【お店の世界感を作る】
実は、私のお店は私1人で作った訳ではありません。
当たり前ですが、色々な方々の協力でお店を完成する事ができました。
デザイナー、コピーライター、工事内装業者…..。
沢山の人達が関わってお店が出来上がりました。
一番大変だったのがお店の「世界観」を考える事でした。
今までの理容経験というものを全て変えるのですから本当に大変でした。
ある意味、18年弱の経験を捨てるくらいの意識改革でした。
でも、それを越えないと他の理容室と一緒の結果しか出ません。
それでは、勝ち抜いて行く事はできません。
遅かれ早かれ、資金力のある大手に負けてしまいます。
大手とは戦ってはいけません。
それでも昔の理容の考えに戻りそうな時があります。
暇な時、1日のお客様が0人の時が続くと“吐き気”が出るくらいです。
何が悪いのだろう?、どこか間違っているのでは?、本当にこれでいいのか?、考えれば考えるほどネガティブな悪いイメージし湧いてきません。
ひどい言い方をすると、18年弱の固定観念、洗脳、凝り固まった考えはなかなか切り替えることはできません。
そんな時は理容師目線ではなく、お客様目線(素人目線)で考えます。
もし自分がお客(素人)だったら、
・理容室に何を望んで行くのか。
・理容室の何をみるのか。
・何をされたらそのお店の“ファン”になるのか。
・もう一度行きたくなる理由ってなんなのか…。
等、このような事を常に考えます。
人は何かを考える時は自分の経験や世界観で物をみたり、考えたりしてしまいます。
スマホ(携帯電話)のデータの中身がみんな違うように、人はそれぞれ価値観や世界観がちがいます。
変な話し、その人のスマホの中身をみたらその人の世界観がわかるかもしれません。
お店の世界観を考える時は“人格”ではなく、“店格”で考えなければなりません。
スタート時の“お店の世界観”はどうだったのか、“イメージしていたお客様”は来てもらっているのか。
世界観が“ぶれる”と全てが“ぶれぶれ”になって中途半端なお店になってしまいます。
ここにきて、何かを始める時は“そのもの”の“世界観”の大切さを知りました。