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背景から描くということ

ハローのっちです。
今回はタイトルにもある通り背景から描くことについて、書いてきます。


はじめに

描き始めの頃から、「自分で描くなら背景込みで」と意識があった。多分白背景だとそわそわするというのが当時の理由だと思う。
それから時間が進み、背景込みの方が描きやすいことに気づいたのだ。
みんなはどうなんだろうか…?

最近の描き手順

最近は以下の手順で進めていっている。

  1. 背景込みでアイデア出し

  2. ラフを描く

  3. 一旦キャラの線画を進める

  4. キャラ線画レイヤー下に単一グレーでキャラに着色

  5. 背景の線画塗り

  6. キャラ下塗り

  7. <完成まで省略>

キャラ線画の後に背景に移るには理由がある。

  1. 全体を見て光源が決めやすい

  2. 光源の色で雰囲気をつかみやすい

  3. 図形化したときの整形がしやすい

1.全体を見て光源を決めやすい

光源がどこから出ているのが分かりやすくなり、後にキャラに陰影を入れるときに違和感に気づきやすくなるからだ。
というのも、未だ陰影のつけ方が身についていないので、それも兼ねている。

2.光源の色で雰囲気をつかみやすい

演出したい全体の雰囲気を作りやすくする。
また、現時点での雰囲気と完成形のイメージを繋げる意味でもここでは、入念に検証を行っている。
光の組み合わせにおいても、描いてる枚数が少ないのでこれで考える機会をここで増やすわけでもある。

3.図形化したときの整形がしやすい

バックライト(円形)とか、モノのエッジにあたったときのハイライト(線形)とか、遠目で見た時キャラ込みでいい配置になってるかの検証がしやすくなる。
光源だけではなく、モノやエフェクトとかの方向性もこの時点で決定させる。

この描き方に至ったわけ

最初から背景に関しては描いていたことは冒頭でも書いてはいるが、手順については上の通りではなかった。

初期の手順

  1. 背景(ラフ→完成)

  2. キャラ(ラフ→完成)

昔のことなので、前後はするけど「背景」を描く工程と「キャラ」を描く工程は別々だったと思う。
これの何が問題だったかというと、背景とキャラのトーンに差が発生してしまうこと、レイヤー効果で当時は馴染ませようとしていたらしいが、今の自分が見るとそこまで効果はないように見える……
(色だけに、色や効果とかその他ツールに振り回されている感じがする)

変化があったのは自分好みのイラストを見つけたことと、様々な教本から得たことで「光源に対するモノ発色」がなんとなくだが分かるようになったことである。

つまり…?

  1. 光源から光が出ます

  2. 背景やキャラに光が当たります

  3. 色が出ます

そんなの当たり前じゃん!
そう、それを手順に組み込むと今現在の描き方になると僕は考えている。
さらに空間の支配率というのだろうか。
光>空間>キャラ
の優先度になると考えている。
どっちにしろ、言語化が上手く出来なくても僕の中では描きやすいことには変わりはない。

まとめ

ラフ→背景→キャラの順で描くと全体の雰囲気が分かりやすくなるため、描きやすくなる(個人的感想)
この描き順は支配率に起因するもの(と思っている)

以上、現状僕はこういう描き方をしている、ということを共有しました。



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