キャノンボール
今日は自分を見つめ直す時間を作るために初代「キャノンボール」を観ています。
好きなことをやっている人に対して、他人はその人の人生を否定するようなことは言わない。スケジュールがあろうがなかろうが、その人が「できない」といえば「できない」。
そんな世界が、80年代のアメリカのコメディ映画には広がっていました。
ビールを買うためにセスナ機を酒屋の前に着陸させてもみんな平気。
ホテルの中をバイクで暴走してもみんな平気(ちなみに僕は予備校の中を自転車で走り回っていたら怒られました)
レースに勝つためには警察に止められてはいけない。
それならニセ救急車で参加しよう!
(ドライバーは救急の制服を着ていて、ダミーの医者と患者を乗せている)
それなら神父に仮装して参加しよう!
(神父に仮装した二人とドライバーはフェラーリ308に乗る)
ウケるためなら遠慮しない演出こそ僕の知っているアメリカ!
大統領はロナルド・レーガン。
ハーレーのエンジンは良く止まる。
チェロキーもファイヤーバードも立体駐車場にはとめられない。
それでも問題なし!
唯一登場する日本車はジャッキー・チェンが駈るスバル・レオーネ。最新技術で管理されていて故障知らず。これが当時の日本のイメージだったのでしょう。”Japan as No.1”と言われるのは、初代キャノンボールから数年後のことです。
そんなこんなで何を言いたいかというと、倉庫労働者の歩幅を測るAmazonは僕の頭の中のアメリカじゃない。手厚いサポートをしてくれるAppleとMicrosoftは僕の頭の中のアメリカじゃない。
80年代のアメリカの映画は、心の洗濯に最適です。