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バラエティー番組にはコミュニケーション力をあげるヒントがつまっている!

9月、10月にいくつかバラエティー番組に出演させていただきましたが、ひと言でいうなら、

「バラエティー番組は、まさにコミュケーション力をあげる宝庫である

そう強烈に感じました。

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通常、番組のオンエアは30分くらいだったりするのですが、実際収録している時間は2時間くらいあります。

この2時間の間、ずっと面白いんです。笑いっぱなしです。編集でカットするのがもったいないくらいです。

「なぜ芸人の方は、こんなに面白いんだろう?」

心の底からそう思いました。

なぜ芸人さんは面白いのか?

私はお笑いのことはわかりませんので、コミュニケーションの切り口から探求していきたいと思います。

なぜ芸人さんってこんなに面白いのか。

これは、コミュニケーションでいう「役割論」だと気づきました。

解説いたします。

声を張り上げてリードする人、それを受ける人。

変なことを言って場面を変える人、締めくくる人。

こういう役割があるんです。

しかも、場面によって、その役割が変わります。

いわば、起承転結が5分に1回展開され、それが短いスパンでずっと回転している感じです。

起承転結とは?

起=起こす、承=受ける、転=場面を変える、結=まとめることです。

例えば、パンサーの尾形さんが、「おい!なんでだよ!」って場面をつくり、それをエイトブリッジの別府さんが受けたり。

ロッシーさんが変なことを言って場面を変えたり。

司会の方がまとめたり。

こういうサイクルで笑いが起こり、それが何個もやってくるんです。

そういうと、「キャラね?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。場面によってキャラも変わります。

時には、別府さんが展開をつくったり、尾形さんが受けたり。

ロッシーさんがまとめたり。それをまた尾形さんが起こしたり。

その場面において最適な人事を繰り返している

そんなイメージです。

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そのサイクルがずっと回っているから、2時間中、面白いわけです。

普段のコミュケーションにあてはめると?

これを普段に活かすには?

例えば、飲み会があったとします。

「我が、我が」と、全員がマシンガントークで話したらどうでしょう。

「何だか今日の飲み会、疲れたね…」という方が出てきそうです。

飲み会にも、まわす人、話す人、聞く人と、それぞれ役割があると思います。

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営業マン2人で商談に行ったとします。

2人そろってガンガン提案したら、お客様からするとちょっと圧が強い感じです。開始10分くらいで「検討させていただきます…」と言われてしまいそうです。

だから1人は聞き役、1人は提案する役割。このように分担すると思います。

そこに、場があり、人がいると、自動的に役割が発生する。

一番大事なのことは、その場での最適な役割をキャッチして実行すること。これを役割論と呼んでおります。

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「いない役割」を担当する

自分が話すのが得意だからと言って、いつも話してばかり。

聞くのが得意だから、どの場でも聞くだけ。

これでは役割になりません。

その場に「いない役割」を担当してみましょう

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私もよく打ち合わせに参加することがあります。

「今日はあまり意見が出るような雰囲気ではなさそうだ…」

と感じたら、積極的に発言します。

どんどん議論が進むようなら、あえてニコニコして静観しているときもあります。

これは、著書『雑談の一流、二流、三流』にも書きましたが、仕事やプライベートで、その場の役割をざっくり言うと、

まわす人、話す人、聞く人

この3つくらいです。

会議なら、たいがいファシリテーターのようなまわす人がいて、積極的に発言する人がいて、よく話を聞いてくれる人がいます。

飲み会でも、幹事みたいなまわす人がいて、話題をリードしている話す人がいて、大爆笑して話を聞いてくれている人もいます。

しかも、それは、会や、集まった人によっても変わります。

誰も話さない会議や飲み会は盛り上がりませんし、仕切り役がいなければ収集がつきません。

だからこそ、その場にいない役割を担当する。

いつもその場が快適な空間となり、重宝されるようになります。

よく「あれ?今日〇〇君、こないの?」と言われる方がいますが、そういった方は、いつも場の空気を捉え、みなさんが心地よく過ごせるよう配慮している方が多いような気がします。

得意な人を観察してみる

とは言っても、「まわすのなんてできない」「話すの苦手…」など、得意・不得意はあると思います。

解決策は、得意な人を観察してみることです。

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話すのが苦手な方は、話すのが得意な人がどんな様子で話しているのかをウォッチしてみる。

場をまわすのが苦手な人は、場をまわしている人が、いつも何を見ているのか?どのタイミングで声をかけているのか?その視点や視野、使っている言葉、投げかけている質問を研究してみるとヒントが見えてきます。

今回の「役割論」、ぜひ動画も詳細を語っておりますので、ご覧いただけますと幸いです!

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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