人の目を見て話す練習!!自然なアイコンタクトの作り方
今回のテーマは、人の目を見て話す練習方法です。
「人の目を見て話すのが苦手…」という方は実は多くいます。
Googleで検索すると関連した記事がかなりたくさんヒットします。
それだけ気になっている人が多いということですね。
千寿製薬さんが5,640人にアンケートを取ったところ、49.4%の人が「人の目を見て話すのが苦手」と回答しています。
今回は、相手の目を見て話すのが苦手な方に、具体的な練習方法をお届けします。
まずは、少しだけ「なぜ相手の目を見て話すのが苦手なのか?」について見ていきましょう。
相手の目を見て話すのが苦手な理由
1つ目、相手から見られている感覚
相手から見られていると「恥ずかしい」とか「ちゃんとしなきゃ」というプレッシャーを感じることがあります。
2つ目、相手の話が入ってこない
目が合うと緊張して相手の話が入ってこない場合もあります。
会話に集中できないケースです。
3つ目、見て話さないほうが楽
目が合うと気持ちを感じ取られてしまいそうと感じることもあります。
あえて目を見て話さないほうが自由に話せるという方もいます。
「相手の目を見て話したいけれど、なかなか見られない…」
という方は、これからこ述べることをぜひ試してみてください。
方法論は、系統的脱感作です。
精神科医のジョゼフ・ウォルピ氏が提唱した方法です。
苦手なことを克服するために、苦手なことに段階的に慣れていくやり方です。
例えば、「小さいころ犬に噛まれて、それ以来犬が苦手…」という方が犬に慣れていきたい場合、いきなり犬に抱きつくのは得策ではありません。
小さいころの嫌な思い出がフラッシュバックして、余計苦手になります。
まずは、苦手なことを克服するために、小さなことから始めていきます。
例えば、
1、遠くから犬を眺める
2、それができたらまずは子犬に近づいてみる
3、それができたら子犬の頭だけなでてみる
4、それができたら子犬を抱っこしてみる
5、それができたら大きい犬にも同じことをチャレンジしてみる
といった具合に、ちょっとずつ行動を刻んで、そのことに慣れていく方法。これが系統的脱感作です。
この考えを、相手の目を見て話すアイコンタクトにもあてはめてみます。
段階的にアイコンタクトができるようになる方法
①いきなり相手の正面に座らない
できれば、いきなり相手の正面に座らず、相手に対して斜め、または横に座って話すようにしましょう。
正面に座ると、どうしても相手の目を見て話さなくてはいけなくなるので緊張します。
最初の段階では正面はできるだけ避けましょう。
②相手の目の周りをぼんやりと見る
いきなり相手の目を直視せず、相手のおでこや鼻のあたりをぼんやり見ましょう。
これもいきなり目を見ようとすると緊張するので、見ている感じでOKです。
③相手の目を見る。ただし2秒まで
慣れてきたら、少し相手の目を見てみましょう。それも2秒程度でOKです。ずっと見る必要はありません。
少しアイコンタクトをしてみる。その少しを何度か続けていきます。
④目線をそらすときは縦方向に
アイコンタクトをして、気まずくなるときがあるもしれません。
そのときは目線を外しても全く問題ありませんが、外すときは下方向に目線を逸らして下を向くのではなく、横方向に逸らすようにしましょう。
下を向くと、相手に対しても印象がよくないからです。
横方向なら、たとえ目線を外したとしても、目線の高さ自体は相手と一緒なので、相手を見ている感じになります。
⑤慣れてきたら意識せずとも相手の目を見る
①~④を繰り返し、最終的には意識せず相手の目を見ることができるようになることが最高です。
苦手な方にとって、いきなりアイコンタクトをしながら会話をするのはハードルが高いと思います。
系統的脱感作で、少しずつ行動を刻みながら、小さなチャレンジを積みかさねてはいかがでしょうか。
詳細は動画でも解説しておりますので、もしよろしければチェックしてみてください!
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【モチベーション&コミュニケーションスクール】
あがり症・緊張を改善するセミナー
伝わる話し方が身につくセミナー
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【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎あえて話さない戦略(大和出版)
◎「話し方の正解」~誰とでもうまくいく人の55のルール~(かんき出版)
◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)
【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
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