
うつくしい歳のとり方を
こんにちは漫画家の望月桜です。
ここ2年ほど、40代をどうしようか考えていました。
20代は、「まともな人間になるため」の10年でした。
30代は「自分のため」に費やした10年だったと思います。
どちらも20代になるとき、30代になるときに、そう決めて実行しました。
20代は、毒親からの解毒と離脱や、自分の欠けたところと向き合ったり、色々な仕事や人間関係に揉まれたり、漫画家目指したり、ヒットを目指したり、試行錯誤してなんとか人間らしくなりたいともがいた10年でした。
30代は、人並みに色々できるようになった自分を引っ提げ、ひたすら仕事に邁進しました。
仕事のために画塾に通い中国語を習い大学の講義にでて学会に行き…
自分のために犬も迎えました。犬はわたしに愛情とはなにかを教えてくれました。結婚と離婚もしました。
好きなだけ仕事をし、稼いだお金を好きに使い、自分らしく生きて幸せで悔いのない10年でした。
そして次の40代はどういう10年にしようかなと考えて、
人のために生きてみようと思いました。
わたしは人生の前半戦、足りないものが多すぎて自分に余裕がありませんでした。
自分で自分を生かすことに精一杯でした。
でも今は、ただ日常が幸せだなあと思える自分がいる。
これは、わたしにも、世のため人のため…は言い過ぎですが、誰かのために何かをすることで自分を満たすことができるターンが来たのでは?と思いました。
今も尽きない悩みや足りないものは数えればありますが、生きていればどうにでもできることです。
ようはそういう気持ちになれたことで、40代を迎える準備ができたのかな、と思います。
人のために生きられる大人になりたい。
これをこの先10年の目標にします。
高い目標だなー。
まずは自分が幸せであるため、年内の原稿を走り切りたいと思います!