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攻撃されやすい人の決定的な特徴「2選」
今回のテーマは「攻撃されやすい人の決定的な特徴」です。
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あなたの近くには、やたらと攻撃してくる方はいますか?
今はいなかったとしても、過去にそういう人はいませんでしたか?
例えば、高圧的な上司。
「どうなっているんだ!!」といつも怒鳴ってくる。
威嚇してくる先輩。
「おい、これやっとけ!」と強制的に仕事を押し付けてくる。
変にイジってくる同僚。
「◯◯さんって、覚えが悪いからね」と、冗談まじりでディスってくる。
鼻で笑ったり、みんなの前で馬鹿にしたり、なかには「攻撃するのが趣味なのでは?」と思うような人もいます。
「そういう人には関わらず、スルーしていきましょう」
というのは簡単ですが、同じ職場だったり、一緒のコミュニティだったり、どうしてもコミュニケーションを取らざるおえない人もいます。
今回は、
まずは攻撃されやすい方の特徴をつかむ
そして具体的な対策を打つ
この流れでお伝えします。
近くに攻撃してくる人がいたら、今回お伝えする具体策で、しっかり自分を防衛していきましょう!
「逆から考える」という発想
攻撃してくる人への対策は、逆から発想してみることが有効です。
逆から発想するとは、攻撃されない方法を考える前に、「なぜ相手は攻撃してくるのか?」を考えることです。
例えば、裁判なら「検察官」と「弁護人」がいますよね。
自分が弁護人だったら、検察官はどうやって攻めてくるか?検察官の立場から考え始めること。
これが逆から発想することです。
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攻撃している人がいる場合も同じく、「相手はなぜ攻撃してくるのか?」、そこが防衛策を考える起点です。
それを考えると、攻撃してくる人の心理は、概ね2つのうちどちらかであることがわかります。
攻撃されやすい人の特徴
1つ目は、自分より立場が弱い人に対して攻撃する
例えば、議論したら絶対勝てるとか、相手は完全に文句が言えない立場など。
そういった自分が100%勝てる立場の人に対して、人は攻撃を仕掛けます。
もちろん勇猛果敢に自分より強い人に攻撃を仕掛ける人もいるでしょう。
しかし、ここで扱っているのは、そういう芯のある人ではなく、いつもネチネチ、つねに悪口が口からついて出てくるような攻撃中毒の人です。
そういう人は攻撃することが快楽になっています。
快楽を味わうには、自分より弱い人に攻撃をしかけるのが得策です。なぜなら勝率が圧倒的に高いからです。
2つ目は、攻撃しても反撃してこない人に攻撃する
例えば、何言っても、何も言い返してこない人。
これも100%勝てますから、毎回攻撃してくるわけです。
子供のいじめは、大体いじめられる方は抵抗しませんが、抵抗しないにもかかわらず、いじめる方はいじめ続けます。
大人の世界でも、仕事を押し付けても何も言わない人は、感謝もされずにずっと仕事を押し付けられることがあります。
繰り返しになりますが、自分より弱く、そして何も言ってこない人には、100%勝てるわけですから、攻撃中毒の人は攻撃を仕掛けやすいのです。
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逆に言えば、「あれ、勝てないかも?」「いつもと違って反撃してきた」と思わせれば、攻撃中毒者の勝率が下る可能性があるので、攻撃を撃退することも可能です。
ここからは、攻撃してくる人に対する具体な防衛策を4つお伝えします。
「いつもと違う」意思表示と脅威
1つ目は、攻撃してくる人に対しては、ちゃんと「あれ?嫌がってる」ということを思わせることが大事です。つまり意思表示です。
もしくは、「もしかしたら反撃されるかもしれない」と脅威を感じさせること。
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例えば、上司が攻撃してくる人だとします。
「それはパワハラだ!」と言いたいけど、そんなことは言えない…。
でも黙っていると、「こいつには勝てる」と思われて、また攻撃してくる。
なので、ネタっぽくでもいいので、「それパワハラですよ笑」でチクリと刺す。そうすると、「あれ、いつも何も言い返してこないのに、何かちょっと言い返してきたな」という印象が残ります。
やたらと個人のこと詮索してくる先輩がいたら、「それ個人情報の詮索ですからね」と笑いながらでもチクリと刺す。
同僚が、「◯◯さんって、ほら、食欲だけは旺盛じゃない」ってイジってきたら、「その言われ方、あまり嬉しくないですけど」とポツリと言う。
いつもはスッキリ勝てるのに、「あれ?いつもと違う」「何か言い返してきた」と、相手の潜在意識の中で、ただでは勝てない人というイメージがつきます。
1回、2回じゃ効かないかもしれませんが、だんだんこういったケースが積み上がっていくと、そのうちボディーブローのように効いてきてきます。相手はだんだん攻撃しづらくなってきます。
「嫌だったらハッキリ言えばいい」
「攻撃してくる人なんてスルーすればいい」
そう言うのはカンタンですが、実際の現場はそんなに簡単ではありません。
だから、ケンカするわけではないけど、チクリと一刺し残す。
これが攻撃の連続性を止めます。
「Iメッセージ」には反論できない
2つ目は、「Iメッセージ」で伝えること。
「そういう言い方はやめてください」と反論すると、余計攻撃してる人もいます。
「そういう言い方はやめてください」というのは、相手を主語にしたYOUメッセージと言いますが、これだと争いになります。
なので、「そういう言い方されると、私は傷つきます」と言う。
こういった自分を主語にした言い方を「Iメッセージ」といいます。
私が思うことなので、私の勝手です。
「そういう言い方されると、私は傷つきます」に対して、相手は「傷つかないで!」とは反論できません。なんせ自分の気持ちですから、人に四の五の言われる筋合いはありません。
「いまの発言は撤回してください」はYOUメッセージです。揉めそうです。
そこで、「いまの発言は撤回してもらえると(私は)嬉しいです」こういったIメッセージで伝えます。
「私は嬉しい」と言っているだけで、絶対に撤回してくれとは言っていません。
結局、撤回しないかもしれませんが、「何か言い返してきた…」と、相手の心に蓄積させることができます。
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非言語を使ってみてもよい
3つ目は、非言語。
例えば、いつも朗らかに笑ってる人でも、攻撃された時だけは、少し悲しそうな顔をする、ちょっとシュンとする。
これは、いつも悲しそうな顔をしている人、常にシュンとしている人は使えませんが、いつも明るい人が急に落ち込むと、「何かしてしまった…」と相手に感じさせます。
普段とのギャップがあるからこそ、相手は変化に気づくのですね。
話すときにいつもアイコンタクトしてくる人が、嫌なことを言われたときはちょっと目線を外す。
そうすると、「あ、何だか嫌がってるな」というのが相手に伝わる。こういうのも非言語です。
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質問を使う
4つ目は、質問を使う。
「お前のせいでチームがまとまってないんだろうが!」
と、理不尽に怒られたとします。
「すみません…」だけだと、また別の件でもそのうち攻撃されることになります。
そこで、「すみません。確かにそうかもしれません」と反省を伝えた上で、「少しお伺いしてもいいですか?なぜそのように思われたんでしょう?」と質問します。
「〇〇だからだろうが!」と攻撃が続きます。
それに対しても、「もう少し伺って宜しいでしょうか?」と、また質問します。
「だから〇〇だからいけないんだろうが!」と更に攻撃が続きます。
「承知しました。ちなみに参考までにお聞きしたいのですが」と、もうちょっと質問してみます。
最後は、「理解しました。申し訳ありませんでした」と言って終わるかもしれません。でも、ただでは終わっていません。
相手は次は攻撃しにくくなるはずです。
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今回は攻撃されやすい人にどう対処するか?
というお話でした。
防衛策を4つメドレーでお伝えしましたが、動画では詳しく解説しておりますので、ぜひ下記動画をご確認ください。
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【モチベーション&コミュニケーションスクール】
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【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
【モチベーション&コミュニケーションスクールSNS】
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