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ライター歴25年のプロが教える!読ませる文章の書き方「5つのポイント」

今回のテーマ「読ませる文章の書き方」講座です。

文章といえば、モチベーション&コミュニケーションスクール丸古玲子(まるこ・れいこ)講師!

丸古講師はライター歴25年。
これまで1,000人以上の方にインタビューを行い、記事にしてきました。ご自身でも本を4冊出版されております。
いわば文章のプロです。

日頃、会社の中で文書を書く機会といえば、
・社内のメールやメッセージアプリでの情報伝達
・会議資料の作成
・社外向けのリリース
・会社のパンフレットやお店の商品紹介
などがあげられます。

文章一つで、作業効率が上がったり、売上が変わったりと、文章が上達するメリットはたくさんあります。

今回は、ビジネスシーンで書くときの5つポイントに特化して、丸古講師に伝授いただきます。

ビジネスシーンで書くときの5つのポイントはコチラ!

①意味がわかること
②表現がよいこと
③リズムがあること
④文字列が見やすいこと
⑤顔を思い浮かべること

①意味がわかる

桐生:ポイント①「意味がわかる」これはどういったことでしょうか?

丸古講師:一目瞭然という言葉がありますが、文章では一読瞭然が必須です。

桐生:1回読んだらすぐにわかるということですね。

丸古講師:そうです。
鉄則は「一つの文章に一つのことを入れる」こと。
報告書や提案書だと、色々用件があると思います。
どうしても頭の中に浮かんだ順番に、「あれがああなって、こうなって、どうしてこうして・・・」とダラダラ書いてしまいがち。
例えば、こちらの画像が悪い例です。

桐生:何だか理解するのに時間がかかりそうですね。

丸古講師:ですよね。
解読するのにパワーがかかると、その段階で読んでもらえなくなってしまいます。
一つの文章に、一つのことを入れるとこうなります。

一つ一つ文章を短く区切ります。
並列になるようなAとBの理由を挙げる際は、「結果は以下のとおりです」と先に書いてから詳細を伝えると、読み手が「今から2つの結果が報告されるのね」と準備できるのでわかりやすいです。

桐生:文章を読んでいる側としては非常にありがたいです。
句点「。」の使い方がものすごく大事ですね。

丸古講師:そうなんです。句点の使い方で文章がまるで変わります。これはあとでも出てきます。

②表現がよい

桐生:ポイント②「表現がよい」これはどういったことでしょうか?

丸古講師:これは「絵画的である」ということです。
具体的にいうと、イメージできる形容を文章の中に入れることをおすすめします。
例えば、何か商品のことを伝るときに、「タテ◯センチ」「ヨコ◯センチ」と言われても、物差しを持ってこないとわからないですよね。
でも、「スマホ1台分の大きさ」と書けばすぐにイメージが伝わります。
重さなら「500ml」ではなく「ペットボトルと同じくらいの重さ」という具合です。

桐生:なるほど。文章を読みながら絵が出てくる感じですね。
何ヘクタールと説明されるより、「今回買収する土地は東京ドーム2個分です」と言われる方が大きさが伝わってきますもんね。

丸古講師:皆さんの生活に近いものを例にしてあげると、体感覚として理解してもらいやすいと思います。

③リズムがある

桐生:ポイント③「リズムがある」これは?

丸古講師:「頭の中で鳴る音楽」です。
文章って黙読しますよね。黙読ではありますが、人間の頭の中にはリズムが鳴っています。そのリズムがよいと文章が非常に読みやすくなります。

桐生:文章のリズム♬ですね。

丸古講師:そうです。代表的なのは、句読点(。や、)の打ち方でリズムを作る方法です。
どこに句読点を打つか、これだけで文章の読みやすさが圧倒的に変わります。

桐生:たしかに、句読点の打ち方で全く違う文章になりますね。
ただ、どこに句読点を打てばよいかわからないという声も聞きます。

丸古講師:そんなときは、文章に「ネ」という一言を足してあげると、どこで区切ったらいいかわかります。

桐生:これは、実際に文章に「ネ」を書くのではなく、「ネ」を入れたとき違和感がなければ、そこに句読点をいれるということですね。

丸古講師:そうです。「ネ」が入るところが句読点を打つポイントなんです。
以下の画像の文章に「ネ」を入れるとこうなります。

桐生:これは文章を書いたときにやってみたいですね!
「ね」を入れても違和感がなければ句読点を入れる。
すごくわかりやすくて画期的です!

丸古講師:本当ですか!よかった。

明日からすぐに使える文章テクニックが満載です。
続きはぜひ動画でご確認ください。


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【モチベーション&コミュニケーションスクール】

あがり症・緊張を改善するセミナー
伝わる話し方が身につくセミナー
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【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎あえて話さない戦略(大和出版)

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。

18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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