[思考] 点ではなく、線で考える
新しい場所に進む人たちへのメッセージです。
今、進む場所が決まって嬉しい、もしくは第二志望になってしまって悔しい、いろいろなことを感じている人が多いと思います。
ここで強調したいのは、今この瞬間は、あくまでも通過点であって、ゴールではないと言うことです。
今のその感情は絶対に忘れてはいけませんし、ここで調子に乗ってしまうとこれからの数年間が堕落する可能性があります。
高校受験の結果
高校受験の結果を例として、考えてみます。
第一志望で合格した人、第二志望で合格した人、どちらの人もそれが今あなたに1番合った場所だと言うことを考えてください。
しかしそれは、『今』のあなたに合っているというだけで、3年後どうなっているかは分かりません。
第一志望に合格した人は、満足の結果が得られて、ひとつの達成感、安心感を得ているでしょう。これからの生活も頑張ろうと思えるかもしれません。この達成感を、次のやる気に繋げて欲しいです。
ただ、注意しないといけないのは、調子に乗ってはいけないということです。合格できたのは努力の結果ですから喜んでいいですが、次もそうなれるかと言えば分かりませんよ。大学受験も、どこの大学でもいいなら、おそらく大学生にはなれると思いますが、そんなどこでもいいような選び方で大学に行っても学ぶことはありません。結局、本当に行きたいこと、したいことっていうのは、勝負の先にしかないですからね。
第二志望になってしまった人たちは、今落ちたショックを受けている人が多いと思います。第一志望がチャレンジだった人とは言え落ちてしまったことには変わりないのでやっぱりダメかと言う気持ちになっているのではないでしょうか。
一貫して言うことは変わりませんが、挑戦してみたことにはとても価値があると思います。挑戦した自分を褒めてほしいです。でも、第一志望に落ちたことに変わりはないので、自分を慰めてばかりいてもだめですね。次に意識を繋げましょう。
プラス思考に考える
「繋げる」ということについて少し掘り下げます。
通過点を点でしか考えれないっていう人が、よく言われる『マイナス思考』の人だと思います。ひとつひとつの出来事に、必要以上にくよくよしてしまうんです。人生終わりのわけではないのに「もうだめだ…」と思ってしまうわけです。
「もうだめだ」と思う暇があるなら、「なぜこうなったのか」を考えるべきです。次に活かしましょう。
これは、よかった場合でもそうです。よい結果が得られたときに、ただ「嬉しい!」で終わってしまうと、次に繋がりません。なぜ今回はうまくいったのか、自己分析するべきです。こういう繋がる作業が、PDCAサイクルなのかもしれませんね。
目標を決める
繋げていくために必要なことは、やっぱり目標です。
「目標を立てたところで、あまり意味がない」と言う人もいますが、行き先不明のまま突っ走ることは、なかなかできないと思います。ぼんやりでもいいから、自分の行きたい方向があった方が、やっぱりいいですよ。それが変わったっていいから。
ただ、その「ぼんやり」すら思いつけられない人もいると思うから、それは「アイデアのヒント」ではありませんが、いろいろやってみて、組み合わせてみて、目標が決まっていくといいですね。
今思っている目標通りにすべてがいくわけないんですけど、新しい目標を見つけるためにも、「今の目標を考える」という作業をしてほしい。
結局、キーワードは「繋げる」ですね。
人生には、たくさんの通過点が存在しますが、あくまでもそれらは『点』でしかありません。長い人生を、線で考えられるようにするといいですよ。
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