言葉づかいに注意して職場で好印象な人に【若手社員】
今回はこんな質問をいただきました。
Q:「職場で好印象を与える言葉づかいはありますか?」
あります!ぜひご紹介いたします。
ちょっとした言葉づかいで、好印象を持たれることはよくあります。今回は、普段我々が研修で提供しているコンテンツをお届けいたします。
なお、「敬語を覚えましょう」「正しい日本語を使いましょう」的なものは、ネットでもたくさんでてきますし、マナーの本にも色々書いてありますので、今回は、日常のちょっとした会話の中で少し工夫をすると、すごく印象がよくなりますよという「ちょっとした会話」に特化していきたいと思います。きっとそのほうが明日から即実践できると思います。
好印象を与える3つのポイント
ポイントが3つがあります。
①前置きを上手に使うこと
②末尾に意識を向けること
③リアクションワードを増やすこと
それぞれ解説していきます。
①前置きを上手に使うこと
例えば、お客様に、
「来週水曜日までにお返事いただいてもよろしいでしょうか?」
と言うのと、
「大変恐れ入りますが、来週水曜日までにお返事いただいてもよろしいでしょうか?」
では、ちょっと印象が違いますよね。
「大変恐れ入りますが」という前置きがあるだけで、幾分柔らかく聞こえると思います。
これも悪い例から。
「提出期限は、来週だと勘違いしておりました。申し訳ございません」
と、
「申し訳ございません。提出期限は、来週だと勘違いしておりました」
では、先に謝る後者の方が印象がよいと思います。
これが「前置きを上手に使う」です。
前置きのワードも色々ありますが、
・お手数ですが、資料をメールしていただけるとうれしいです。
・申し訳ございませんが、同行をお願いしてもよろしいでしょうか?
・あいにくですが、その日は予定が埋まっておりまして、来週火曜日はいかがでしょうか?
・可能でしたら、来週水曜日までにお返事いただいてもよろしいでしょうか?
どの前置きを使うかは、ケースバイケースですが、前置きをポンと入れてあげるだけで、印象が随分変わります。
②語尾に意識を向けること
例えば、
「今日はAプランで進めたいと思います。Aプランなら◯◯ができると思います。田中さんには◯◯をお願いしたいと思います。開始は来月からにしたいと思います」
何だか変だと思いません?
語尾で「思います」を連発すると、自信がなさそうに聞こえたり、「不確かなのかな」と思わせてしまいます。
先程の例を、
「今回はAプランで進めていきます。田中さんには◯◯をお願いします。開始は来月からにいたします」
と、語尾を変えると、雰囲気が変わります。
「思います」を使わないようにしよう、というわけではありません。当然、使わなればならないときもあります。けれども、連発すると、自信がなさそうに見えたり、弱々しそうに聞こえたりします。
他にも、「よろしくお願いいたします」の連発。
「本日の会議、よろしくお願いいたします。ざっくばらんに意見交換できるといいなと思っていますのでよろしくお願いいたします。終了は17:00となりますのでよろしくお願いいたします。では早速はじめていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします」
ちょっとくどいですね。「もう、わかったから!」となってしまい、その後の大事な話が入ってきません。
「本日の会議、よろしくお願いいたします。今日はざっくばらんに意見交換したいです。終了は17:00です。では、さっそく始めてまいりましょう」
だとテンポよさそうです。
語尾で同じ言葉を連発していないか?ぜひチェックしてみてください。
③リアクションワードを増やすこと
人の話を聞いているときに、「なるほど~」とリアクションするときがあると思いますが、これも「なるほど~、なるほど~、なるほど~」と連発していると、「あれ?もしかして聞いてない?」ってなります。
実は私、20代のころに上司にブチギレられたことがあります。上司の話を聞きながら、「なるほど~、なるほど~、なるほど~」と3連発したら、「コラーっ!聞いてないだろ!」と。私は、一生懸命メモを取って聞いていたのですが、メモを取ることに一生懸命になる余り連発してしまっていました。
リアクションにもボキャブラリーが必要です。
「なるほど」「確かに」「その発想はなかったです」「盲点でした」とか、「それ大事ですね」「深いですね」「刺さりますね」「肝に銘じますね」など。色んなリアクションワードをぜひ試してみてください。
今回のまとめ
言葉づかいを変えて、好印象でデキる人になっていこう!ということでした。
ポイントは3つ。
①前置きを上手に使うこと
②末尾に意識を向けること
③リアクションワードを増やすこと
詳細は動画でも解説しております。お時間のあるときに是非ご覧ください。
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【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎説明の一流、二流、三流(明日香出版)
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、新潟、石川、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫、和歌山、鳥取、岡山、島根、広島、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、大分、熊本、鹿児島、沖縄
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