伝わるプレゼンの極意!超カンタン「3つ」のテクニック
Q.:「最近、プレゼンをする機会が増えました。上手く話すコツを知りたいです」
こんなご質問をいただきました!いつもありがとうございます!
今回は、プレゼンの序盤・中盤・終盤で使える小技テクニックをお届けいたします(^-^)/
序盤:相手の頭の中を想像する
プレゼンの序盤で、一番考えなければならないことは、
相手の頭の中を想像する
ことです。
なぜかというと、プレゼンをするときに、「よっ!待っていました!」「早くプレゼンしてほしい!」という状態のときって、あまりないですよね。
お客様に提案するときなんかは、「なんのプレゼン?」「どんな話?」と、あまり興味のない状態から聞くことのほうが多いと思います。
ということは、いきなり商品説明をしても売れないわけです。
何をしなければならないか?
まず話を聞く体制をつくる必要があります。
これを「アテンション(注意喚起)」と呼びます。
聞き手が、「え?どんな話?」「聞きたい!」という状態を序盤につくらなければいけません。
具体的に何をするか。
有効なのは質問です。
人間は質問されると答えてしまいます。
「お昼ごはん何を食べました?」と聞かれたら、「お蕎麦です」とか答えますし、「2✕2は何ですか?」と聞かれたら「4です」と答えるでしょう。小学校のときから、質問されて答えることに慣れています。
今回も、スタッフの平山さんにインタビューしてもらっていますが、平山さんは大の鉄道オタク。鉄道模型をたくさん持っています。でも、聞き手は鉄道模型に全く興味がないとする。
ということは、まず質問によって、興味を持っていただく必要があります。
例えば、
「100万円する模型、ご存知ですか?」
見たいな質問です。
「金粉がついているんですか?」とか「何百年前にできた模型ですか?」とか、ちょっと興味が湧いてきます。
他にも、
「旅の思い出を鉄道模型に残しませんか?」
という質問。これも「え!何々?」「鉄道模型に残すってどういうこと?」と興味が湧いてきます。
そうやって、序盤に質問を差し込みます。
例えば、40代の男性が集まっている健康セミナーがあったとします。
そこで、
「71.3。この数字は何だと思いますか?」
って聞かれたら、何となく体重の話という気がしませんか。
こうして聞き手に質問することで、まるで会話をしているかのように話を進めると、聞き手に前のめり感が出てきて、話を聞く体制ができます。
中盤:ハンドジェスチャー
すぐに使えるテクニック、中盤編はハンドジェスチャーです。
ハンドジェスターとは手の動きです。
プレゼンしているときに、思いのほか仁王立ちで話している人が多いです。
プレゼンは、話していることを相手の脳内スクリーンに映し出さないといけません。そのために、スピーカーが動いて情景を再現する必要があります。
※詳しくは動画で実演してますので参考までにぜひ視聴ください。
ハンドジェスターって、難しそうに見えますが実はパターンが決まっています。
①前後の動き
②上下の動き
③左右の動き
だいたいこのくらいです。
3つくらいなら覚えやすいですよね。これくらいの動きをつけるだけで、随分話がわかりやすくなり、伝えたいことを明確に再生できます。
終盤:相手の脳内に残るメッセージ
プレゼンの最後は、記憶に残るメッセージ。
我々はこれを「パンチライン」と呼んでいます。
歌の歌詞でも、大事なメッセージってありますよね。いつまでも覚えているフレーズです。
「負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと~♬」By大事MANブラザーズバンド
もう何年前でしょうか。ずっと覚えていますよね。そういうのをプレゼンでも用意しておきます。
先ほど、40代の男性が集まっている健康セミナーの例題を出しました。
「71.3。この数字は何だと思いますか?」
みたいな質問から入り、プレゼンでは「体が本当に資本なんです」という話をしたとします。
そして、最後に、
「あなた体は、先人から受けついた体です。そして後世につないでいく体です。決してあなた一人の体ではありません。だから大切に…」
というようなメッセージを入れて、今日の話を記憶に残していきます。
記憶に残すプレゼンテクニック
序盤:相手に質問することで聞く体勢をつくる
中盤:ハンドジェスチャーを使って相手の脳内に映像を描く
終盤:相手の記憶に残るメッセージを入れていく
すべてに共通することは、
「相手」の立場に立ってプレゼンする
ことです。詳細は動画でも解説しておりますので、ぜひご確認ください!
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【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、新潟、石川、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫、和歌山、鳥取、岡山、島根、広島、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、大分、熊本、鹿児島、沖縄
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