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【雑談】自然に会話が盛り上がる!好かれる人の話し方

今回のテーマは「好かれる人の雑談のコツ」です。

前回は「人見知りでも会話がはずむ!たった1つのコツ」という内容をお届けしました。また動画を見ていない方はぜひコチラも参考までに。

今回はその続編です。

「普通にしゃべれはするけれども、今ひとつ会話が盛り上がらない」

というお問い合わせをいただきました。

具体的にはこんな質問です。

Q.:「仕事で人と接する機会が多く、会話をするのが苦手ではないと思うのですが、なかなか会話が盛り上がらないときがあります。話を盛り上げるコツみたいなものがあれば教えていただきたいです」

大前提はラポールが築けていること

会話が盛り上がる話し方、聞き方、色々あると思いますが、大前提として抑えておかなければならないのが、ラポールです。

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ラポールとは、臨床心理の言葉で「架け橋」とか「信頼関係」のことを言います。簡単に言えば、お互いの心が通い合っている状態です。

ラポールが築けている相手とは、たわいもない話で大笑いしたり、盛り上がれます。安心して話ができるからです。安心欲求は人間にとって生存欲求の次に大事と言われます。

こう言うと、

「信頼関係を作ろうと思ったら、長い間、一緒にいないと築けないのでは?」

と言われます。そうであれば初対面の人や、取引先、よく知らない人とは、会話が盛り上がれないことになりますね。

でも、そんなことないんです。

今日、はじめて会ったの人なのに、平気で1時間、2時間しゃべってしまう人もいます。

社外の人と企画の話をしていて、思わず盛り上がり、その流れで飲みに行ってしまうことも。

長さが大事なのであれば、どの夫婦も常に会話が盛り上がっていますよね。でもそうでない夫婦もいます。

つまり、お付き合いした長さが短くても、一瞬で意気投合してしまう人もいるわけです。

あたかもその場にいるような臨場体験

では、どうすれば、一瞬でラポールが築けるのか?

そして会話が盛り上がるか?

すぐできることを1つお伝えいたします。

これが今回の結論です。

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臨場体験です。

まるで、自分も体験したかの如く、相手の話を聞くこと。相手の会話の中に自分も一緒に入り込みます。

例えば、一緒に旅行に行った人と、行っていない人と、どちらとの会話が盛り上がりますか?

恐らく一緒にいった人ですよね。

「あんとき楽しかったね」「また行きたいね」と共感しやすいです。

映画もそうです。同じ映画を見に行った人なら、

「主人公のあのセリフ、まさかあそこで言うと思わなかったよ」

「ほんとそうだよね!私もびっくりした」

と、同じ体験をしているので盛り上がれます。

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でも、毎回、目の前の人と同じ体験をすることはできません。

なので、あたかもあなたも体験したかの如く、会話を進めていく。これが臨場体験です。

例えば、

「平山さんはエンジニアなんですね」

「いつからですか?」

「どこで働いているんですか?」

「何年目ですか?」

と、矢継ぎ早に質問されたら、尋問されているみたいで安心できません。

臨場体験をするとどうなるか。

桐生:「平山さんって、どんなお仕事をされているんですか?」

平山:「エンジニアの仕事をしています」

ここで「エンジニアのお仕事か…」と想像するわけです。※動画で実演してみました。

「エンジニアって、こんな感じでずっとPCに向かって言語を書いているのかな~」「言語ってどうやって覚えているのかな~」と、極端に言えば、その人の頭の中に入り込んでいくイメージです。

桐生:「言語ってどうやって覚えるんですか?」

平山:「先輩の横について、見よう見まねで」

また想像しにいきます。

「先輩の横で見よう見まね!こんな感じかな~」「自分で調べろ!とか怒られるときもあるのかな~」「大変だろうな~」と。

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そうすると、まるで一緒に旅行に行ったかのような空間が生まれます。

理解してくれていると感じるんです。これを共感と言います。

質問しなくても会話は盛り上がる

無理に質問しなくても、十分盛り上がります。

平山:「京浜急行の沿線で、横浜の方に行ってきたんですよ」

桐生:「おおー、いいですね」

平山:「花見の名所があって…」

桐生:「今、花見の時期ですものね」

平山:「石崎川というところで、ちょうど川と電車と桜を一緒に撮れるところがあるんですよ」

桐生:「ほぉ。まさにドンピシャですか?」

平山:「そこに滅多にお目にかかれない、いわゆる営業用ではない電車がやってきて…いつ走っているかわからないんです」

桐生:「へぇー、滅多にないやつですか」

平山:「はい。まさに神出鬼没です」

桐生:「まさか!?」

平山:「撮れちゃったんです!」

桐生:「おおー!ベストタイミング」

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という感じです。※これも動画で実演してみました。

1個も質問していません。

「桜ですか?」「まさか!?」「もしかして?」「ベストショット?」と、想像しながら相手が話したことを繰り返しているだけです。

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会話はラポールを築くのが前提。

それがあるから、お腹を抱えて笑ったり、普段話さないようなことまで話したり、盛り上がることができます。気づいたらこんな時間になっていた!という感覚です。

ぜひ、相手の話を想像し、相手の頭の中に入り込んでいくような感覚をつかんでみてください。詳細は動画にて(^-^)/

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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