スルースキルの鍛え方 職場の悪口や嫌味を受け流す技術
Q:「職場の悪口とか嫌味を気にしない方法ってありますか?」
という質問をいただきました!ありがとうございます。
職場の悪口とか嫌味を気にしない方法。
これをストレスマネジメントの世界で「スルースキル」といいます。
「スルースキル」、聞いたことありますでしょうか?
ネットで「スルースキル」と検索すると、1,300万件もの記事が出てきます。それよりも大きな概念であるストレスマネジメントが1,400万件ですから、「スルースキル」はかなり多くの方が注目している証だと言えます。
溜め込まずスルーする
では、「スルースキル」とは何か。
自分にとってストレスや不安となる言葉を溜め込まずにスルーする力
のことを言います。まさに「スルーするスキル」です。
今、「気にしない」という趣旨の本がすごく売れています。例えば、ベストセラーの『反応しない練習』。草薙龍瞬さんという、どこの宗派にも属していない僧侶の方の著書です。累計100万部を超える渡辺淳一さんの『鈍感力』も非常に有名です。
「スルースキル」3つのステップ
では実際に、職場の悪口や嫌味を気にしない方法、「スルースキル」の3つのステップをお伝えいたします。
ステップ1:Sスタンス
ステップ2:Sセパレイト
ステップ3:Sスルー
3つの「S」で構成されます。
それぞれ解説いたします。
ステップ1:スタンス
これは、スルーする軸を決めるということです。
全部スルーしていたら、大事な話まで取りこぼしそうですよね。
ステップ1は、何をもってスルーするか、しないか、のスタンスを決めることです。
弊社には「公明正大」という行動指針があります。公明正大とは、オープンにということです。悪口は言ってもいいんです。ただ陰で言うな、言うなら本人に言え。まさにオープンに。という指針です。
これがスルーするか、しないか、の軸になります。
例えば、私が、経営者同士の集まりに参加したとします。誰かが誰かの悪口を言っていたとしましょう。この場合、「へぇ~、そうなんですね」と完全にスルーです。ただ、面と向かって言われたら「ありがとうございます!」と真摯に受け止めます。
嫌味を言われたら?
例えば、「もう少し早く準備してくれていたら、こんなにバタバタしなくて済むのにな〜」と、ボソッと嫌味を言われたとします。これをスルーするか、しないか。それもスタンスによります。
早く準備したほうが、みんなのためになるなら、受け入れたほうがいいと思いますが、のっぴきならない事情があって、どうしても早く準備できないならスルーしてもよいと思います。
自分にとって受け入れたほうがよいものは受け入れるし、受け入れてもしょうがないものはスルーする
こういったスタンスです。
「◯◯さんは東大出ていらっしゃるから、これくらいはできますよね」
と言われて、「そうだ!俺は東大出ているから、これくらいはできるはずだ!」と思った方が燃えてくるのであれば、「がんばります!」と言って受け入れ、「東大出ていることと、この件はまったく関係ないでしょ」と思うならスルーする。
スルースキルは、ほぼこのステップ1のスタンスを決めることがメインです。
ステップ2:セパレイト
セパレイトとは、分けることです。
ステップ1のスタンスに合わせて、スルーするかしないか、分けます。
ステップ3:スルー
分けたら、最後にスルーします。
まとめると、「スルースキルの3つのステップ」は、スタンスを決めて、セパレイトして、スルーする、となります。
人間だれしも、悪口、嫌味を言われると、嫌な気持ちになります。
しかし、嫌かどうかではなく、活きるかどうか。
そのスタンスで判断すると、自分の未来に活きる選択ができるはずです。詳細は動画にて解説しております!
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【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎説明の一流、二流、三流(明日香出版)
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、新潟、石川、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫、和歌山、鳥取、岡山、島根、広島、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、大分、熊本、鹿児島、沖縄
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