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《お金の問題》だけが頭を占めると、人の思考は狭くなるで、マジで。
ーーあたいは思う。
あたいの好きな人にも、友達や、知り合いや、恩人にも。
そしてあたいが苦手な人にも、あたいのことが嫌いな人にも、さらに見知らぬ人にも。
みんなに《自分が安心できるだけのお金が稼げて、生活水準がずっと安定して、そして余裕の中でおだやかに生きて欲しい》
と、あたいは思うのだ。
◆
さて、今回の記事ではお金と人間の心理にまつわる話をサクッとするで。
とくに生活に関わるお金のことについて書いていく。
《生活に関わるお金》がどういうものかと言うと、
・月や週ごとの給料・支出などの
《現在進行形のもの》
・将来の見通し、昇給・昇進の展望と今後に出費する予定の《未来のもの》
・貯金や資産、頼りになる身寄りなどの
《培った(過去の)もの》
の三点を合わせ、それらを人一人の生活に関わるお金の範疇と捉えますわ。
お金といってもさまざまな資産や、あるいは見通しや計画、果てには実家と身寄りだとかも含めて《生活に関わるお金・資産》と言い表しちゃうので、ちょっとピンとこないかもしれない。
それに、人間関係を資産って形容するのも読んでる人の中には抵抗感があるって人もいるだろうと思う。気持ちは分かる。人との繋がりを人脈って言ったり、技能を持ったり教育を受けている人のことを人的資本なんて呼んじゃうような冷たさと堅苦しさを感じるよね〜。
でもまぁ、あたいはいい意味で人間関係は資産だと思うし、恵まれたものも、呪いのようなこびりついた呪縛も、清濁併呑に《生活に密接した要素》だと思う。
莫大な資産を持つ太い実家も、簡単に返せないほどの借金をこしらえた親族も、どれもが生きている間は背後にべっとりとまとわりつくもんだから、人生にはお金と人は隣り合わせなのだ。もちろんそういった人間関係をお金に換算して帳簿に計上するのは難しいけどね。
とりあえず、この記事では、
給料や年商などが、戦闘力(つよさ)
将来性が、攻撃力(いきおい)
貯金や身寄りが、体力・防御力(みのかたさ)
って感じの軽いノリと認識で、身の回りのお金に関わることを平易な話題として語っていきますわ。
もちろんそれらがどれくらいあれば強く、また充足するかなんてものは人による。
年収300万円あればとりあえず充分と言う人がいれば、5000兆円貰わないと駄目だって人も世の中にはいるわけだし、そこについてはこの記事の中で絶対的な結論を出すつもりはない。
ちなみにあたいは控えめなので全然5000億円だけでいいです。年5000億で。全然それでいいです。あと肴は炙ったイカでいいです。
さて本題に入っていく前に、少しだけ手前味噌かつ大前提のことをここで告げておこうと思うわ。
この記事では、貧しくても強かに、そして清く正しく生きるという《清貧さ》なんてものが現実ではわりと成立困難だということ、またその理由と例。
そして大抵の人間はひもじくなれば心も貧しさに蝕まれやすくなり、そのストレスに抗うためには甚大な精神力が必要となるって感じのことを書いていきたい。
けれど前提にひとつ注意事項がある。
それは、こんな記事を書いているものの、現在あたいの口座には350万円以上を入っているということだ。
もしも急に一切の仕事がいただけず、作家業による収入が途絶えたり、現在の学校を修了した後に就職やゲイバーの開店が叶わなかったとしても、奨学金も返済し終えているので、税金を含めて月17万円で生活したら、単純計算で無職であっても20ヶ月は生活できるだけの余裕を持っていることになる。
20ヶ月無職。人によっては甘美な響きに聞こえるかもしれない。
ちなみにあたいはうつ病で退職して無職になった時、めっちゃ手持ち無沙汰に辟易したから、あんまり無職は憧れないですわ。
むかしこそあたいもほぼ身一つで家出して食う物にも困り、ゲイ風俗という危険と不安定さに背中合わせの業界に在籍しながら、将来への不安で荒むことがあったものの、今はある程度は金銭的に余裕があるので、そんな人間の清貧に関する説得力なんてもはや薄いかもしれない。
でも、かつてゲイ風俗だとかゲイバーといった夜とマイノリティの世界でリアルな貧困と金銭トラブルを間近で見てきたし、自身が巻き込まれることもあった。そんな実感を伴った過去を振り返って考えを表すので、少しでも納得してもらえるように真摯に努めて記事を書きたいと思う。
◆
戦闘力(つよさ)=給料・年商・年収が高ければ人は幸せになれるのか?
まず、この問題について。
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天然温泉旅館「もちぎの湯」
ここはあなたの宿であり、別荘であり、療養地。 あたいが毎月4本以上の文章を温泉のようにドバドバと湧かせて、かけながす。 内容はさまざまな思…
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