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会話が苦手な人でも話題が途切れない!「返し」と「繋ぎ」のテクニック
Q:「話すことが苦手です。何も思いつかないとき、どうやって返せばよいかわかりません。会話が上手くなりたいです」
今回もご質問をいただきました。いつもありがとうございます!
突然何か聞かれて、言葉が出てこないことってありますよね。
久しぶりに会った先輩から「調子どう?」って聞かれて、「あぁ…えっと」と何も出てこなかったり。
「美術館行きますか?」→「いや、全然…」。。
「最近、飲みに行っていますか?」→「全然」。。
以上。みたいに。
こういった返す言葉がないときに、非常に便利なのが、本日紹介する会話テクニック、「返し」と「繋ぎ」です。
キーワードは「返し」と「繋ぎ」
「返し」というのは、文字通り聞かれたことに返していくことです。返すことがあれば、そのまま返せばいいと思います。
ただ、今回の質問のように、何も返すことがなかったり、その先の会話が続かなかったりすることもあります。
そこでもう一つのキーワード、「繋ぎ」の登場です。
会話の繋ぎとは?
「繋ぎ」とは、返すことがないときに、自分が話した話題に繋げる話法です。
例えば、「ゴルフやりますか?」と聞かれて、「やらないです」だと、会話は終わってしまいます。
そこで、自分がしたい話題につなげます。
「ゴルフはやったことがないんです。ちなみに、わたし、高校まで野球をやっていたんですが、野球をやっている人ってゴルフでも飛距離が飛ぶってホントですか?」
みたいな形です。ゴルフじゃなくて、自分が知っている野球の話につなぎます。
「最近、飲みに行っていますか?」→「全然行っていないです」。
これだと会話が終わってしまいます。
そこで、「全然飲みに行っていないんですけど、最近ジムに通いはじめまして」と。
すると「え〜、ほんとですか」とか、「実は最近私もジョギングをはじめまして」とか、「そうんなんですね。私もそろそろジムに行かないといけないと思っておりまして…」みたいに、何かしら返ってくると思います。
自分が知っている話題につなげていくのも、会話の武器として持っておくと、話題の提供に事欠かなくなります。
つなぎを練習してみる
今回も、いつもインタビューしていただいている平山さんに、つなぎの練習してもらいました。
桐生:「平山さんはゴルフやられるんですか?」
平山:「いや、ゴルフはやらないんです。でも、ゴルフのように時間とお金のかかる趣味をはじめたんです」
桐生:「おー、何ですか?」
平山:「鉄道模型です」
「やりません」だけだと会話が終わってしまいますが、こうして自分が知っている話題につないけば違和感はないですね。
営業でも繋ぎは使えます。
「この商品は5万円です」と言って、「高い!」と言われたと。
「高いのは高品質だからです」と返していくパターンもあれば、そこに触れずに、違う話につなぐこともできます。
「ちなみに、以前はどんな商品をお使いになっていたんですか?」という感じです。こちらが聞きたい話につなげていきます。
そして、一回違う話をして、再度クロージングをかけていきます。
会話がうまくなるポイント
聞かれたことに「返す」「繋ぐ」、2個イチセットで持っておくと、臨機応変に対応できるようになり、コメントがなかったとしても、何かしら話を繋げることができるので便利です。話題が尽きることもなくなります。
今回は特に「会話の繋ぎ」についてお伝えしてまいりました。
ぜひ、動画もチェックしていただき、これからも一緒に会話のスキルを上げていきましょう!(^^)
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「【コミュケーション力アップ、伝わる話し方、あがり症改善セミナー】はコチラ
【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、新潟、石川、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫、和歌山、鳥取、岡山、島根、広島、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、大分、熊本、鹿児島、沖縄
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