【ドキドキしない】初対面の挨拶、自己紹介、研究発表で落ち着いて話せるコツ
今回のテーマは「知らない人の前で緊張せずに話すコツ」です。
☑初対面の人の前で自己紹介する
☑初めましてのお客様にプレゼンする
☑100人の前で研究発表を話す
など、初対面の人の前で話す機会って、緊張する場面が多いと思います。
セミナーにお申し込みいただいた方からも、こんな質問をいただきました。
Q.:「昔から人前で話すときに、とても緊張してしまいます。特に知らない人の前だと、途中で何を話しているかわからなくなってしまい、変に思われているのではないかと不安になって、話し終わった後も勝手に落ち込んでしまいます。セミナーに参加するのは初めてですが、どうぞよろしくお願いいたします」
当スクールのセミナーにお申込みいただいた方からでした。
いつもありがとうございます!
知らない人の前で話すときは、特に状況が把握しづらいと思います。
予想がつきにきので、それが緊張を助長させます。
よく、「あまり気にしすぎないように」「きっとうまくいく」「いつもの自分らしく」と、ポジティブに考えよう的な発想がありますが、もちろんそれで心がガラッと変わるならいいと思います。しかし実際はそう簡単にはいきません。
その場面で実際にできること、そして効果があること。
それを具体的にお届けするのが当スクールのメソッドです。
今回は、知らない人の前で話すとき、具体的にどうすれば緊張を緩和できるか?
具体的に実践できるレベルでお届けしてまいります(^-^)/
想像力を働かせる
それでは早速、初めましての人の前で緊張せずに話すコツ、結論から。
今回お伝えするは「想像力」です。
これが結論です。
一番緊張するのは、行きあたりばったりです。これが怖いです。
当然、知らない人の前でしゃべるので、完璧には想像はできません。
でも「おそらくこんな感じだろう」と、なんとなくイメージすることはできます。
多くの人は、大体のイメージすら想像せず、「何となく不安」という漠然とした状態で本番を迎えるので、不安が大きくなって緊張します。
それは何が入っているかわからない箱の中に手を突っ込むようなものです。
蛇が入っているかもしれませんし、得たいが知れないので恐怖です。
でも、箱には「タワシ」「こんにゃく」「ゆでたまご」どれかが入っています、とわかれば勇気を持って手を突っ込めます。
これはあくまでも例ですが、「なんとなくこんなことだろう」って想像できると、人は前に進めるのです。
例えば、初めての人の前で、自己紹介をするとしましょう。
今回もスタッフの平山さんにご協力いただきました。
平山さんが、仮に交流会で挨拶をしなければならないとなったとします。それを聞いているのは初めましての方ばかりです。
桐生:どんな方がいらっしゃると想像できますか?
平山:経営者の人たちばかりですね。
桐生:経営者の方が何人くらいいらっしゃいますか?
平山:30名くらいです。
桐生:結構いらっしゃいますね。これはどんな場所でしゃべりますか?
平山:オンラインです。
桐生:オンラインですか。ということは、顔が30名くらい画面に映っているような感じですね?
平山:そうです。
桐生:しかも、その30人は全員知らない人たちばかりですね?
平山:全く初めましての人たちです。
桐生:どんな顔をして聞いていると思いますか?
平山:何だ?誰だコイツ?(笑)みたいな表情ですかね。
桐生:全員がちょっと険しい顔をして聞いているということですね。でも、それを事前に想定していれば、一人でも笑顔でいてくれる人がいたら、ちょっと楽に話せそうな気がしませんか。
平山:そうですね。私も笑顔で話せそうです。
桐生:ちなみに、何分間くらいしゃべるんです?
平山:1分くらいですね。
桐生:自己紹介か何かですか?
平山:そうです。
桐生:わかりました。知らない人の前で、険しい顔をした人がいっぱいいて、そこで1分間、自己紹介するということですね。自己紹介した後、どうなったら自己紹介は成功と言えそうでしょうか?
平山:私に少しでも興味を持ってくれたら成功と言えそうです。
桐生:なるほど!そのために、1分間はどんな自己紹介をするといいと思いますか?
平山:インパクト重視で、「もう俺に任せとけ!」みたいな話ですかね(笑)
桐生:「俺に任せとけ(笑)!」いいですね。具体的にはどんな話をしていきましょう?
こんなかたちで、
☑何人くらいで
☑どんな場所で
☑どんな顔をして聞いている人がいて
☑何を話して
☑どうなると成功で
☑具体的にどんな話をするか
を事前に設計していきます。
これは仮説です。
初めて話す場なので、仮のシチュエーションです。
もしかしたら外れるかもしれません。
でも、まったく何もわからない状態で、いきなり話し出すより、少しでも状況が描けている方が落ち着いて話せます。
100人の前の話すとしたら
もうひとつケースをみていきましょう。
今度は100人の前で研究発表しなければならない。
しかも、この100人も全員知らない人。学会のようなところでの発表ですね。
桐生:どんなところでしゃべるんですか?
平山:大会議室ですね。
桐生:全員知らない人ばかりいるわけですね。
平山:そうですね。
桐生:どんな雰囲気で聞いていますか?
平山:怖そうな顔をして聞いているのではないかと。
桐生:また怖そうな顔(笑)。何分しゃべりますか?
平山:30分ですね。
桐生:30分の終わりには、どんなお話で締めくくれると素敵ですか?
平山:ぜひ、この案を採択してくださいと。
桐生:「採択します」という雰囲気になればいいわけですね。今の状態で当日話したら、採択してもらえそうな雰囲気はありますか?
平山:ならなそうです。
桐生:なぜならないと思います?
平山:やっぱり練習量が足りていないからではないかと…
桐生:そうですか。今から実施できることはありますか?
このように、会話をしながら想像していきます。
一人でやる場合も流れは一緒です。
自問自答スタイルです。
自分で質問して、自分で答える。
もし想像しにくいときは、YouTubeで検索してみてください。
例えば、生まれて初めて、結婚式の乾杯の挨拶をすることになったと。
何も想像できない。そんな時はYouTube検索です。
たくさん、結婚式で乾杯の挨拶をしている動画が出てきます。
自己紹介も、研究発表も、プレゼンも、実際にやっているところがたくさん出てきます。そこで雰囲気を想像します。
話さなくても準備する
今回、総じてお伝えしているのは「想像する」ということです。
乾杯の挨拶を頼まれるかもしれない。頼まれないかもしれない。
実際には頼まれてはいなくても、
「もし頼まれたら」
という想定で、今回の様に事前に想像し、社内の飲み会に参加したり、お客様の会合に参加する。
そうすると、本当に頼まれたときにアタフタすることが減ります。
結果、頼まれないかもしれませんが、それでもいいんです。
想像すれば、1回しゃべったような練習ができます。
これを過去100回やったことがある人、0回の人と、実際話すときの緊張の度合いはまったく違うでしょう。
しゃべるかもしれないし、しゃべらないかもしれない。
けれども、「しゃべるとしたら?」を仮定して想像力を使って話す内容を設計してみてください。
きっと、丸腰で挑むより何倍も楽にしゃべれMasai。
ぜひ動画でも実践する感覚をつかんでみてください!^_^/
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【モチベーション&コミュニケーションスクール】
コミュケーション力アップ、伝わる話し方、あがり症改善セミナー
【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎「話し方の正解」~誰とでもうまくいく人の55のルール~(かんき出版)
◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)
【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
【モチベーション&コミュニケーションスクールSNS】
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