後回しにしない技術!デキる人の仕事術
今回のテーマは「先延ばしを解消しよう!」について。
こんなことありませんか?
・締め切り間際になって焦ってしまう…
・納期に間に合わないことが多い…
・期日を守れずリスケすることがある…
実は「全ておいて先延ばしにしてしまう」という人は、ほとんど見かけません。
先延ばしにしてしまう案件というものがあります。
今回はその特長をみていきます。
どんな案件のときに先延ばししやすいか?
それがわかれば具体的な対策が打てるようになります(^-^)/
ルーティンワークは遅れにくい
先延ばしにしにくいのは、ルーティンワークです。
毎日、何時に、何をする、というのが決まっている作業です。
毎日やっていますから、体が覚えています。習慣になっています。
逆にやらないと気持ちがわるいでしょう。
毎日歯を磨いているのに、今日だけは1日磨かない、なんてことないですもんね。
決まってーるルーティンワークは、先延ばししにくいです。
では、先延ばしにしてしまうものは何か?
それはアドホックワークです。
アドホックワークは遅れやすい
アドホックとは、「臨機応変」とか「柔軟」という意味で使われます。
要するに、決まっていない作業のこと。
例えば、
・何かの問題解決策をまとめないといけない
・お客様に新しいプランを提案しないといけない
・斬新なアイデアを考えないといけない
そういった正解が決まっていなような作業です。
メチャメチャ頭を使うやつです。
これが先延ばしにしやすい案件です。
なぜなら、考えるのに脳のエネルギーをかなり消費するからです。深く考えたり、調査したり、自分で意見をまとめたり…
毎日10:00にサイトを開いて、申込状況を確認する。みたいな決まったルーティンワークに頭を使うことはありませんが、アドボックワークは非常に面倒なんです。
だから億劫になって先延ばしにしてしまいます。
今回は、いかにアドホックワークを先延ばしせずにバシッと終わらせていくか?
そこにメスを入れていきます。
先延ばしにしてしまう夏休みの宿題理論
アドホックワークは、色々頭を使って考えないといけないので、納期が1ヶ月先とか、1週間先とか、基本、後の方に納期を設定していると思うんです。
「改善案をまとめて明日すぐ提出しなさい!」みたいなのって、よっぽどのクレームでもない限りないと思います。
でも、後ろに納期を設定しているにも関わらず、先延ばしにして遅れてしまう…
これは夏休みの宿題と一緒ですね。1ヶ月以上も先なのに、ギリギリになってくると「やばい…」と焦る。
そもそもなぜ後日に設定しているか?
それは考えるのに時間が必要だからです。
それを考えると、例え納期が1ヶ月先でも、3月ヶ先でも、納期が設定された時点から、既に作業は始まっているということ。考える時間が必要ないのであれば、納期は明日とかでもいいわけですからね。
納期が先だからといって、「まだ大丈夫か」と何も着手しない。これが先延ばしにする最大の原因です。
先延ばしにしないポイント
ではどうするか?
それは、考える時間を設定するために、
まずは1日5分そのことに取り掛かかる
ことです。
その5分では何も思いつかないかもしれません。
でも、次の日に、電車に乗っていて何かパッと広告を見たときに「そうか!!」と閃いたりするんです。
家の本棚を見かけたら、本のタイトルが飛び込んできて「これだ!」とか。
また、「そういえば、隣の部署の田中さんが以前同じような案件を担当していたな。ちょっと話を聞きに行こうかな」など。
要するに、意識すると情報が入ってくるんです。
これを脳機能学では「RAS(Reticular Activation System)」といいます。
脳科学者で有名な茂木健一郎さんは「アハ体験」と言ったりしますが、何か気にしていると、閃きがふってくるなんてことがあります。
だから意識するというのは本当に大事。
座っているときに、お尻の感覚を意識すると、いきなり椅子がお尻にあたっている感覚に気づきますよね。でも意識しないとそんな感覚は入ってきません。
意識すると情報が入ってくるとはそういうことです。
なので、
・何かの問題解決策をまとめないといけない
・お客様に新しいプランを提案しないといけない
・斬新なアイデアを考えないといけない
こういったアドボックワークは、1日1回、5分でいいので、そのことについて、少し考えたり、調べたりすることです。
あとは潜在意識が答えをヒットさせてくれます。
私は、1冊目の本を出版してから5年以上、毎日本を書き続けています。
ありがたいことに、ずっと出版社の方からオファーをいただいており、そのおかげで、今も3冊同時に執筆しています。
なんでそんなことができるんですか?と聞かれることがあります。
それは、1日1回、必ず本の項目に触れているからです。
私の場合、全部話し方に関する本ですが、例えば「論理的に話す」という項目があったら、そのことについて5分だけ時間をとって、書きたいことを箇条書きでメモしておきます。
そして、翌日、実際にその項目を書きます。
敢えて1日寝かせています。
なぜすぐに書かないかというと、今日1日見聞きしたこと、人と話したこと、感じたことが、「論理的に話す」という項目のヒントになるからです。
前日に1日5分時間を取って考えたおかげで、翌日は物凄いスピードで本が書けます。
だから3冊同時に本が書けているのです。
先延ばし解消実践法
ルーティンワークは遅れにくい。
反対に、悩んだり、考えたり、想像したりするアドホックワークは時間がかかる。脳に負荷がかかるから、着手するのが億劫になる。
ということでした。
脳の消費エネルギーを甘く見てはいけません。
一説によれば、脳は全重量のたかだか2%を占めるにすぎないにもかかわらず、全エネルギーの18%を消費すると言います。
1日でものすごく消費しています。だからちょっと刻んで、少しずつアドボックワークに取り掛かるのがベストです。
ぜひ動画も合わせてご視聴いただけると学びが深まります!
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【モチベーション&コミュニケーションスクール】
コミュケーション力アップ、伝わる話し方、あがり症改善セミナー
【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)
【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
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