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仕事で詰められない方法!理不尽に怒られないコツ

今回は「詰められたときの対処法」について!

「上司から激詰めされる…」
「いつも細かくつつかれて本当に疲れる…」
「反発ばかりされて辛い…」
という声をよくいただきます。

私も若いときころは、かなり上司から手厳しく叱られた経験があります。

現在、「詰められたときの対応方法」とGoogleで検索すると、なんと3,000万件もネット記事がヒットしました。
悩んでいる方が相当いらっしゃるのですね。

「ビジネスマンの駆け込み寺」と言われている弊社ですから、この件は是非テーマにしないわけにはいきません!

ということで、今回も新刊『コミュ障でもしっかり伝わる話し方』のポイント1「簡潔」というコーナーから、
「詰められたときにスパッと答える方法」
をピックアップしてお届けいたします。

詰められる原因

詰められるときを想像してみてください。

上司:「どうなってんだ?」
部下:「カクカクしかじか…」
上司:「なんでそんなことになっているんだ?」
部下:「カクカクしかじか…」
上司:「だからその理由を聞いてるんじゃないか!」
部下:「・・・」
上司:黙っていはわからんじゃないか!
みたいな。

答えても突っ込まれるし、答えなくても突っ込まれる。
こんな負のスパイラルに陥ることはありませんか?

これは、上司の質問の意図を適切に捉えていないときに陥るスパイラルです。

仮に、あなたが営業職だとしてください。
上司から質問されたとしましょう。

今から3つ質問します。

①今月、田中商事さんって売上ゼロでしょ。あれなんでだっけ?
②今月、田中商事さんって、なんで売上ゼロなの?
③今月、田中商事さんが売上ゼロなのは、対策打ってないからじゃないの?

さぁ、3つ質問しました。
すべて「?」がついた質問ですが、全部ニュアンスが違いそうですよね。

①今月、田中商事さんって売上ゼロでしょ。あれなんでだっけ?
→これはただの質問です。
知らないから聞いているだけ。単純な質問ですね。

②今月、田中商事さんって、なんで売上ゼロなの?
→これは何か含んでいる感じがしますよね。
そう疑問です。何かを疑っているのです。
「売上ゼロなのは、何か怠っているのではないのか?」
という意図が含まれています。

③今月、田中商事さんが売上ゼロなのは、対策打っていないからじゃないの?
→これは完全に反論ですn。
「対策打ってないよね?」と、突っ込む気満々です。

まず、
ただの質問なのか?
疑問なのか?
反論なのか?

3つのうちどれなのかを適切に捉えることです。
なぜなら、それによって返答の仕方が変わるからです。

質問・疑問・反論のどれか

①今月、田中商事さんって売上ゼロでしょ。あれなんでだっけ?
→ただの質問ですから、単純に説明すればいいですね。バトルにはならないと思います。

②今月、田中商事さんって、なんで売上ゼロなの?
→これは疑われています。なので説明に加え、質問が必要です。

「これこれこういう理由です(説明)」+「何か気になることがありましたでしょうか?(質問)」
「何か落ち度がありましたでしょうか?(質問)」
などです。

①のように、ただ説明するだけだと、疑いを持っていることを理解してもらえていないと感じ、相手は凶暴性を増します。
これがどんどん突っ込まれる理由です。

③今月、田中商事さんが売上ゼロなのは、対策打ってないからじゃないのか?
→3つのうち、これが一番大変ですね。
相手のボルテージはマックスに上がっています。戦闘モードです。
だから、まずは相手を冷却しないといけません。
その場合は、「謝罪」+「説明」です。

「何か落ち度があったら申し訳ありません(謝罪)」+「これこれこういう理由です(説明)」

別に悪いことしてない、というときもあると思います。おっしゃる通りです。
しかし、何かしら相手に心配をかけているのは事実でしょうから、最初に、
「ご心配をお掛けして申し訳ありません(謝罪)」+「これこれこういう理由です(説明)」
という流れが最適です。
繰り返しますが、まずは相手のボルテージを下げないと、余計なことまで突っ込まれ続けることになるからです。

その「?」は質問・疑問・反論のどれ?

もうひとつ例題を。
次の3つの質問は、質問・疑問・反論のどれにあたるでしょうか?

お客様から商品の値段について質問されました。

①この商品はおいくらですか?
②この商品、1,500円でしたっけ?
③この商品、1,500円って高くないですか?

①この商品おいくらですか?
→質問

②この商品、1,500円でしたっけ?
→疑問

③この商品、1,500円って高くないですか?
→反論

ですね。

◯質問なら?
「1,500円です」と説明すればOKですね。

◯疑問なら?
「はい、1,500円となります。何か気になる点がございましたでしょうか?」「何か問題がございましたでしょうか?」
と、説明+質問で返す。

◯反論なら?
「ご期待に沿えず申し訳ございません」+1500円である説明で返す。
デートに遅れるときも、「仕事で遅れる」と言われるのと、「ごめんね。。仕事で遅れる」と言われるのと、全然印象が違うと思います。

感情が収まらないので詰めてくる

相手が詰めてくるのは、間違いを指摘するということもあります。ただ、それは一部です。
指摘し終わったにも関わらず、ずっと突っ込んでくる人や、チクチク言ってくる人がいますよね。
それは感情が収まっていないからです。
収まらないと、収まるまで突っ込んできます。

ただ、本来は反省すべきは反省し、未来に向けて動き出すことが肝心ですよね。
そのために、突っ込みに関しては、適切に対処して、早く次に向けて行動できるよう、まずは種別を把握することをオススメします。
動画でも「仕事で詰められない方法!理不尽に怒られないコツ」を詳しくお届けしております。いっしょに学んでまいりましょう(^^)/

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【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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