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【雑談の一流、二流、三流】雑談が上手い人がやっている!挨拶に〇+〇とは? 桐生 稔

おかげさまで私の著書『雑談の一流、二流、三流』10万部を突破いたしました!!

4月14日_日経新聞全5段広告_入稿データ.ol-01

雑談の一流、二流、三流 (アスカビジネス) 

多くの皆さんに手にとっていただき、本当にありがとうございます。今回は、

「著者が雑談の秘訣について語る解説コーナー!」

いってみたいと思います。どうぞ最後までお付き合いください。

雑談は人間関係の潤滑油?

普段いろんな方と会話をする機会があると思います。会社の人だったり、取引先だったり、ご近所さんだったり。

初めましての方と話す機会だってありますよね。誰でも、初対面の方との会話は緊張するものです。「こんなこと言っていいのかな…」とか「話すネタがない…」とか。「別にそこまで話したくない…」というケースもあるかもしれません。

出会った人、全員と話をしなければいけない、とは思っていません。でも、

いっしょにいると重たい雰囲気になる人  VS いっしょにいると何だか温かくなる人

だったら、やはり後者の方に人が集まってきます。

あなたの周りにもいらっしゃいませんか?「〇〇さんがいるとこの場が温かくなる」「◯◯さんがいるといつも場が盛り上がる」という人。やはりそういう人は、どこに行ってもひっぱりだこです。ちょっとした会話から、絆が生まれ、仕事の紹介につながったり、色んなところからお声がかかったり。

「その場をあっという間に温かくしてくれる」そのきっかけが雑談ではないかと思います。

日常生活、ふたを開けてみると、エレベーターで上司とバッタリ会ったり、PTAの会合で初対面の人と挨拶したり、ちょっとした雑談をする機会って、ゴロゴロあるんです。

そんなときに、5分くらいがあっという間に過ぎて、とっても楽しい時間を提供できる人。それが雑談の一流です。

『雑談の一流、二流、三流』には、45個のメソッドが書いてあります。

中でも、今回は、もっとも好評をいただいた雑談のメソッドをひとつピックアップしてお伝えいたします。

挨拶にツープラス

それは、挨拶に「ツープラス」するというメソッドです。

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挨拶から雑談がはじまるケースもよくあります。

例えば、出社した直後、上司に朝の挨拶をする。会社に向かう電車の中でばったり同僚に会って挨拶をする。はじめましてのお客様に挨拶する。

このときに、「おはようございます」だけで終わってしまうと、会話が続きません。そこで、「挨拶にひと言つけ加える」という方法が、いろんな本やセミナーで奨励されています。例えば、

・上司との挨拶「おはようございます。昨日は遅くまでありがとうございました」

・同僚との挨拶「おはよう!昨日の飲み会楽しかったね」

・お客様との挨拶「はじめまして。お会いできて光栄です」

というように、挨拶にワンワードプラスするやり方です。

確かにこれも悪くないと思います。しかし、

「おはようございます。昨日は遅くまでありがとうございました」→「ありがとね」沈黙…。

「おはよう!昨日の飲み会楽しかったね」→「楽しかったね」沈黙…。

「はじめまして。お会いできて光栄です」→「こちらこそ」沈黙…。

と、あとが続かないケースがあります。

自然に会話をスタートするには、挨拶にも仕掛けが必要です。その仕掛けとは、「ツープラス」です。挨拶にもうふた言追加するのです。

例えば、「おはようございます」+「昨日は楽しかったです」+「部長、電車間に合いました?」と、二言目を入れる

「駅まで走ったんだけど、ギリギリ間に合わなくてさ、タクシーで帰ったよ」→「いやぁ、昨日は盛り上がりましたものね」と、話のきっかけをつくることができます。

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「はじめまして(挨拶)」+「今日はよろしくお願いいたします(ひと言)」+「ところで社員のみなさん、すごく元気がいいですが、何か秘訣があるんですか?(ふた言)」と聞いてみる。ここから会話は広がったりします。

挨拶にひと言だけ追加しても、そこで終わってしまう可能性があります。そこで、会話するときに、2個の空白ボックスをつくり、そこに二つワードを埋めていきましょう。2個目を入れたときに、爆発的に会話が広がる可能性があります。

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例えば、

「久しぶり」+「元気だった?」+「何年ぶり?」

「こんにちは」+「いつも活動的ですね」+「普段どんなことされているんですか?」

「よぉ」+「何してんの」+「最近忙しい?」

という、2個目を差し込んでいくスタイルです。

人間は質問に答えてしまう

今回お伝えしたのは、挨拶のふた言目が、会話を爆発的に展開させるきっかけになるというものでした。

なぜ、今回「挨拶にツープラス」をピックアップしたかというと、ここにコミュニケーションのポイントがあるからです。

ツープラス目のところには、ほとんど質問が入ります

実は、会話の主導権を握っているのは、話している方ではなく、質問している方にあります

例えば、裁判で弁護士が被告人に質問するときは、誘導尋問なんて言われたりします。質問していますが、話したい方向にもっていっているのは質問している弁護士です。

「今日のお昼、何食べました?」

と聞かれれば、「何食べたっけな~?」と質問答えようとしますし、

「最近、よく聞くアーティストっています?」

と、質問されれば、「最近?いるかな~?」と考えはじめます。

会話の方向性をつけているのは、質問しているほうなのです。

「挨拶にツープラス」の二言目は質問が入ることが多いですが、質問を入れることで、会話をよき方向にリードしているのです。

※詳細は動画でも解説しております。

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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