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働き方を変えいくー価値観の共有を目指して
「休みをください」が言えますか?
今朝の勤務で職場の同僚が「来週の日曜日をお休みする」と告げてきた。
代わりも頼んであるからと用意周到である。聞けば、掛け持ちの仕事の飲み会があり、その飲み会の会費は掛け持ちの職場の社長持ちだそうだ。このご時世に、従業員の労いをきちんと果たす社長さんに感動を覚える。
「遠慮しないで楽しんできてね。」と答えると、人の少ない日曜日に申し訳ないと言い出した。それで働き方について書いてみる
日本の労働環境の問題点が浮き上がる。
・休みが欲しいと言えない。
・冠婚葬祭でない限り休んではいけない
・家族や友人とのレクなどー遊びで休んではいけない
常に仕事第一主義がそうさせている
そんな風潮があると
休むことに罪悪感を持ったり
休みたいと言い出せなかったり
休みを楽しめなかったり
休んだ気がしなっかたりする
それで、私の職場では
まず、休みたいって言っていいんだよ
理由はなんでもいいんだよ(常識的な範囲ではあるが)
旅行に行きたい、友達と出かけたいなど、なんでも許可する
休みをとって有効に活用する風潮を当たり前にする
一番大切なのは仕事ではなくー自分や家族を幸福にすることー
その価値観をみんなで共有していく。
そんな理想の職場のメンバーは長い人で10年以上、ママ友さんたちも
4、5年の付き合いになる。怪我や病気でもない限り、離職率は0%である。
繁忙期にはアルバイトさんも募集するが、初めてきたその初日に
「なんでこんなにいいところなんですか?みんないい人ばっかりで〜」
ありがたいお言葉である。
確かに仕事はきついが人間関係のストレスは0が売りの職場だ。ママ友さんたちは公私共に仲良しだ。それぞれのお子さんが小学校に上がる、中学高になる、高校入試だとか就職だとか、去年は大学生とニートの2人の息子さんが母親の職場にアルバイトに来てくれた。
もうこうなってくるとみんな身内みたいな感覚になってくる。
できるだけ続けていただくためにしていること
ご家族宛にお手紙を書く。内容は、「残業0、おやすみは取りたい日に取れる。」を目指しているのでできるだけ長く務めていただきたいとお伝えする。
子育て世帯の皆さんの日々の暮らしは本当に大変だと思う。個人的な意見だがこんな時代に子育てに励む親たちは子供という絶滅危惧種を立派に育てておられると思う。わたしはそんなパパさんやママさんたちが安心して無理や融通が効く職場を提供して応援したいと思っている。
もう一つ意識しているのは自分のコピーを作らないこと。意識的に人を縛ってコントロールしないようにする。誰でも仕事がで「できる人」を増やしたいと思うだろう。効率を考えるならそれが理想だ。しかし、縛りを入れると、のびのびしなくなる、いつも頭の片隅に「〇〇さんの言った通りにしなきゃ」があると仕事はつまらなく感じてしまうだろう。
だから多少の失敗には目をつむりどんどんやらせることにする。
「自分のコピー」を生み出すことではなく、「自分が不在」でも回る作業環境を作りだす。これができれば、みんなのびのび楽しく仕事ができる。
さて、皆さんの職場にはどんな「働き方改革」がありますか?
The work is No 1. ではなく、The life is No 1. を目指しましょう。