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【結婚式】乾杯の挨拶 準備と練習方法をプロが伝授

今回は「結婚式での乾杯の挨拶」について、準備と練習方法をお伝えします。

乾杯の挨拶は、結婚式もそうですし、何かの集まりや、一つ仕事が終わった後の慰労会、地域のコミュニティなど、比較的大勢の人が集まったとき、「それでは乾杯!」みたいなシーンがよくあります。

いきなり、「それでは乾杯の挨拶を〇〇さんにお願いします」なんて言われたら、ドキっとしますよね。。

乾杯の挨拶は、だいたい30秒から1分くらいです。結婚式の乾杯のあいさつでも、長くて3分くらいでしょう。
短い時間での挨拶になりますが、ちょっとした準備と練習方法を掴むことで、頼まれても問題なく挨拶できる乾杯力が身につきます。

今回は、乾杯の挨拶の具体的な準備・練習方法を3つお届けいたします!

①目的を噛みしめる

1つ目「目的を噛みしめる」
実はこれがもっとも大事なポイントです。
話す目的が定まっていないと、何を話しているかわからず、聞き手に「話が長い…」と思われてしまいます。
また、緊張している間にあっというまに終わってしまいます。

そもそも乾杯の挨拶の目的は何でしょうか?

もちろんその会にもよりますが、最大の目的は、今からはじまるこの会を晴れやかにスタートさせることではないでしょうか。
「さぁ、盛り上がっていきましょう!」というキックオフの合図。
それが乾杯の役割です。そこで5分、10分の熱い話はいらないのです。

結婚式に話を戻すと、乾杯の挨拶の目的はまさに、
「祝福の雰囲気で会をスタートさせること」
にあります。
会場全体をお祝いムードにする。
そのためコツは、具体的なエピソードを語ること。
1分くらいの短いエピ―ソードトークをスパっと入れます。

<例1> 新郎新婦の出会い
「実は、この2人を結びつけたのは私なんです。
ある飲み会で紹介したのですが、そのときは全くそんなそぶりを見せず。
でも、後日いきなり付き合っていて、『えっ!そうなの!!』なんてビックリしていたら、今度は『結婚する』って。もうビックリの連続です(笑)。
内々でことを進めるのが上手な二人ですので(笑)、今日はみなさんがいる場で、思いっきり公開祝福したいと思います!それでは乾杯!」

これに、ご自身の名前やご両家へのお祝いを入れても、概ね1分程度です。

<例2> 人となりを掘り下げる
「新郎の〇〇君は小さい頃から野球一筋で、『彼女なんていらない!』と言ってずっとバットを振っていました。
でも、新婦の◯◯さんに会った瞬間、『女神に出会った!』みたいな顔してすぐにお付き合いして、気づいたら結婚。
あの野球しかしらない〇〇君をここまで豹変させた〇〇さんは本当にすごいと思います。見てください、あの〇〇君のデレデレした顔!もともとはもっと仏頂面だったんですから(笑)
本当に仲がいい二人ですので、ぜひ今日は盛大に祝福してまいりましょう!乾杯!」

具体的なエピソードがあると、二人のことがイメージできて、祝福の雰囲気で会をスタートさせることができます。
乾杯のあとも、各テーブルでは二人の話になりやすいです。

たとえ結婚式じゃなく、これが何かの会合だったとしても、そこに集まった目的があるはずです。
それに至るまでに具体的なエピソードを簡単に述べ、スパっと短い挨拶をして乾杯する。
そんな勢いをつけて会を走らせる乾杯を行っていきましょう。

②事前に見る

2つ目は「事前に見る」こと
結婚式場で、司会者の方に乾杯の挨拶を呼ばれて、いきなりマイクの前に立つ。
目の前には大勢の人が…
これは非常に緊張します。目の前には知らない人も多いからです。

そうならないために、乾杯の挨拶をする前に、自分はどこで挨拶をするのか?事前に立ち位置を確認しておきましょう。
できれば、会が始まる前に、少しだけマイクの前に立って見て、
・どんな風景が見えるか?
・新郎新婦はどこにいるか?

実際に話す風景を味わうとよいでしょう。

もちろん結婚式の主役は自分ではありませんが、二人を祝福するためには、できるだけ最高の乾杯にしたほうがいいです。
事前にマイクの位置を確認し、そこからどう会場が見えるか、どこでどんな人がどんな風に座っているのか。
少しでも確認しておけば、話すイメージが湧いてきます。

これをやらずに、いきなりマイクの前に立つと、「見られている!」という感覚になり、かなり緊張します。

反対に、一度その風景を見ておけば「自分から見に行く」くらいの落ち着きを取り戻せます。
なぜなら、事前シミュレーションができているからです。
ぜひ事前に地ならしをして、話すをイメージを鮮明にしていきましょう。

③足の裏を意識する

3つ目「足の裏を意識する」こと
それでも緊張したら、足の裏を意識してみてください。

「あがる」とは、文字通り血流が上がることを意味します。
緊張すると、血流がどんどん上に上がってきて顔が熱くなります。これを「頭に血が上る」といいます。

そこで、足の裏を意識してみてください。
足の裏を意識すると、上がった血流が下がってく感覚になります。
血液が循環しはじめるといってもいいかもしれません。

もし、会場に来てずっと座っているなら、できれば少し歩いてみてください。
陸上や水泳の選手が、スタート前にジャンプしているところを見たことはありませんか。あれは脱力させて気を下に寄せているのです。

緊張しているときこそ足の裏を意識する
少しずつ血が引いてく感じになると思います。

【まとめ】乾杯の挨拶

以上、結婚式での乾杯の挨拶についてお伝えしました。
①目的を噛みしめる
②事前に見る
③足の裏を意識する
ぜひ自宅でも練習してみてください。
また動画でも詳しく解説しておりますので、共に学びを深めてまいりましょう(^-^)/

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・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
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・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。

18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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