大阪ハワイキライブライブ
🌈誰かの記憶の誰かのはなし 13
2005年、大関ことKONISHIKIのCDを日本縦断走り売りしていた。
旅を始めて、ついに大阪に着いた。
その頃、僕達のHPに頻繁に関西ウクレレクラブからメッセージが来ていた。
どうやら立ち寄って欲しい旨だったので、僕はポップとバザー2人に日程調整して会いに行くように伝えた。
旅を始めたのは6月。大阪に着いたのは11月。
この5ヶ月は僕らの想像を越えた出会いの連続だった。
僕らは、ブログの形で旅の詳細を伝えていた。
人の噂というのは、人の想像力が豊かにして拡がっていくのだろう。
もしくは、大阪という土地。もしくは、関西の方々の温かさなのか、「何かを表現する人」にとても寛容な土地なのである。
とにかく、「見てやるよ、とりあえずやってみなよ」と見てくれるのである。
ここまでの旅と違うのは、見てくれるように仕向ける事、興味を持ってくれるように営業する事にエネルギーを使っていたのだが、
2人が「何をするの?」こっちに興味を向けてくれるのだ。
関西ウクレレクラブの方は、僕らの旅をずっと見ていた。どんどん近付いてくる2人にテンションが、上がっていったのだろう。
よく分かる。好きな子とデートするために色々考えているうちに、さらに頭の中で偶像化していってしまうあれだ。
関西ウクレレクラブの方に5ヵ月で起こった反応はこうだった。
怪しい2人⇒頑張ってる2人⇒ラジオとか出演してる2人⇒大関とライブしたりしてる2人⇒有名人⇒ミュージシャン⇒講師として呼ぼう
お分かりか。
ポップとバザーは、日本縦断しているKONISHIKI専属のミュージシャンとしてのゲスト講師で呼ばれたのだ。
皆さんは、お分かりでしょう。
実際は、一曲出来て、ちょっとフラを躍れるくらいのアホな青年だ。
会場と、お客さんの前で講義をしなければならない。
写真を残しておくよ。どうだったかは、2人にコメント残してもらうよ。
そして、僕らはこの旅で大好きになるお店、そして人に出会う。
大阪府豊中市蛍池にあるお店「HAWAIKI」(ハワイキ)である。
ハワイキにいるマスターKAZ(カズ)さん。
約1ヶ月2人はお世話になる。
この頃、ちょうど大関が大阪に行く仕事があった。
僕は、大関と2人の話をよくしていた。
大関は、何も言わない僕に、
「ポップとバザーがお世話になってるお店、行ける時間作った」と言ってきてくれた。
こういう、ところだ。
この頃の大関は、スケジュールがいっぱいで取れる時間など無かったので、僕からは何も言えないのである。
人を好きになるのに、決定的な理由は、人が大事にしていることを同じように気にかけていてくれる事。
僕は、2人に大関に電話するように言った。
大関はニコニコしながら2人と話し、カズさんには内緒にしろと言った。
僕は、横にいて成り行きを見ていて、こういう大人になりたいと本気で思ったのを憶えている。
ここで、カズさんからのメッセージを紹介する。
今回のはなしを連絡したら、返事が来た。
2005年、友人がいきなり日本を縦断中の2人の小僧を店に連れてきました。
彼らは、勝手に大関(KONISHIKI)のCDを売りながら旅をするという企画し、許可をもらって『日本縦断走り売り』の最中でした。(1人は自転車で伴走兼荷物)
初めは、2人共口下手で、愛想もたいして無かったけど、とりあえず一晩だけと飯と寝床を提供。これがアイツらを調子に乗せた。そこから約1ヶ月にわたる3人の共同生活が始まりました。
そのころは1人暮らしだったから、毎日刺激的で楽しい時間を過ごし、3人でCDを売る事を考えてイベント企画したり、店手伝ってもらったり、時には遊んだり、色々な事を3人でしました。
友人やお店のお客さんにも沢山CD買ってもらったり、助言や協力を沢山してもらった。
イベント会場の大阪城や神戸の方へ3人で交代で走って行ったり、店にKONISHIKIの奥さんや山内雄喜さん、バンドメンバーが来店し、急遽ライブが始まったり。
その中でも、サプライズで大関が来店したのにはかなりびっくり!
この期間には色々な出来事が起こりました。
その他、店のバイトの子の姉妹とUSJに遊びに行く事になって、帰って来た彼らは全身俺の服を着ていたのにはだいぶ笑わせてもらいました。
俺が行った事が無いキャバクラにも一緒に行った(笑)
そんな彼らとの楽しい時間だったけど、彼らの目的は沖縄まで行かなければいけない事だった。
たった1ヶ月あまりの時間だったけど、彼らとの時間は自分とお店にとってかけがえのない時間となりました。
ポップとバザー、そしてタワピー。伊勢原なんて行った事無いけど、いつかそこで彼らとゆっくりと話がしたい。
『もとニ』ありがとう🤙
以上である。
僕は、ここにもこういう大人になりたいって思う人がいる。
これは、実に幸せな事だ。
なんのはなしですか
豊中市蛍池の「ハワイキ」最近は、キッチンカーもあるので、イベントにもいるかも知れない。是非とも、近くの人がいたら、寄ってみて欲しい。
僕は、また繋がりが広がる事を願っているし、そんな幸せな事はない。
カズさん。やるよ。僕達はしっかりと。
インスタでのこの物語が、最近終了したのでこっちにしっかり残りをアップしていきます。