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ロジカルシンキング講座:論理的思考のトレーニング方法
今回のテーマは、ロジカルシンキング講座「論理的思考のトレーニング方法」をお届けします。
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よく、こんな声をいただきます。
・「何を言ってるかわからない」と言われることがあります…
・「なんでそうなるの?」って突っ込まれると何も言えなくなります…
・「ちゃんと言いたいことを整理してから伝えてくれ!」と怒られます…
などなど。
これらを解決する方法が、まさに今日のテーマ「ロジカルシンキング」です。
分かりやすく相手に伝えるには、どうしてもロジカル=「論理的に話す」という行為が必要になってきます。
論理とは、話の筋道のこと。
例えば、デスクが散らかっている人に、「デスクの上を片付けてください」と言ったとします。
これだけだと、「え?なんで?」ってなります。別に自分のデスクなんだからいいじゃないかと。
でも、「デスクの上を片付けてください。あなたの書類が私のデスクまではみ出てきてるんです。邪魔で仕事ができません」
と言ったらどうでしょう。
「あ!ごめんなさい」ってなりますよね。
1、デスクを片付けてほしい
2、なぜならあなたの書類が私のデスクまではみ出てきているから
3、邪魔で仕事ができない
このように、話の筋が通っていると相手は納得します。
話がつながっていれば、言わんとすること自体は相手に伝わります。
この繋がりが弱いと、「なんでそうなるの?」「何を言っているの?」「だから何?」という返しを浴びることになります。
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ただ、問題なのは、そんなにすぐに筋道を立て話せないということ。
仕事場はナマモノです。急に質問されたり、突然提案を求められたり、いきなり意見を求められたり…。
急に声をかけられて、「ああ…(汗)」と必死に説明することもあるでしょう。
「論理的に整理するのでちょっとお待ちください」なんて時間はないわけですね。
だから、当スクールでは、いつでも、どこでも、すぐに論理的に話せるように、フレームを使って話すトレーニングをします。
フレームを用意する
フレームとは「型」のことです。
予め、論理的に話せるフレームを用意して、あとは埋めるだけ。
幕の内弁当のしきりが決まっていて、あとはおかずをつめるだけ。そんなイメージです。
幕の内弁当のしきりが決まっているのに、まさかそこにカレーのルーを流し込む人はいないでしょう。
予め枠が決まっていれば、必要なものを入れやすくなります。
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今回は、論理的に話す代表格を3つお伝えします。
拠り所は、拙著『話し方の正解』です。
こちらのルール24に今回のテーマが書かれております。興味がありましたらぜひ手に取っていただけると嬉しいです!
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まずは王道の「SDS法」から。
①SDS法
これは聞いたことある方も多いと思います。
短い会話で、頻繁に使われるビジネスシーンで最も出てくるパターンです。
・S=サマリー(Summary)=概要や結論
・D=ディテール(Details)=概要や結論の詳細
・S=サマリー(Summary)=最後にまとめ
この流れで話します。
よく「結論から話しましょう」と言われますよね。
例えば、上司から「今日の商談は契約いただけた?」と聞かれたとします。
まずS=「今日は受注いただけませんでした」
そしてD=「もう1社見てから検討するということでした」
最後にS=「来週もう1回アタックしてみます」
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SDSの流れにあてはめると、結論から話しやすく、詳細も伝わるので、話の筋道が自動的にできます。
聞いてるほうも分かりやすいですね。
②ホールパート法
二つ目がホールパート法。
さきほどのSDSより、もうちょっと長い説明が必要なときや、しっかり説明したいようなときに使用するフレームです。
全体があり、部分的な説明が複数あり、また全体でまとめる
という流れ。
よく「ポイントが3つあります」と言ったりしますよね。
そんなかたちで、全体→部分(①②③)→全体という流れで説明する方法です。
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例えば、
・全体=「年末の会議の開催についてお伝えします」
・部分=「今日お伝えすることは3つです。1つ目は皆さんにやってもらうこと、2つ目は役割分担、そして3つ目が納期です」
・全体=「最後にまとめをして今日のミーティングを終わりにします」
みたいに、全体を整理して、流れにそって伝える方法です。
・全体=「この商品をオススメします」
・部分=「オススメしたい理由が3つあります。1つ目は~、2つ目は~、3つ目は~」
・全体=「だからオススメします」
というように提案の場面でもよく活用します。
③PREP法
最後がPREP法。これも聞いたことある方多いでしょう。
・P(Point)=結論
・R(Reason)=理由
・E(Example)=具体例
・P(Point)=最後に再度結論でまとめる
結論→理由→具体例→結論でまとめて、説得力を上げていく話し方です。
例えば、
・P=「焼肉はダイエットに最適です」
・R=「なぜならば、脂質も体のエネルギーになるからです」
・E=「ケトジェニックダイエットって聞いたことありますか?脂質とタンパク質を取って、炭水化物を全然摂らない(1日20gぐらいで抑える)ダイエット方法です。これをやると、通常の1.5倍ぐらいカロリーを取っても、どんどん痩せるんです」
・P=「だから焼肉ダイエットをオススメします」
と、話の筋道を決めておくと、自動的に論理的に話せます。
フレームがあると便利ですね。
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もっとも重要な「フェイス」
今回お伝えした、SDS法、ホールパート法、PREP法は、よく聞くと思います。
これはこれで、ぜひ活用いただきたいのですが、これらのフレームを使う前に考えてもらいたいことがあります。
それが「フェイス」です。
フェイスとは顔。
つまり誰がこの話を聞くのですか?ということです。
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なぜなら、聞く人によって話す中身が変わってくるからです。
先ほどの焼肉ダイエットの例。
まったく健康や食に意識がない方に、やれタンパク質がどうだとか、脂質がうんうん言ってもピンときません。
SDS法ひとつとっても、もし上司によって内容は異なります。
・S=「契約はいただけませんでした」
・D=「もう1社検討するそうです」
・S=「来週もう1度 アタックしてみます」
に対して、「よろしく!」で済む上司もいれば、もっと詳細を聞きたいという上司もるでしょう。
誰が聞くかによって話すボリュームが変わります。
また、ホールパート法で年末の会議の例題をだしましたが、聞き手が、「えーっ?年末忙しいのに、また仕事押し付けるの?」って思うような人たちだったら、最初の全体は、まず年末の仕事の目的からちゃんと説明したほうがいいかもしれません。
「なぜこれをするのか?」「どれだけこれが重要なのか?」という話です。
それを聞き手が聞いて、「なるほど!」となってから、部分的な話が入ったほうが説得力が増すでしょう。
フレームの前に「この話は誰が聞くのか?」という冠を用意する
それを埋めてから、フレームに流し込んでみてください。
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4〜5回ぐらいやってると、「誰に」を設定しないと気持ち悪くなってきます。そのくらい慣れてきたら、十分伝わる話し方を体得しているはずです。
コミュニケーション力が高い人は、瞬間的に相手のことを考えます。
説明が上手いというのは、別に流暢に話せるとか、端的にまとめることができるとか、そういうことではなく、相手が聞きたいことを伝えることができる人。これが最高のコミュニケーターです。
ぜひ、下記動画でもいっしょに論理的思考のトレーニングを学んでまいりましょう!
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【モチベーション&コミュニケーションスクール】
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【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
【モチベーション&コミュニケーションスクールSNS】
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