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空間に描くということ
ハロー、のっちです
前回に続いて「キム・ラッキの人体ドローイング」について書いてきます。
人物を描く前にすることについて
人物を描く上でパース感、空間力つけることは案外重要であることは前回書いたが、実際どうして重要なのか、今回深堀りしていく。
キムラッキの人体ドローイングの序盤の方に、人体の比率は〇〇だよね、と他サイトでも同様の流れがあるわけだが、その次に本題の「空間」についての記載がある。その次に、各部位の詳しい比率の流れとなる。
序盤に書くということはそれほど重要なことだろう。
雑に言えば
「アングルによって見た目の比率が変わるよね、だから、空間を把握する必要があるよね」
空間を把握する
空間を把握するヒントとして「パース」がある。
背景を描く上で使用するアレだ。
そもそもパースとは
「透視図法のことで、奥に伸びる平行線は一点に収束して映ること」
である。
では、パースの設定をしないとどうなるか
その身体の部位が視点に対してどう映るかがはっきりしないので、あやふや、もしくは立体感が無い絵になる。
逆に言えば、パースの設定、空間の意識をすれば、その点が解消されるわけだ。
さらにいうと、白背景でも「空間」にキャラが存在しているように見せることが出来る。(=上手く見せることが出来る)
雑にパースについて説明
こんなとこでパースについて書かれても、いろんなとこで書かれてるわけだが、あくまでここでは主観的な考え方に基づいて書いてく。
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まず、上の図はあなたが「メンダコッポイナニカちゃん」を見ている図です。
多分あなたは人間ですので、メンダコちゃん(略)よりは高い位置から見ています。そして、高い位置から見ているで首を下に傾ける必要があります。
この時、「視点の高さ(アイレベル)」、「角度」のパラメタがあることが分かります。※その他、パラメタは一旦置きで
下は僕が描いたイラストにパースとキャラを箱に閉じ込めた図です。
視点の高さ(V)がキャラより上に設定して、見下ろす感じ(角度)にしています。(メンダコちゃんを見下ろす図とほぼ同じ)
画像の青い線は視点に対して水平なので、視点の高さの水平線上の消失点に向かって収束しているのが分かります。
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それと実際にキャラを描く上のメリットとして、上から見下ろす構図なので、頭頂部は少し見えて、足の甲はそれよりも上の面が見えたりとかのヒントが見つけやすくなります。
以上、パースについてはこんなものです。
まとめ
空間に描く意識があると、より上手く見えるようになる。
それをする為には、視点の状態を把握するといいかもしれない。