私の「星地巡礼」003

■003 富山市科学博物館

私の地元・富山県にはプラネタリウムが2つあります。
富山市科学博物館と、黒部市吉田科学館です。
地元は最後にしようかなぁ?と思っていたのですが。
門井慶喜さんの「家康、江戸を建てる」を読んで、この方の小説、もっと読んでみよう!と、Wikiで著書一覧を見ていたら。
とある短編集の収録作に「流星刀」というタイトルがありました。
え? 何? 流星刀???と、今度は流星刀で検索。
すると、その名のとおり、流星(隕石)で作られた刀のことで。
有名なのが、明治時代に榎本武揚が作らせた長刀2振り・短刀2振りだそうです。
長刀の1振りは天皇家へ献上。
もう1振りは設立に関わった東農大へ。
短刀の1振りは戦時中に紛失。
もう1振りは元になった隕石の飛来地である富山市天文台に寄贈され、後に富山市科学博物館に収蔵と。
え? 富山市科学博物館にあるの???
と、久しぶりに富山市科学館のHPを見てみたところ。
なんと、ちょうど展示している……との記載が。
これは、行くしかない!

小学校時代の社会見学で行った記憶はありますが。
大人になってからは行ってなかったです。
しかも、ちょうど、2023年3月にプラネタリウムがリニューアルしていました。
投影機は五藤光学さんのCHIRON Ⅲ &バーチャリウム。
五藤光学さんの投影機は、真ん中にロゴの入ったベルトがあるんですが。
これ、導入しているプラネタリウムごとに独自色にできるらしく。
富山のものは、県内産業である高岡銅器を模した緑青だそうです。
ドームは18mと中型といったところでしょうか。
今時な感じで、寝ころびシートなんかもありました。
私が観たプログラムは、「まだ見ぬ宇宙へ」。

流星刀は入口を入ってすぐのロビーにケースに入って鎮座していました。
科学館の展示はやはり小学生向けなので、そういった親子連れがほとんど。
誰も流星刀には見向きもしません(苦笑)
いちおう、一般展示も子供たちに混ざってぐるりと一周、見てきましたよ。

流星刀見たさに、展示期間(10/29まで)に行きましたが。
実は11月から、プラネタリウム100周年の企画展が始まると……。
ううむ。残念。
年パスだと、3回行けば元が取れるようですが。毎月プラネタリウムを観に通うかどうかは、また考えます。

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