、どんな話題でもそのために相談でき る人を知っている人だ。時代のパースペクティブを持ちつつ、未来を仕掛けられる人を何人生み出せるかが大切になるということだ。

仕事は意味のある変化を生み出すことだが、意味のある変化をうむということは、要は人の役に立つことだ。特にその年齢まで働くことに相当の時間とエネルギを注いできた、それが社会における存在意義であった多くの方々に、仕事なしに生き甲斐を持てというのはかなりの無理がある。自分が、80,90歳になったときのことを考えてほしい。社会で明確な価値を生み出す側に回るか、社会にケアされる側に回るかは人間の尊厳の問題そのものに関わる。誰かに必要とされることがどれほど生きるエネルギを与えるかを考えてみることが大切だ。


仕事について

ワーキングスタイルを変えなければならない一年であった。業績が全然振るわずに厳しい一年ではあったが、来年への準備を進めることは順調にできているし、11月には待望の西日本で新しい営業の戦力をとることができた。米国経験の長い彼は、うちのチームに新しい風を吹き込んでくれており、とても良い刺激となっている。

7月にSales Managerになり、チームをもった中で、この状況は責任を感じるし、厳しい年だった。直属の上司が12月末で異動、その上司(社長)が12月末で退任という花道を飾ってあげられなかったことを、今後のエネルギーに変えていきたい。

最後に昨日、会社の納会で話した内容を記しておきます:

今年も重大事故、怪我なく終えることができました。感謝しております。

業績に関しては、大変不本意ながら、奮わなかった。
ポジティブに捉えるならば、この状況があって、立ち止まって振り返ることができてよかった。
今までのやり方を変えなければいけない時!
そのためにも今年の行動を各自振り返ってほしい。

変化、柔軟性、適用性、Agilityが求められる!

変化は苦しい。一時的に生産性が落ちるが、長い目で見れば、いつか越えなければならない。

今が一番苦しい時。苦しい時が一番成長する。
この時期に頑張った人と、そうでない人は近い将来大きな差を生む。
この状況を克服してこそASRの未来がある。

3年後、5年後に今の自分を振り返ったときに後悔のない生き方をしましょう。未来の自分に顔向けできないような行動をしてはいけない。

日々を精一杯生きましょう。今やるべきことを見定めて全力投球をしましょう。
甘えを排除して、気を取り直して、2021年が組織として我がチーム2.0の新しいスタート元年にしていきましょう!

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