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口下手な人に贈る「聞き上手になる方法」:簡単3アクション

今回は「口下手な人に贈る!会話がうまくなる方法」をお届けいたします。

先日も、
長年、口下手で話すことに自信がありません…
「人見知りでコミュニケーションがうまく取れずに悩んでいます…」
「雑談が苦手で会話が続きません…」

という声を立て続けにいただきました。

まずは「口下手とは?」から見ていきたいと思いますが、口下手を辞書で引くと「物の言い方が巧みでないこと」と出てきます。
これだけではピンとこないと思うので、反対語も調べてみます。
口下手の反対語は、口まめ(=言葉の数が多い)です。
これは雄弁で流暢にたくさん話せることです。

皆さんはいかがでしょうか?
口数が多く、雄弁で、たくさん話す人と毎日いっしょにいたらどうっでしょう。疲れまませんか?

コミュニケーションには必ず相手が存在します。
お互いに会話を汲み交わすことで人間関係を構築していきます。
なので饒舌にペラペラしゃべる人が良い人間関係をつくるとは限らないのです。

では、どんな人が好かれるか?
それは、
①口下手でも、しっかり話を聞いてくれる人
②言葉巧みでなくても、ちゃんと自分の言葉を拾ってくれる人
③話し方は流暢じゃなくても、こちらの存在を常に気にかけてくれる人

ではないでしょうか。

アメリカのプレゼン番組「TED」で、植松電機の植松努社長が「思いは招く」というプレゼンをされました。

YouTubeで750万回も再生されている素晴らしい動画です。
植松社長は決して饒舌な方ではありませんが、話が深々と心に染みわたってきます。

ハーバード大学の研究結果によれば、「人間は自分のことを話しているときは、食事をしているときやお金をもらうときと同じくらいのドーパミン(快楽物質)が出る」ということです。
自分のことをしゃべるというのは、そのくらい嬉しいことなのです。
ですから、コミュニケーションにおいては、話すより、相手の話を聞く方が重要です。
自分が饒舌に話すのではなく、饒舌に話させてくれる人のほうが好感度が高いです。
口下手で悩んでいる人も、人見知りで話すことが苦手な人も、決して流暢に話せなくてもまったく問題ないのです。

ここからは、口下手の人に実施してほしい具体的なアクションです。
簡単にできる3つのステップをお伝えします。

①挨拶

一つ目は「挨拶」
人間は、話しかけるより、話しかけられたい生き物です。
自分から話しかけるのって億劫だし、無視されるリスクもあります。
そのリスクを抱えてくれる人が好かれます。
つまり自分から挨拶をすることです。

挨拶されて、嫌がる人はほぼいません。
「おはようございます」と挨拶されてキレる人はいないでしょう。
挨拶はノーリスクです。

②挨拶+ひと言質問

そして二つ目は、挨拶にひと言質問すること。
例えば、
「おはようございます(挨拶)」+「今日は早いですね?(質問)」
「こんにちは(挨拶)」+「毎日暑いですが体調大丈夫ですか?(質問)」
「ごくろうさまです(挨拶)」+「今日は残業ですか?(質問)」
と、ひと言質問を入れるだけで会話が発展します。

③返答に対するフィードバック

そして三つ目がフィードバック。
質問に答えてもらったら、それに対してひと言フィードバックします。

例えば、
「今日は早いですね?(質問)」→「結構やることが溜まってて…」
 →「◯◯さん、働きすぎですよ(フィードバック)」

「毎日暑いですが体調大丈夫ですか?(質問)」→「とっても元気です」
 →「さすが!体に気をつかっていらっしゃいますね(フィードバック)」

「今日は残業ですか?(質問)」→「そうなんです」
 →「たまにはゆっくり休んでくださいね(フィードバック)」

と、フィードバックをひと言入れるだけで、きっと相手はまた何か話してくれます。
こうして会話が重層的に続いていきます。

挨拶して、ひと言質問して、その答えにひと言フィードバックする

この「ひと言」があるだけで、ペラペラ話さなくても会話は続いていきます。
ちょっとしたコツですが、日々の生活の中で少しチャレンジしてみるだけで、会話がスムーズになってきます。
詳細は動画でも解説しておりますので、ぜひご確認ください(^-^)/


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【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。

18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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